メイクアップアーティストの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?
メイクが好きであることはこの業界では最低限、必要な条件ですが、とことん突き詰めていける人でないと続けられないでしょう。
また、クリエイティブな仕事である以上、面接では「自分らしさ」や「個性」が重視される傾向にあります。
この記事では、メイクアップアーティストの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことについて解説します。
メイクアップアーティストを目指すきっかけで多いものは?
- メイクが好き
- 人と話すことが好き
- メディアの世界に興味がある
メイクが好き
メイクアップアーティストは、
- メイクが好き
- メイクが上手になりたい
- 好きなことを仕事にしたい
という素直な気持ちから目指す人が多い職業です。
この仕事を続けていく上で、メイクが好きであることは絶対に必要な条件といえます。
メイクの世界をとことん突き詰めていかなければいけない仕事のためメイクや美容が好きでなければとても続かないでしょう。
普段から雑誌のメイク特集などを読んでメイクやコスメを研究するのが好きな人や、流行りのメイクや芸能人のメイクに興味をもつような人が多いです。
また、この仕事はヘアスタイリングもあわせてできることが求められるため、「メイクとヘアスタイリングのどちらにも興味がある」ということも志望動機につながります。
人と話すことが好き
メイクアップアーティストの仕事は、お客さまなくして成り立ちません。
毎日さまざまな人を前にして、相手の魅力を引き出すメイクアップをしていきます。
その過程では、お客さまの好みを聞き出したり、どのような悩みを持っているのかを聞いたりする力が求めらるでしょう。
「人と接することが好き」で、「コミュニケーションを大事に働ける仕事がしたい」という想いも、この仕事の志望動機としてよく聞かれます。
メディアの世界に興味がある
テレビや映画・雑誌など、メディアに興味があり、自分も「作品づくりに携わりたい」という気持ちから、メイクアップアーティストを目指す人もいます。
メイクアップアーティストは現場では「裏方」の役割となりますが、
- 人を陰で支えるのが好き
- 自分の手でものをつくり上げる
などにやりがいを感じる人は、充実感が得られる仕事となります。
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メイクアップアーティストの志望動機の考え方
メイクアップアーティストとして志望動機を考える場合は、志望する就職先が、どのようなメイクをしているのかを知らなくてはなりません。
メイクアップアーティストの中にも、
- メディアを中心に活躍している人
- ブライダルを中心に活躍している人
- アーティスティックなメイクを専門にしている人
など活躍の場はさまざまです。
どれだけ自分に情熱があっても、それとマッチングする企業やプロダクションを見つけなければ活躍できません。
まずは自分がどのような分野で活躍したいのかを考え、その上でどのような企業やプロダクションに就職するのかを考えましょう。
メイクアップアーティストの志望動機の例文3パターン
自己PRを盛り込んだ志望動機
専門学校で学ぶうち、よりアーティスティックなメイクに惹かれるようになり、舞台や広告など幅広い分野で活躍されている○○プロダクションに興味を持ちました。
自分もプロのメイクアップアーティストとなり世界に影響を与えられる作品を作りたいです。」
自分自身の体験をもとにした志望動機
メイクひとつでその人の雰囲気ががらりと変わることや、気持ちまで変わることを知り、奥深いメイクの世界をもっと知りたいと思うようになりました。
メイクアップアーティストとして多くの人に美容やメイクの楽しさを知ってもらい、自分の美しさを引き出すようなメイクができるようになりたいです。」
志望先の特徴に沿った志望動機
専門学校の研修で御社にお世話になり、ご年配の方にメイクをする機会があり、どの方も笑顔になり表情もいきいきとして、施設の職員さんからも感謝されました。
これから高齢化を迎える中で、お年寄りや体の不自由な方などにもメイクを楽しんでもらえるよう、メイクの楽しさや魅力を伝えられるようなメイクアップアーティストになりたいです。」
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メイクアップアーティストの面接で聞かれること・注意点
メイクアップアーティストの面接は企業に就職する場合と、メイクアップアーティストの面接が主にあります。
企業面接
メイクアップアーティストとして企業に就職する場合、各企業やプロダクション等が独自で行う採用試験を受けなければなりません。
試験の流れは企業等によってまちまちですが、まずは書類審査があり、それをクリアすると面接、技術テストが行われることが多いようです。
面接は場合によっては複数回実施され、合否の要素を大きく占める重要な試験です。
技術だけでは判断できない、自分の熱意や夢などを直接言葉で伝えられる貴重な場でもありますから、きちんと準備をして臨みたいものです。
メイクアップアーティストの面接での注意点
メイクアップアーティストの面接ではさほど難しい質問はされず、
- 志望動機
- 憧れのメイクアップアーティスト
- 将来の夢
- 特技
など、一般的なことを聞かれることが多いです。
それよりも、相手の話を聞いて正しく受け答えができるか、汚い言葉遣いをしていないかなど、仕事をするうえでも不可欠となることがきちんとできているかが判断されるようです。
もし答えに詰まるような質問がきたとしても、それは答えの内容そのものというよりも、とっさの対応力などを判断されていることが多いようです。
常に落ち着いて、丁寧に、明るく話すように心がければ、たとえ立派な話ができなくても大きな減点となることはないでしょう。
メイクアップアーティストの自己PRのポイント
メイクアップアーティストは、美を創造するクリエイターです。
ただ教科書通りのことをそのままやればよいという仕事ではなく、あらゆる場面において、目の前の人をどう美しく仕上げていくか、自分なりの感性も生かして考えていかなければなりません。
クリエイティブな仕事である以上、面接では型にはまった答えよりも、「自分らしさ」つまりは「個性」が重視される傾向にあるようです。
とはいえ、実際の現場ではさまざまな人と接しますし、裏方的な役目になることも多いため、あまりに「目立ちたい」という気持ちが全面に出たり、奇抜さを狙い過ぎたりするとマイナスと判断されてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
メイクアップアーティストの履歴書で気をつけるべきことは?
履歴書を書く際に、特別気をつけることはありませんが、メイクアップアーティストとしてどのような分野のメイクが得意なのか、どのようなメイクに興味があるのかを記載することは大切です。
企業やプロダクションによって求めるメイクアップアーティスト像は違うため、できるだけ志望する企業の特徴に沿ったアピールになるように記載することが大切です。
メイクアップアーティストの志望動機のまとめ
メイクアップアーティストを目指すきっかけには、メイクが好き・人と話すことが好き・メディアの世界に興味があるなどが挙げられます。
目指すにあたって、まず自分がどのような分野で活躍したいのか、自分の熱意や夢などを直接言葉で伝えることが必要になります。
また、メディア業界での面接では、相手の話を聞いて正しく受け答えができるか、汚い言葉遣いをしていないかなど一般常識が身についているかなどで判断されます。
面接のポイントとしては、型にはまった答えよりも、「自分らしさ」が重視される傾向にあるようです。
また、履歴書を書く際、メイクの得意分野、どのようなメイクに興味があるのかを記載することは大切です。