重機オペレーターの年収はいくら? 給料についてくわしく解説
重機オペレーターの平均年収・給料の統計データ
重機オペレーターの平均年収・月収・ボーナス
重機オペレーターは、その仕事の専門性の高さや危険を伴うということから、一般的な土木作業員に比べると給料が高いことで知られています。
ただし、年収は個人の経験や能力によっても大きく異なりますし、免許の有無によって手当が変わることもあるため、一概に平均を出すのは難しい面もあります。
求人サービス各社の統計データ
職業・出典 | 平均年収 | 年収詳細 |
重機オペレーター (Indeed) |
344万円 | 時給 1,322円 |
日給 1.2万円 | ||
月給 23.9万円 |
上記のデータから、重機オペレーターの平均年収は350万円ほどであることがわかります。
重機オペレーターの手取りの平均月収・年収・ボーナスは
重機オペレーターの月給のボリュームゾーンは、月額20~35万円ほど、年収にすると300~500万円前後になります。
仮に年収350万円、ボーナスを1ヶ月分と仮定すると、月額は26万円ほどとなります。
そこから所得税や住民税、健康保険などの社会保険料を差し引いた手取り金額は、独身者の場合で月々21万円~22万円ほどとなるでしょう。
日本人の平均年収が420万円ほどと考えると、年収は若干低めといえます。
重機オペレーターの初任給はどれくらい?
重機の免許を持っていない全くの未経験者が採用された場合、最初は見習い扱いで先輩の補佐的な業務を行うことになります。
この場合は見習い期間のみアルバイトや契約社員扱いでの非正規雇用となることもあり、必然的に給料も低くなります。
月収では19万円~23万円前後が多く、年収に換算すると250万円~300万円ほどです。
養うべき家族がいる場合は、見習い期間の収入が少ないと生活が苦しくなることもあるので、一人前になるまでの待遇については入社前にしっかり確認しておくことが大切です。
重機オペレーターの福利厚生の特徴は?
正社員として勤める場合は、有給休暇や病気療養休暇、社会保険、労災保険など、一般的な福利厚生が整えられています。
ただし、重機オペレーターは他の職業に比べると事故にあったりケガをしたりする危険が高い仕事です。
このため、こうした部分に対する手当てや休業保障が手厚いところも多いです。
なお、非正規として働く場合は基本的に福利厚生の対象外となるため、自分で補填していくことが必要です。
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重機オペレーターの給料・年収の特徴
収入は不安定
重機オペレーターの働く現場は、働いた日数によって月々の給料が上下する「日給月給制」や、時給制、日給制も多いです。
屋外が現場の場合は、悪天候の日には仕事ができないこともありますし、雪などの影響により、地方よっては工事そのものがないこともあります。
そのため、どうしても給料を変動させやすいスタイルをとっているところが多いのです。
求人票を参考にすると、日雇いの場合の平均的な日給は、8,000~13,000円前後です。
資格や免許で年収アップ
一般的な職業の場合、勤続年数や年齢に従って給料は徐々に増えていきますが、重機オペレーターの場合は、こうした年功序列はあまりありません。
資格や免許を取って仕事の幅を増やさなければ、給料はアップしていかないのです。
ただし、年齢を重ねれば重ねるほど体力の面で不安が出る土木作業員に比べ、年齢を重ね熟練した技術を持っている重機オペレーターは、どんどん給料が上がっていきます。
住居が保障されている場合も
重機オペレーターの求人の特徴は、住宅を用意した上での求人があるということです。
工事の期間のみ遠方に出向くことも多いため、現場の近くに宿やウィークリーマンションが確保されていることは当たり前とされています。
また、冷蔵庫や洗濯機などの簡易的な家具家電がついている独身寮が格安で用意されているケースもあります。
このような求人の場合、給料の金額自体が高くなくても、住宅費という大きな支出が減るので、手元に残るお金は多くなります。
また、企業によっては免許を取得するための技能講習の費用などをバックアップしてくれることもあり、これも重機オペレーターにとっては非常にありがたい制度といえるでしょう。
重機オペレーターの正社員以外の給料・年収
派遣社員
建築や現場の作業を専門とする派遣業者もあります。
派遣社員として働く場合、給料は25万円~50万円と差があるのが特徴です。
とくに多くの資格や免許を持っている重機オペレーターや、ベテランの重機オペレーターであれば、現場で引く手あまたとなるケースも少なくありません。
ただし、福利厚生面を得られないことが多く、また契約期間が終了すれば仕事がなくなってしまうため、正社員よりはリスクの高い働き方といえるでしょう。
アルバイト
アルバイトの重機オペレーターは、たいてい日給で計算され、額は1万円~2万円程度が多いです。
非常に高額に感じられますが、アルバイトの場合、定期的に仕事を見つけなくてはなりませんし、工期が短い場合はすぐに次の現場を探さなくてはなりません。
ただし、新人のうちはこうしてスキルアップをしていくのもよいでしょう。
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重機オペレーターが収入を上げるためには?
重機オペレーターが収入を上げる方法は、おおまかに分けて2つあります。
ひとつめは、さまざまな免許や資格取得に励んで、操縦できる重機をどんどん増やしていく方法です。
もうひとつは、経験を重ねてさまざまな現場で働けるようにすることです。
より難しい現場で作業ができるようになったり、新人を指導できるような技術を身に付けたりすれば、給料は徐々にアップしていきます。
また、現場で指示を出したり、ほかの企業やクライアントとの交渉、工期の管理といったことまでできるようになれば、より収入アップを目指せるでしょう。