インテリアコーディネーターのつらいこと・大変なこと・苦労
さまざまなインテリアに囲まれる華やかさの裏で、インテリアコーディネーターは多くの苦労を抱えています。もちろんそこにやりがいを感じる人もいるでしょう。しかし、大変な仕事であることはたしかです。
本記事では、インテリアコーディネーターの仕事をこなすなかでつらい・大変と感じることを紹介します。
インテリアコーディネーターのつらいこと・大変なこと
人間関係の悩み
インテリアコーディネーターは、お客さまと接することが多い仕事です。
さらに、営業や設計士・施工現場の監督や職人など、大勢の人とコミュニケーションをとる必要があります。
人付き合いが苦手な人は大変な仕事だと感じることも多いでしょう。
また、コミュニケーションをとるのが好きであっても、お客さま同士の意見が衝突したり、お客さまと現場の板挟みになったりなど、どうしても人に気を遣うことが多いため、精神的に疲れてしまうこともあるようです。
メーカーとのやりとり
メーカーとのやりとりも苦労する点です。
自社製品だけでコーディネートする場合はいいのですが、多くの場合、「家具はA社・カーテンはB社・壁紙はC社」といったようにさまざまなメーカーのものを使います。
お客さまの希望や、手掛ける住宅の規模によっては一度に何十社ものメーカーに発注と納品を依頼しなければなりません。
特にインテリアショップなどで働く場合は、何千点もの商品を数百社のメーカーから商品を仕入れることもあるそうです。
発注書をつくり、納品書をチェックし、現物を確認し、足りないものは連絡をする、といったこうした地道な作業もインテリアコーディネーターの仕事なのです。
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インテリアコーディネーターの悩み
インテリアコーディネーターは、基本的にお客さまの都合にあわせて動きます。
そのため、お客さまの希望があれば、時間外や休日でも出勤し仕事をしなければなりません。
デパートや百貨店・ショールームに勤務する場合は、土日祝日がもっとも混雑する日なので、基本的に休むことはできません。
また、建築現場のチェックや業者との打ち合わせは、現場の作業がひと段落する夕方以降になることも多く、帰宅時間が遅くなりがちで決まった時間に仕事が終わるとは限りません。
不規則な勤務で長時間労働になりがちなため、休みを取りづらかったり、体力的にきつかったりすることも多くあります。
インテリアコーディネーターを辞める理由で多いものは?
住宅関連業界は、まだまだ男性の比率が多い社会です。
インテリアコーディネーターが関わる現場の職人やメーカーの担当者は男性が多く、経験のない若い人や女性を軽んじる男性も残念ながらまだ存在します。
華やかなイメージを持ってこの業界に入ったものの、思ったような仕事ができなかったり、仕事を任せてもらえなかったりといったつらい経験をしてインテリアコーディネーターの道をあきらめる人もいます。
もちろん、仕事をきっちりとこなし、本気で仕事に向き合っている姿を見せれば、信頼を集め溶け込んでいくことはできます。
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インテリアコーディネーターの苦労のまとめ
インテリアコーディネーターは、お客さまをはじめとする多くの人と関わる仕事です。コミュニケーション能力の高い人でなければ苦労することも多いでしょう。
また、お客さまや現場の進行状況によって動くため、規則的な生活をすることは難しく、勤務先によっては長時間労働で体力的にきつい場合もあります。
インテリアコーディネーターを辞める理由としては、思ったような仕事ができない、若さや性別を理由に仕事を任せてもらえないなどが挙げられます。