女性の医療機器メーカー社員のキャリアパス・結婚後の生活

女性の医療機器メーカー社員の現状

医療機器メーカーでも、他業界と同様に徐々に女性の社員は増えてきています。

しかし、機械を扱うために男性中心の職場が依然として多く、また業務の特殊性から女性は採用しにくいと考える職場もまだまだ多いようです。

最近では女性を積極的に採用し、戦力として考えている医療機器メーカーも増えてきていますが、女性社員で長く勤めている先輩が少ないことで、新しく入社した女性社員が不安を感じて離職してしまうケースも見られます。

とくに、結婚後は家庭と仕事のバランスが必要になりますが、どうしても多忙な医師に合わせて動かざるを得ないため、パートナーの協力なしには継続が難しいようです。

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女性の医療機器メーカー社員の強み・弱み

女性の医師やスタッフに好かれる

医療現場も責任者クラスになると女性よりも男性の割合が多くなりますが、だからこそ女性医師や女性担当者と商談をする際には、女性であることがコミュニケーション上の強みになることも多いです。

ちょっとしたことでプレゼントや差し入れを持っていくときも、男性よりも女性の方が自然に行えるため、セールス目当てと思われて警戒されるのを防ぐこともできます。

体力的にきつい職場もある

小型の消耗品などを扱う営業の場合、自ら納品物を持っていかなければならないこともあります。

こうした場合に、少量ならいいのですが段ボール箱で数箱といった量になってくると、積み込みや配送だけでも大変です。

むしろ大型の機械のほうが専門業者に運搬を依頼できるため、楽だと感じる女性は多いようです。

医療機器メーカー社員の結婚後の働き方・雇用形態

医療機器メーカーは企業規模もさまざまで、また日系か外資系かで職場環境もだいぶ違います。

一般的には福利厚生が充実した企業が多く、できることなら結婚後も長く働きたいという人は多いです。

しかし、営業職では医療機関側の都合に合わせて仕事をせざるを得ず、そのために結婚後は仕事と家庭の両立が難しい面があります。

医療機器メーカーの営業は個人的な信頼関係が大切で、代理が難しいため、子どもが小さいうちは送迎などとの兼ね合いが難しくなりがちです。

そのため、一時的に休職や退職をしたり、パートナーに全面的に協力してもらったりするケースが多くなっています。

技術職のほうが結婚による仕事や業務への影響は少ないようです。

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医療機器メーカーの社員は子育てしながら働ける?

医療機器メーカーの社員は、子どもができた後でも働き続けることは十分可能ですが、営業職の場合は医療機関に合わせてスケジュールが不安定になるため、時間の決まっている送迎などの対応が難しくなります。

パートナーや両親などの協力がなければ、ワークライフバランスを取るのが難しい面があります。

一方で、福利厚生や育児休暇、長期休暇などの制度がしっかりしているため、周囲の協力さえ得られれば仕事も子育てもしやすい職場です。

スケジュールも自分で決定できることが多いため、繁忙期でなければ家庭や学校のイベントに合わせたスケジューリングも可能です。

学会参加などで土日や祝日に出勤せざるを得ないこともありますが、代休を使って家族サービスをすることもできます。

医療機器メーカー社員は女性が一生働ける仕事?

医療機器メーカーでは、まだまだ女性の絶対数が少ないために、働き続けている女性社員のロールモデルが多くありません。

しかし、さまざまな分野のエンジニアや営業職に女性が増えていることや、家事や育児に関する男女平等の考えが進んできていることもあり、女性が続けて働きやすくなっているのは間違いありません。

周囲の協力を得ることさえできれば、給与や福利厚生も高水準ですので経済面でも安心です。

市場もしっかりしており、企業の経営状態にも不安が少ないです。

女性であることが不利になることは少ないため、必要な学習や努力を継続できれば、一生の仕事として続けることができるでしょう。