新聞記者になるには

有利な学部は?

新聞記者になるには、特別の資格は必要ありませんが、4年制の大学学部または大学院を卒業していることが条件となります。学部では、「新聞学部」「新聞学科」を設けている大学がありますが、必ずしもそこを卒業している必要はありません。

最近はむしろ、特別な専門分野を専攻した学生を採用する新聞社もあります。

たとえば、工学部で、金融工学や情報工学を専攻した学生などです。経済分野では、近年、金融工学の知識が必要になっており、また、産業・技術分野でもIT(情報技術)工学が必須となっているためです。

ただ、採用人数はそれほど多くはありません。

一般的にいえば、政治学部、経済学部、社会学部などの出身であれば、新聞記者の仕事をしやすいといえます。また、将来、外国特派員として、海外勤務を希望する学生の場合、英語に加えて、ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、アラビア語等の語学を習得していれば、有利となります。

幅広い知識が必要

新聞社とくに編集局の採用試験では、出来るだけ幅広い知識が求められます。一般常識問題といわれますが、あらゆる分野が出題対象で、中には、専門性のある問題も出題されます。

そのため、時事問題を中心に、相当高度で幅広い知識の習得と勉強が必要になります。

新聞社の採用試験は倍率が高いので、通常の大学での勉強だけでは、試験をクリアすることは難しい部分もあります。大学によっては、マスコミ研究会、ジャーナリズム研究会などの形で、勉強会、サークルを設けているところが多いようです。

こうしたサークルに入って、1,2年間集中的に学ぶことは、新聞記者になるには、極めて重要な選択でしょう。

論文試験の練習をしておく

一般常識問題のほかに、論文、作文の試験もあります。

論文といっても、それほど高度な問題ではありませんが、提出された課題を、どのような側面から考え、問題点の抽出と解決の方向に導いていくかを自分なりに考え、それを一定の字数にまとめなければなりません。

大学の卒業論文の場合は、序論、本論、結論の順で考え方を記述していきますが、新聞社の場合は、まず、言いたいことを最初に要約し、その後に理由、経緯、見通しなどを述べていきます。

作文、論文が苦手な人は、サークルなどで、何度も練習すればよいでしょう。その場合、先輩の新聞記者、雑誌編集者などを招いて、指導してもらうことは非常に有益です。

新聞業に関連するデータ

新聞業売上高の推移

経済産業省の統計によると、新聞業全体の売上高は徐々に落ちてきています。2009年の売上高は1兆6862億円でしたが、2012年には1兆5999億円となっています。
新聞業売上高の推移_2014

新聞業従業者数の推移

新聞業の従業者数はほぼ横ばいで推移しています。2014年度の従業者数は32,015人となっています。
新聞業常用従業者数の推移_2014