公認会計士に独学で合格できる? 勉強時間は?

公認会計士を独学で目指す人はいる?

公認会計士を独学で目指すのは難しい

公認会計士の筆記試験は、「医師」や「弁護士」の試験と並ぶ難関資格といわれるほど、難易度は高めです。

合格率は毎年10%前後となっており、公認会計士資格を目指すほとんどの人が、会計の知識を学べるなんらかの学校を利用してしっかりと受験対策をしています。

独学で公認会計士試験に合格している人もゼロではないものの、非常に難しいということは頭に入れておきましょう。

筆記試験は猛勉強が必要

公認会計士の試験は、何年も受験勉強をしてやっと合格を勝ち取るという人が珍しくありません。

筆記試験に合格するまでの標準勉強時間は3000時間から5000時間ほどともいわれており、集中して勉強に取り組める環境が必要になります。

多くの人が独学で効率的に勉強するのは難しいと考え、民間の専門学校の受験対策講座を受けたり、大学や大学院で経済学の勉強をしたりして、1年~4年ほどの学習期間を経て受験に臨んでいます。

公認会計士を目指すための学校

公認会計士を目指せる学校には、以下のようにさまざまな種類があります。

公認会計士を目指せる学校の種類
  • 民間の専門学校の通学講座あるいは通信講座
  • 大学(経済学部、経営学部、商学部など)
  • 会計大学院

専門学校であれば、公認会計士の受験対策に特化したカリキュラムが組まれていることから、効率よく勉強できることがメリットです。

大学は、直接的に公認会計士の勉強をするわけではありません。

ただし、経済学部や経営学部、商学部などでは、公認会計士試験の試験範囲とも関連性のある専門的な勉強ができるため、基礎的な知識を養うにはおすすめです。

また、会計大学院では、決められた単位を取得して修了すると、公認会計士試験の一部の科目が免除されます。

試験突破を確実に目指す人の中には、昼間は大学や大学院に行き、夜間は専門学校に行って勉強するという「ダブルスクール」で勉強する人もいます。

ダブルスクールは必須ではありませんが、それだけ試験が難しいということを物語っています。

独学のメリット

独学で公認会計士を目指す場合のメリットは、基本的には市販のテキストだけを使用するため、学校に通うのと比べて費用を大きく抑えられることです。

また、独学の場合、勉強のスケジュールは自分で決めることになります。

自己管理能力は必要ですが、苦手なところだけ重点的に勉強できるなど、自分のペースで勉強ができるのはメリットといえるでしょう。

すでに会計に関連する仕事をしたことがある人や、大学などで勉強して会計の基礎知識を持っている人など、一から勉強する必要がない人にとっては、独学での勉強が向いているといえます。

独学のデメリット

公認会計士の場合は、独学で合格を目指す人が少ないということもあり、他の資格試験に比べ、独学用の市販のテキストの数が多くありません。

そのうえ、公認会計士試験の試験範囲は非常に幅広いので、全科目試験範囲を網羅した教材を見つけるのは難しく、自分で科目毎の教材を集める手間がかかります。

また、公認会計士の試験には「短答式」と呼ばれるマークシート形式のものと「論文式」と呼ばれる記述形式のものがあります。

「短答式」は模範解答があれば自力で添削できますが、「論文式」は文章での解答になるので、添削や修正を自力で行うのが難しくなりがちです。

わからないことがあった時に質問できる人がおらず、解決までに時間がかかるなど、学校に比べて効率的に勉強しにくくなります。

独学での学習を選ぶ人は、どんな教材を使ってどのように学習を進めていくのか、より計画的に対策/をすることが求められます。