【2021年版】宅建士試験の難易度・合格率

宅建士資格とは

宅建士(宅地建物取引士)資格とは、国土交通省が管轄する国家資格であり、宅建士試験に合格することで資格を取得できます。

宅建士には、重要事項説明や契約書への記名・押印など、資格保有者しかできない「独占業務」が複数あり、不動産取引を行う際には宅建士が不可欠となっています。

このため、宅建士は例年20万人以上が試験を受けて取得を目指す人気資格であり、不動産業界で働く人にとって最もメジャーなものといえます。

ただし、近年の資格保有者は全国で100万人を超えており、もはや資格を持っていることは当たり前になりつつあります。

なお、宅建士として働くためには、試験に合格した後、試験を受けた都道府県において資格登録を行うことが必要です。

宅建士になるには? 資格の取り方

宅建士試験の受験資格・概要

宅建士試験には、年齢や学歴など、受験要件は一切定められておらず、誰でも試験を受けることができます。

試験は全50問、4つの選択肢のなかから答えを選ぶマークシート形式で実施され、宅建業法、民法、建築基準法、税法、各種統計情報など、不動産に関するさまざまな分野の知識を問われます。

合格点数は試験の難易度によって年度ごとに変わりますが、おおむね32点~36点前後です。

なお、試験自体に受験資格はありませんが、試験合格後、資格を登録する際には条件があり、宅建業に関する実務経験を2年以上積むか、または「登録実務講習」を修了することが必要です。

宅建士試験の難易度・勉強時間

宅建士試験の合格率は、近年15%~17%前後で推移しています。

合格率の低さをみると難関といえますが、上述の通り試験は誰でも受けられるため、なかには記念受験の人や、会社からの命令でしぶしぶ受けているやる気のない人も一定数います。

このため、実際の難易度は合格率から感じられるほどではなく、きちんと真剣に対策すれば、十分に合格できるレベルです。

必要な勉強時間は300時間ほどが目安とされており、仮に1日1時間勉強するなら1年弱、1日2時間勉強するなら5ヵ月ほどの準備期間を要する計算になります。

宅建士試験の難易度を下げる方法

宅建士試験には、試験の「一部免除制度」が設けられています。

宅地建物取引業者として登録している不動産会社などに勤める人は、登録講習を受けて修了試験に合格することで、宅建士試験50問のうち5問が免除されます。

これにより、たとえば合格点が35点だった場合、5問は自動的に正解扱いとなり、30点で合格となるため、試験の難易度は下がります。

ただ、登録講習は2ヵ月間の通信教育やスクーリングなどを受けなければならず、負担は決して軽くない一方、免除されるのは比較的簡単な分野の問題であり、そこまでうま味があるわけではありません。

また、学生や別業界で働く社会人など不動産会社で働いていない人については、そもそも講習を受ける資格がないため、注意が必要です。