ベビーシッターの種類・勤務先と仕事内容の違い

勤務先はベビーシッター派遣会社が中心

ベビーシッターは、ベビーシッター派遣会社に登録して派遣やアルバイト・パートとして非正規雇用の形で仕事をするのが一般的です。

保育所やベビールームなどの企業に正社員として就職することもできますが、その場合、「保育士」や「幼稚園免許」などの資格が求められるほか、ベビーシッターの業務経験、あるいは集団保育の経験などが求められることがあります。

なかには独立開業し、個人でベビーシッター業を営んでいる人もいます。

新生児のベビーシッター

0歳0ヶ月からシッティング対象

ベビーシッターは、生まれて間もない新生児のシッティング依頼も多くあります。

産後すぐの産褥期と呼ばれる時期にベビーシッターを利用する人も多く、上の子の世話や家事を含め、周囲に頼れる人がいないという依頼者にとって大変貴重な存在であるといえます。

特別な配慮を要する新生児の対応は、ベテランのシッターに回すことが多く、ベテランや資格所持者は0歳0ヶ月から対応可能とし、自身の強みの一つとしています。

フリーであれば自身の力量を考慮した上で受け入れ年齢を個人の裁量で設定することが可能です。

経験の浅いシッターは年齢の下限を1歳以降に設定しているのが一般的です。

オプションとして対応するシッターも

新生児の場合、沐浴や調乳など特別な世話が発生するため、オプションとして依頼を受ける事業所やフリーのシッターも存在します。

首も座っていないデリケートな新生児は細心の注意を払っての対応が必要となり、他の月齢の子どもとは違ったシッティングになるため、他社に比べて割高になっています。

依頼者の不安を払拭できる力量が求められる

未発達な部分が特に多い新生児は、心から安心できるベビーシッターに預けたいと考えるのが依頼者の本音です。

そのため、契約前の面接時にその不安をいかに取り除けるかが大きなポイントになってきます。

家庭の意向に沿いながら、自身のできる対応を伝え、信頼を得る努力をしましょう。

また新生児のシッティングを滞りなくできるかどうかということはベビーシッターとしてやっていく上での一つの指標になるといえるでしょう。

病児保育のベビーシッター

病児保育の特徴と需要

子どもが病気になり、保育所に預けることができず自宅療養する際に、どうしても仕事を休めない親に変わって行う保育のことを病児保育といいます。

保育所は他の子どもへの感染防止などの理由から通常、37.5℃以上の発熱で受け入れをしないことがほとんどです。

そんな時の頼みの綱がベビーシッターです。

需要も非常に多いため、病児保育はシッティングの主要業務といえます。

事業所に登録しているベビーシッターの場合、病児保育を受けると特別手当がつくのが一般的で、フリーのシッターもオプション料金をつけて依頼を受けることが多くあります。

病児保育専門のベビーシッター

看護師や助産師の免許を所持しているベビーシッターが、病児を専門としたシッティングを行う場合もあります。

依頼者としても専門的な知識のある人に世話をしてもらえるため、安心して子どもを預けることができ、人気を集めています。

突発的な病気のみならず、慢性的な疾患や身体的なハンディにも対応できるシッターもおり、長期的な契約を結んでいるケースも少なくありません。

医療従事者の場合、投薬や注射等も行えるため、依頼者によっては看護師免許のあるシッターを頼みたいという人もいます。

自身の健康管理も仕事のうち

ベビーシッターとして常に万全の体調を維持することは必須です。

子どもに感染症をうつすことは避けなければなりませんし、同時に子どもから感染症をもらうことにも注意することが必要です。

子どもの病状を悪化させることにもつながるため、手洗いやうがい、こまめなアルコール消毒を徹底して行い、自分の健康も害さないように留意することが大切です。

また、病児保育を負荷とするベビーシッターもいますが、これはシッター自身が乳幼児を抱えているケースが多く、自身の子との間での感染を避けるためです。

英語ベビーシッター

英語を教えるベビーシッター

子どもの世話をしながら英語を教える英語ベビーシッターとして活躍する人もいます。

英語ベビーシッターは、国際化が進み、幼児教育熱が高まる中、徐々に人気が高まっているサービスの一つとなっています。

英語ベビーシッターは、シッターをしている時間中、基本的に日本語を使うことはなく、英語でわかりやすくジェスチャーを踏まえながら話しかけています。

こうすることで、子どもは自然と英会話に親しむことができます。

「外国人ベビーシッター」として働く人もいますが、英語ベビーシッターは外国人の方だけが派遣されているわけではなく、日本人でも留学経験があったり、帰国子女だったり、英語が得意という人が英語ベビーシッターとして働いています。

ベビーシッター会社には多くのシッターが登録しているため、子どもの英会話のレベルや年齢に応じて、シッターを変えるケースもあるようです。

もちろん英語を教えるだけでなく、子どもと遊んだり、ご飯やお昼寝の手助けをしたりといったように、通常のシッター業務も行います。

英語ベビーシッターとして働くには

英語ベビーシッターとして働きたいのであれば、まず、英語でのベビーシッターサービスを提供しているベビーシッター会社を探しましょう。

もしベビーシッター経験が豊富にあり、英語力や指導力にも自信があるのであれば、ベビーシッター関連のマッチングサイトや掲示板などを使い、自分自身でお客さまとなる人を見つける方法もあります。

なお、英語以外にも中国語、フランス語など、お客さまの希望に応じて、さまざまな外国語を教えるシッターを行うケースもあるようです。

ベビーシッターと家事代行

子どもの安全が最優先

ベビーシッターの主要業務は言うまでもなく子どもの保育です。

子どもの安全を守るためには適切な見守りをしなければならないため、それ以外の家事などの業務はあくまで二次的なものとなります。

当然、子どもの見守りが疎かになってしまうような手のかかる家事は引き受けないのが普通です。

反対に子どもの安全を見守りながら行える簡単な家事はシッティングに含まれる場合がほとんどで、具体的な内容としては部屋の掃除や洗濯、各種後片付け等です。

食事の支度に関しては各事業所や個人のベビーシッターによって対応が異なり、調理は不可としているベビーシッターがいる一方、調理可能であることをアピールポイントとしているシッターもいます。

家事代行と兼任しているベビーシッターも多い

ベビーシッターと家事代行を両方引き受けている事業所は多数存在します。

ベビーシッターは保育のプロですが最低限の家事はこなせるようにしておくと就職の際有利であり、より広い客層を獲得することができるでしょう。

また、子どもの年齢が上がるにつれてシッティング内での家事が占める比重が高まっていくこともよくあります。

子どもがそれほど見守りの必要のない年齢になってくると、シッターが家事代行の役割を果たす頻度が増えてきます。

シッティングで信頼を得ることができれば子どもの年齢が上がっても継続的に仕事の依頼を受ける可能性が上がってくるといえるでしょう。