通訳の求人状況・就職先選びのポイント

通訳の就職先にはどんなところがある?

通訳の仕事は、クライアントとなる企業や個人のニーズによって大変多様です。

そのため、仕事内容や働き方、就職先も一様ではなく、さまざまな場があります。

ここでは、特に多い就職先を紹介します。

一般企業の専属通訳者

通訳の中には、一般企業の専属通訳者として、正社員で働いている人がいます。

特に、国際的な取引を積極的に進めているような企業ですと、業務上日常的に通訳が必要なことも多いため、通訳の能力をもつ社員が求められているようです。

普段は一般事務や営業の仕事をしながら、必要なときのみ通訳の仕事も兼任するというケースもあります。

政府や自治体

国際交流の窓口や貿易促進の部署など、行政機関の中にも通訳を必要とする部門は存在しています。

海外からのお客様や外交官を迎える際に同行通訳をしたり、日常業務の中で海外との折衝をする場面で呼ばれたりと、必要に応じてさまざまな業務を担当します。

フリーランス

通訳の働き方として最も多いのは、フリーランスの通訳でしょう。
多くは通訳派遣会社に登録し、会社から紹介された仕事を請け負って活動しています。

また最近ではインターネットなどを通じて個人で仕事を請け負うケースも増えてきているようです。

通訳の就職先と活躍の場

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通訳の求人の状況

通訳の募集も、最近ではインターネットを通じて行われることが多くなりました。

通訳エージェントに関連するWebサイトに通訳として登録をし、ネットを介して電話やSkypeを使って通訳をこなすという新しい仕事のスタイルも登場しています。

もちろん、従来からの大手通訳エージェントには、さまざまな業界や団体からの依頼が舞い込みます。

多くの通訳者は1社だけの登録ではなく、複数の通訳エージェントに登録して仕事を請け負う人がほとんとです。

なぜなら、通訳という仕事に限りませんが、どうしても長く活動しているベテラン通訳者から先に仕事が依頼される傾向が強いからです。

まだ実績の少ない通訳者は、間口を広げて小さな仕事を地道にこなし、通訳エージェントの信用を得ながら徐々に大きな仕事につなげていくことが必要です。

また、複数のエージェントに登録していればそれだけ仕事の供給先が増えるため、安定して仕事を得やすくなります。

フリーランス通訳の場合、黙っていて仕事がもらえる人は限られています。

つねに積極的に自分をアピールして仕事を獲得することが必要となるでしょう。

通訳の就職先の選び方

通訳の働き方は大変多様で、わかりやすいキャリアパスを描きにくい部分があります。

そのため、通訳になりたいと思った時に、働く場をどのように選べばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。

ここでは、タイプ別におすすめの働き方を紹介します。

自分らしく自由に働きたいタイプ

通訳の仕事の良さのひとつに、働き方が自由であることがあります。

自分のスキルを生かして、なににも縛られず自分らしく働きたい人には、フリーランスの通訳が向いています。

フリーランスであれば、自分が事業主で、上司もいません。

自分が関心のある分野の知識を深め、興味を持てる仕事だけを受けることもできます。

働きたいだけ働けますし、休みの日も自分で決めることができます。

うまく調整すれば、1年間のうち半年はがむしゃらに働いて、半年は休養、なんていう生活も不可能ではありません。

安定志向、リスクなく働きたいタイプ

定期的な収入のないフリーランスに不安を感じる人は、企業に就職するという方法もあります。

前述した通り、最近では国際的な業務を扱う企業が飛躍的に増え、通訳の需要は増しています。

通訳として正社員を雇う企業も増えていますから、そのような企業で専属通訳として働くことで、安定した生活を手に入れることができます。

企業に就職すれば、基本的にその企業の業務に関わる通訳しか行いません。

そのため、分野をしぼって深く学ぶことができますし、専門分野として自分の強みにもなります。

人に教えたり、人を育てることが好きなタイプ

自分のスキルを人に伝えたり、後続を育てることを楽しいと思えるタイプなら、通訳養成スクールの講師になるという道もあります。

通訳は高い語学力と幅広い知識、そして独特のスキルが必要な仕事です。

そのため、通訳になるための専門のスクールがいくつもあります。

このスクールでは、多くの場合、現役もしくは元通訳が講師として教鞭をとっています。

次の世代の通訳を育てることは、自分が第一線で働くのとはまた違ったやりがいのある仕事です。

もちろん、通訳としてある程度の実績と経験を積んだ後での道ですが、そのような働き方も可能です。

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通訳の志望動機・面接

通訳を志す人の多くは、異文化交流に関わる仕事がしたい、という思いが志望動機に繋がっています。

国際交流における架け橋になりたい、あるいは人と人とのコミュニケーションのサポートをしたいという思いは、通訳にとってとても大切なものです。

また、人との関わりが好き、ということも通訳を志すきっかけとなっていることが多いようです。

このような思いがしっかりと伝わるような志望動機を述べることが、通訳となるためにはとても大切です。

一般企業に就職する際はもちろん、通訳派遣会社に登録する際にも面接があることが一般的です。

面接では通訳を志した動機の他、どのような分野で活躍したいのか、どんな通訳になりたいのかといった具体的な目標を聞かれることが多いです。

また、通訳の業務で使用する言語のレベルや通訳のスキルなどについてもしっかりとチェックされる傾向にあります。

通訳の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

就職先はどのように探したらいい?

通訳の仕事においても、案件や就職先の見つけ方はさまざまです。

例えば、他の仕事と同じように、ハローワークや転職エージェントを通じて求人を紹介してもらい、応募するというルートもあります。

これに対して、フリーランスで通訳をする場合は、通訳派遣会社に登録する人が多いです。

派遣会社に登録する場合、しっかりと情報収集をして、自分の希望や得意分野に合った会社に登録した方が、後々のキャリアを考えると良いでしょう。

通訳派遣会社もさまざまあり、英語以外の言語であれば得意言語や取扱言語に差があったり、特に強い分野があるなどの特徴があります。

また、現在はインターネットの広がりにより、さまざまな方法で仕事を得ることができる時代となりました。

インターネットを通じて通訳の求人のある企業を自分で探すことができますし、クラウドソーシングサービスを利用するという方法もあります。

常にアンテナをはって、より良い案件、就職先を探せるようにしてください。