プロジェクトマネージャーのつらいこと・大変なこと・苦労

プロジェクトマネージャーのつらいこと・大変なこと

責任が重い

プロジェクトマネージャーはプロジェクトの責任を背負う立場ですが、その責任の重さをつらく感じる人も多いです。

ちょっとした開発案件くらいなら楽しくできるという人も多いですが、数十人、数百人の人員を管理し、総額で億単位のお金が動くようなプロジェクトだと精神的に大変です。

自分の判断や決定のひとつひとつが、納期やコストに大きな影響を与えることによる重圧は、経験してみないとなかなかわかりません。

トラブルが生じた時が大変

プロジェクトマネージャーがマネジメントを適切に行っていても、どうしてもトラブルはゼロにはできません。

トラブルが生じれば、状況の把握や対応策の検討のための会議が増え、予算やスケジュールの調整も必要です。

場合によっては技術的な問題を解決するため、自らトラブルシューティングに乗り出すこともあります。

報告や調整で関係者に頭を下げてまわり、叱られ、プレッシャーをかけられ、精神的に疲れてしまうことも少なくありません。

孤独を感じることも多い

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの管理を1人あるいは数人で行います。

現場で見える視点と管理者が俯瞰する視点は違い、また現場の感覚と顧客や経営陣の感覚は違うため、さまざまな意見を聞かなければなりません。

現場と顧客などの関係者をつなぐ立場として、孤独を感じるプロジェクトマネージャーも多いです。

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プロジェクトマネージャーの悩み

業務が成果でばかり評価される

プロジェクトマネージャーの難しい部分は、マネジメントをいかに頑張ったかがあまり評価されないところです。

プロジェクトマネジメントは専門性の高いスキルですが、マネジメントの様子が人事評価になることは少なく、部署やプロジェクトの売り上げや納期などが評価の対象になることが多いです。

マネジメントの実力だけでなく、どんな案件が任され、どんなチームが集まるかといった「運」が評価に影響する面があることは否定できません。

技術者として評価してもらえない

プロジェクトマネージャーの大多数はもともとSEやプログラマーなどの技術者です。

プロジェクトマネージャーになると、業務の大部分がプロジェクトの管理業務になるため、IT技術を振るう場面はほとんどなくなります。

そのため、もともとのスキルレベルを誰も知らなかったり、現場から「技術を知らない」と陰口を叩かれたりすることもあります。

プロジェクトマネージャーを辞める理由で多いものは?

もっと大規模な案件に関わりたい

プロジェクトマネージャーの仕事は、企業によって規模がさまざまです。

2~3人で行うプロジェクトが主となっている企業もあれば、50人、100人以上が当たり前という企業もあります。

プロジェクトマネージャーとしての実力を示し、キャリアアップするためには、大規模案件の経験や実績が必要です。

そのため、より大きな案件を求めて職場を移る人が多くなっています。

評価や待遇への不満

プロジェクトマネージャーは一般的なエンジニア職よりも高待遇ですが、一方で企業による待遇のバラツキも大きいです。

プロジェクトマネージャーより先のキャリアパスが整備されておらず、管理職のポストもいっぱいでそれ以上の昇進昇格が頭打ちになってしまう企業もあります。

また、人員不足のために、待遇は変わらないまま任される案件数ばかりが増えることもあり、退職の一因となっています。