男性でもグランドスタッフになれる?
グランドスタッフは女性の職業であるというイメージがいまだ根強いですが、もちろん男性も活躍しています。
本記事では、男性グランドスタッフを積極採用する航空会社や男性が採用されるためのポイントなどを紹介します。
男性グランドスタッフも活躍
グランドスタッフというと、若い女性のイメージを持っている人も少なくないでしょう。
しかし、グランドスタッフとして働く男性も少なからずいます。
割合としてはまだ少なく、グランドスタッフ全体の1割程度と言われていますが、特に外資系を中心に男性グランドスタッフの活躍が目立つところもあります。
グランドスタッフは、お客さまの重い荷物を運んだり、お客さまを探すために空港内を走り回ったり、車いすを利用するお客さまの移動をお手伝いしたりと、身体を使った仕事が多いのが特徴です。
体力を要する仕事であるため、体力や腕力のある男性が力を発揮できる場面がたくさんあるのです。
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男性がグランドスタッフになるには
キャビンアテンダントやグランドスタッフに男性が少ないのは、こうした職業は女性の仕事というイメージが根強く、男性の志望者が女性に比べて圧倒的に少ないことが原因です。
ただし、航空会社各社では女性のみと限定して募集していることはなく、男性だからグランドスタッフになれないということはありませんし、採用の段階で男性だからと差別されることはほとんどありません。
近年では、地方空港や外資系エアラインで、男性を積極的に採用する傾向にあります。
雇用形態は企業によってまちまちですが、自分のキャリアプランを見据えつつ、各社の公式サイトの採用ページ、求人情報雑誌などをチェックして求人を探すとよいでしょう。
男性グランドスタッフの採用のポイント
グランドスタッフに求められることに男女で大きな違いはありません。
ただし、圧倒的に女性が多い職場で働く以上、女性とのコミュニケーションに苦手意識がなく、異性が多い社会で仕事をする覚悟は必要でしょう。
なかには、男性からの接客を威圧的に感じたり、怖いと思ってしまったりするお客さまもいるので、第一印象のよさや話しかけやすい雰囲気であるかなどは面接でチェックされるポイントです。
また、チームワークを発揮できる人、体力に自信がある人などもプラスに評価されやすいようです。
いずれにせよ、男性も女性も同様に高倍率であることに変わりはなく、言葉遣いや身だしなみ、おもてなしの心などはかなり厳しくチェックされるため、しっかりと対策をしておくことが必要です。
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男性グランドスタッフの今後
キャビンアテンダントにも男性が増えつつあり、今後は男性グランドスタッフもますます増えていくと考えられます。
ただし、グランドスタッフは契約社員や派遣社員が多いため、収入や待遇を考えると、一家の収入を担うことが多い男性が長く働き続けるのは難しい仕事であることは確かです。
正社員登用の道もありますが、男性だからと言って特別優遇されることはないため、優秀な女性グランドスタッフと少ない席を争わなくてはなりません。
こうした実情も踏まえたうえでグランドスタッフを目指しましょう。
グランドスタッフは男性でもなれる? のまとめ
男性のグランドスタッフも国内外を問わず活躍しています。国内では地方空港が積極的に採用しているようです。
コミュニケーションがスムーズにできる人や、チームワークをとれる人、体力のある人が歓迎される傾向にあります。
いずれにせよ、男性だからといって優遇・冷遇されるわけではありません。ほかの志望者と同様に準備しましょう。