国税専門官のつらいこと、大変なこと、苦労

増加する税金滞納者

法人税や所得税といった国税の滞納を解決するのは、国税徴収官の仕事です。

税金の滞納は昔から変わらぬ社会問題となっており、平成26年度に処理した査察事案に係る脱税額は総額で150億円、そのうち告発分は123億円と発表されています。

お金はあるにもかかわらず、財産を隠して本来払うべき税金を払わない悪質なケースも増えており、国税専門官は過密な業務内容になりがちであるといわれています。

なお、国税専門官といえば、刑事顔負けの「Gメン(マルサ)」といわれる「国税査察官」を想像しがちですが、全国の自治体に点在する税務署の窓口で働いている国税専門官もたくさんいます。

税務署の仕事は基本的には1日8時間で定時に帰宅することができますが、毎年2月中旬から3月中旬の年度末は確定申告の時期ですので、非常に忙しくなり遅くまでの残業が生じることもあるようです。

税金を徴収するというつらさ

国税専門官の仕事は、納税者に正しく税金を収めてもらうことです。

しかし、国民のすべてが税金を払いたくて払うわけではありません。

何とかごまかして納税額を減らそうとする人、強硬に払わない人、払いたくても払えないという人など、国税専門官は、さまざまな人に対応していかなければなりません。

ときには法と人情との間で悩むこともありますが、それでも守るべきことは守ると強い意志を持ち、仕事に向き合う必要があります。

つねに勉強することが必要

国税専門官は、日々変わる税法や脱税の手口を勉強していかなければなりません。

たとえば、2015年に相続税が増税された際には、脱税を考える人が増えたといわれましたし、こうした税の法改正に対してもトレンドをしっかりとキャッチし、素早く対応をしていかなければなりません。

複雑な税法に対する正しい知識を身につけるためには、仕事の合間にも勉強をし続けることが必要となってきます。

忙しい仕事の合間に新しいことを学ぶ努力が求められるのは、国税専門官の大変な部分です。