グランドスタッフを目指す人へメッセージ(体験談)

不合格でもあきらめられない

私は新卒でストレートにグランドスタッフになれず、結構遠回りをして採用されています。

新卒でグランドスタッフを受験したときは、採用者数10人に対して受験者が500人くらいだったと記憶しています。

私は筆記の段階で見事不合格。家族からは「グランドスタッフをあきらめて、航空会社でないお仕事をしなさい」と言われましたが、航空会社以外で働く自分の姿を想像できませんでした。

グランドスタッフになるのは雲をつかむようなもの? でもなりたい。

親を説き伏せて1年間専門学校のエアライン科を受講しました。そして、そこで出会った講師(JALの元客室乗務員(CA))との出会いによって、私のグランドスタッフになりたい気持ちはより確かなものになったのです。

自信と熱意が合格につながる

模擬面接のときの講師の一言、「あなたできるわよ!」それが自信につながりました。

入学して初日。「本当にグランドスタッフになりたいのか空港に行ってグランドスタッフの仕事ぶりを見てきなさい」と言われ、私は実際に空港に行き、スタッフの仕事をよく見ました。

半日ぐらい空港のロビーにいたと思います。「あの制服を着てカウンターに立ちたい」と、自分がグランドスタッフになってカウンターに立っている姿を想像しました。

このようにして自分の気持ちを高揚させていきました。既卒試験を受けたときは10名の採用枠に対して300人ほどの受験者が集まっていましたが、なんとか採用の通知をいただくことができました。

あきらめずに努力することが大切

この恩師とはいまだにお付き合いをさせていただいております。先生からはいろいろな名言をいただきましたが、ここで一つご紹介します。

“集団面接で回りの受験者を見て、そこで「私、だめだ!」と思った瞬間に不合格になっている。良いも悪いも目立つことが肝心。”

考えてもみてください。グランドスタッフの採用倍率。面接官にしてみたらよほど特徴がない限り、みんな同じに見えます。実際に私も面接官を務めていたころはそうでした。

何がなんでもグランドスタッフになりたかったらあきらめないことです。そしてグランドスタッフになる努力は常にしてください。がんばっているとチャンスも巡ってくると思いますよ。