女性の通訳のキャリアパス・結婚後の生活

女性の通訳の現状

世の中にさまざまな職業があるなかでも、通訳は、女性の割合が大きめだといわれています。

その理由はいくつか考えられますが、よくいわれるのが、女性は脳のしくみから、語学(外国語)の習得が得意だということです。

自然と、語学を深く扱っていく通訳の職業に興味を持つのは、男性よりも女性が多くなっているのかもしれません。

またそれとは別に、この仕事は正社員としての雇用があまり多くなく、フリーランスでの働き方が中心となるため、子育てとの両立も可能であることも、女性の通訳が多い理由の1つといえます。

いずれにしても、とくに同時通訳の分野では女性の活躍が目立っています。

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女性の通訳の強み・弱み

実は、通訳という職業には女性に向いていると言われています。

一般的に、女性は男性に比べて、脳の仕組み的に、一度に複数の情報処理を行うことが得意な人が多いのではないかと言われています。

通訳は、同時通訳でも逐次通訳でも、普通に話しているよりもずっと多くの情報を頭の中で処理しています。

誰かが話している時には、その内容を聞いて理解しながら、同時に別の言語でどのように伝えるかを瞬時に考えていなければいけないからです。

また、女性の方が男性に比べて外国語の修得に向いているという説もあります。

女性と男性のTOEICの平均スコアを比較すると、民間企業のアンケートですが、女性の方が高かったという調査結果もあります。

また、2009年に行われた観光庁による通訳案内士の就業実態等調査によると、現役通訳案内士の57.3%が女性であるという結果も出ています。

参考:通訳案内士就業実態調査

これらの結果を見ても、女性は通訳に向いていることがわかります。

ただ、「女性は通訳に向かない」という考えをもっている人もいたようです。

ビジネスの場において女性、特に若い方が通訳をしていると、たよりない印象を受ける人もいたのでしょう。

ですが、年齢に関わらず実力のある女性通訳たちが頑張ってきたおかげで、通訳は、男女差なく活躍できる仕事となりました。

依頼された案件ひとつひとつに誠実に取り組んでいけば、クライアントの信頼を獲得し、頼られる通訳となることができるでしょう。

通訳の結婚後の働き方・雇用形態

フリーランスで働いている場合、結婚を機に仕事量を調整する人も多くいます。

それまで海外の時差に合わせての仕事が主だったものを、旦那さんに合わせて、日本時間で働く案件に絞る、という話はよく聞きます。

正社員で働いている通訳の場合、結婚後も変わらず勤務を続ける人もたくさんいますし、結婚を機にフリーランスになる、という人もいます。

通訳の場合、なによりも個人の資質が重要な仕事です。

会社を辞めたり働き方を変えたとしても、自分の実力と実績さえあれば仕事を続けていくことができます。

そういう点においては、女性にとって働きやすい職種ということもできるでしょう。

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通訳は子育てしながら働ける?

女性にとって、子育てと仕事の両立は重要な課題の一つです。

フリーランスの通訳の場合、必ずこの期間は働かなければいけない、という取り決めはありませんし、依頼を受けるかどうかも自分で決めることができます。

仕事内容も、会議通訳やプレゼンテーション通訳など、短時間の案件も多くあります。

子どもが幼稚園や学校にいっている間だけ働くこともできますし、行事の日には依頼を受けなければ休みも自分で調整可能です。

ただし、子どもや家族の時間に合わせて調整する必要があるため、時差のある国に合わせた仕事や、訪日外国人のアテンドや出張同行といった拘束時間の長い仕事は受けにくくなるため、仕事の幅が制限されることはあるかもしれません。

通訳は女性が一生働ける仕事?

通訳の仕事は、自分の資質とスキル、そして積み上げてきた実績がすべての職業です。

ライフスタイルの変化に伴い働き方が変わったとしても、それまでの下地があれば、自分らしく働き続けることができます。

自分さえ働き続けたいと思い、努力を続けることができれば、一生働き続けることができます。

ただし、これは女性に限らずですが、通訳として働き続けるためには、常に学習を怠ることはできません。

どのような話題も正しく理解し適切に訳すことができるためには、幅広く、かつ最新の知識を持っている必要があります。

通訳として一生働き続けたいと思うのであれば、高齢になっても常に新しいことにアンテナを張って、情報を取り入れ続ける姿勢が大切です。