通訳を目指す人におすすめの資格・検定は?

通訳におすすめの資格は?

通訳として働くうえで、必須となる資格はありません。

資格よりも大切なのは、日常的に自分の語学力を高める努力です。

そして、積極的にさまざまな仕事の経験を積んでいくことで評価が高まり、より大きな舞台での仕事につながっていきます。

そのような実践を通して培ってきた語学力・知識・スキルは、そのまま通訳者としての能力になります。

ですが、これらの能力は実践して初めて目に見えるものであって、事前に相手に伝えるのが難しいという側面もあります。

そのため、通訳者としての実力を客観的に証明できるものとして、資格を取得したり、語学に関する試験を受験したりすることがおすすめです。

語学に関する試験や通訳の資格は様々ありますが、ここでは代表的なものを紹介します。

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英語力を証明する試験「TOEIC」

日本国内で実施されている英語系の試験の中で、TOEICは最も信頼されている試験のひとつです。

TOEICは英語を使用したコミュニケーション能力を評価するための試験として、世界中で実施されています。

日本で「TOEIC」と言ったときには、ほとんどの場合TOEIC Listening&Reading Testのことを指します。

英語で聞く・読む力を図るテストで、990点満点で評価されます。
860点以上でレベルA「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。」目安とされています。

ですが、これはあくまでも「Non-Nativeとして十分」という水準。

プロの通訳として活動していくなら、もう少し高得点を目指したいところです。

参考:国際ビジネスコミュニケーション協会 TOEIC Program

国家資格である「全国通訳案内士」

「全国通訳案内士」は、日本で唯一の語学通訳に関する国家試験です。

この国家資格を取得することで、日本を訪れる外国人観光客に対して、日本の観光地や文化を案内したり、旅行中のサポートをビジネスとして行う能力があることを証明できます。

英語をはじめフランス語やドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、アジアでは中国語、韓国語、タイ語から選択して受験することができます。

一般的な語学試験と異なるのは、1次試験では語学についての筆記試験のほか、一般常識試験(日本の地理や歴史、産業・経済・政治文化など)がある点です。

さらに、2次試験の口述試験においては、実際の外国語を使用して通訳による案内をしなければなりません。

参考:日本政府観光局 全国通訳案内士試験

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ビジネス通訳検定「TOBIS」

ビジネス通訳検定「TOBIS」は、特定非営利活動法人である通訳技能向上センター(CAIS)が運営する民間資格です。

通訳としてのスキルのうち、企業通訳で求められるビジネス知識を背景とした通訳の能力を判断するものとなります。

筆記・逐次通訳試験のほかに、同時通訳試験も実施されます。

試験レベルは1級から4級まで4段階にわかれています。

社内通訳として逐次通訳の基礎をマスターしていると判断されるのは2級からです。

通訳案内士の国家試験と異なるのは、通訳としてすでに活躍する人が実力を証明するために受験する側面のほかに、通訳を目指している学習者が、自分のレベルを知るために受験するケースも多いという点です。

参考:通訳技能向上センター ビジネス通訳検定TOBIS