グランドスタッフからキャビンアテンダントに転職できる?

グランドスタッフからキャビンアテンダント(CA・キャビンアテンダント)を目指したいと考える人もいるでしょう。

気になるのは、未経験でも採用されるのか、有利になる資格はあるのかといった点ではないでしょうか。

本記事では、グランドスタッフからキャビンアテンダントへの転職状況や注意点などを紹介します。

キャビンアテンダントはグランドスタッフ経験者も多い?

「航空業界で働きたい!」という気持ちはあるものの、グランドスタッフを目指すか、それともキャビンアテンダントになるかで迷っている人もいるかもしれません。

勤務場所が地上(空港)なのか機内なのかという違いはありますが、両者ともお客さまに安全で快適な空の旅を提供するやりがいのある仕事です。

実は、キャビンアテンダントとして活躍する人の中には、グランドスタッフ経験があるという人もいます。

そこには、以下のような背景があります。

  • もともとキャビンアテンダントになりたかったけれど倍率が高く一度の長選では採用されなかった
  • グランドスタッフの仕事をするうちにキャビンアテンダントへの憧れの気持ちが強くなり、転職を考えた

キャビンアテンダントの試験を受けるうえでは、以下のような理由からまったく別の業界から転職するよりも有利といえるでしょう。

  • すでにエアラインの知識がある
  • 航空業界で働くにあたって必要な接客やマナーを理解している
  • 現場の厳しさを理解している

とくに、外資系企業の場合は職歴を重視するため、航空業界での接客経験がある人は優遇されるケースも多いようです。

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併願する場合の注意点

元からキャビンアテンダントが第一志望であるものの、他社のグランドスタッフとキャビンアテンダントを併願する人もいます。

しかし、グランドスタッフと同様、キャビンアテンダントの人気も非常に高いです。

転職に関しても採用試験は何十倍から何百倍という倍率になることも珍しくなく、軽い気持ちで受験しても受からないでしょう。

一般的にグランドスタッフとキャビンアテンダントの併願が禁止されることはありませんが、実際の面接試験では、グランドスタッフとキャビンアテンダントの併願状況を問われることもあるようです。

「グランドスタッフは滑り止めで、本命はキャビンアテンダント」といった気持ちがあると、マイナスに評価されてしまう可能性があるため注意が必要です。

グランドスタッフ職とキャビンアテンダント職を併願する場合は、どちらの特徴・働き方などをしっかりと考えたうえで、それぞれの面接試験に真摯に向き合う必要があるでしょう。

キャビンアテンダントに転職する際の注意点

キャビンアテンダントの受験においては、グランドスタッフにはない条件として、身長制限や英語の資格取得が設けられていることもあります。

こうした条件は各航空会社によって異なるため、応募資格は事前に確認しておきましょう。

また、キャビンアテンダントの既卒(中途採用)の場合、まずは契約社員として採用され、その後本人の希望や能力、適性を踏まえて正社員に切り替わる場合が多いです。

そのためグランドスタッフとして勤務していたときとは待遇や給与面が大幅に変わることもあるので、あらかじめ覚悟しておいたほうがよいでしょう。

このように、キャビンアテンダントもグランドスタッフ同様、目指すには努力も熱意も欠かせません。

しかし、グランドスタッフを経験してからでもキャビンアテンダントとして転職することは十分可能です。

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グランドスタッフからキャビンアテンダントへの転職のまとめ

キャビンアテンダントには1度の挑戦では受からず、グランドスタッフとして働きながら既卒枠での採用を目指して勝ち取った人、グランドスタッフとして勤務するうちにキャビンアテンダントへのあこがれが募ってチャレンジした人など、グランドスタッフ経験者が多くいます。

また、グランドスタッフとキャビンアテンダントの併願受験をする人もいます。

どちらの特徴もきちんと把握し、それぞれの面接試験に真摯に向き合う必要があるでしょう。

採用されれば、グランドスタッフとして働いていたときとは雇用形態や待遇が大きく変わるかもしれないことを覚えておきましょう。