料理研究家の1日

料理番組を撮影する一日

料理研究家はどのような一日を送っているのでしょうか。

テレビの料理番組の撮影を行う日のモデルスケジュールをご紹介します。

まず、撮影の日の前夜から準備が始まります。

撮影の際に使用する食材は鮮度が重要なので、本番ギリギリになってから買い出しをすることが多く、前日の夜にようやく全ての食材が揃うことも珍しくありません。

レシピを見ながら必要なものが揃っているかどうかをチェックし、同時に、鍋や温度計などの調理器具や食器等の必要なものを準備します。

打ち合わせと下ごしらえが大事

撮影当日。朝からスタジオに向かいます。

料理の撮影はとても時間がかかるものなので、朝から晩まで丸一日拘束されるケースも多いのです。

持参する食材や調理器具、食器などを合わせるとかなりの大荷物になるため、自家用車やタクシーを使って仕事場に向かうのが一般的です。

スタジオに到着したらテレビスタッフに挨拶して、その日使用するキッチンスタジオに荷物を運び込みます。

簡単な打ち合わせをして撮影の段取りを確認した後、撮影がスムーズにいくようにたくさんの食材の下ごしらえを行います。

下ごしらえというのは、米を炊いておいたり野菜を洗って切っておいたり、火を通しておいたり、調味料の分量を量っておいたり…というような作業のことです。

下ごしらえが終わったらいったん昼食休憩をはさむことが多いのですが、準備に追われてほとんど休めないということもあるようです。

段取り良く撮影するコツ

準備が整ったら、リハーサルを行い、いよいよ本番に入ります。

料理番組の成功のためには、段取りが欠かせません。

たとえば、鍋で煮物を煮込んでいる間に他の食材に下味をつけたり電子レンジで別の料理を完成させたり…とテンポよく作業を行うことで、撮影時間も短縮できますし視聴者が飽きない番組構成にすることができます。

さらに、作業と作業の合間には、レシピのアピールポイントや失敗しないコツを話してトークを盛り上げる必要があります。

基本的には司会者が番組を仕切ってくれることが多いのですが、やはり料理研究家にも話し手としてのスキルが求められるのです。

無事に料理ができあがり、試食して感想を言ってようやく撮影が終了になりますが、何本かまとめ撮りをする場合には長丁場になることもあります。

撮影が終わったら夜になっていてクタクタ…ということも多いので、とにかくひとつの出演を乗り越えるまでには、前夜から当日の夜まで非常に忙しいスケジュールをこなさなければいけないというのは覚悟したほうがよいでしょう。