小学校教師を目指す人へ
興味や疑問を持つこと
小学校の教師をこれから目指している人に次の2点のことを言わせていただきます。
1つ目は、いろいろなことに興味や疑問を持ってほしいということです。2つ目は、1つの観点からではなく、多くの観点から児童を見てほしいということです。
1つ目のことについてですが、小学校の教師は全ての科目を教えることになります。ですので、教師自身が様々な知識を持っていることが要求されます。苦手なことは誰しもありますが、興味を持つことが大事です。
興味を持つことで、疑問もわいてきます。そうしたら、インターネットや辞書などで、とことんわかるまで調べてほしいと思います。
苦手であっても楽しむことができればいいのです。ですから、スポーツや芸術、旅行、アウトドアなど、多くの体験を積むことをお勧めします。
いろいろな体験をしている教師ほど、自分の持っている知識、技能を子供たちに伝えることができますし、子供たちの気持ちに寄り添うことができると思います。
多くの観点から児童を見ること
2つ目のことについてですが、子供たちは、大人と違って発達段階の途中にいます。時々、間違ったことや失敗をするでしょう。しかし、そんな時、教師の主観的な目線で子供たちを見るのではなく、客観的に見てほしいのです。
例えば、忘れ物が多い児童がいたとします。忘れ物が多い子は悪い子とすぐに考えるのではなく、なぜ、忘れ物が多いのか原因をきちんと付きとめることが大事ですね。もしかして、家庭の事情があるかもしれないし、病的なことでそうなっているかもしれません。
原因を突きとめることで、その児童のことを理解できますし、対応も考えることができます。
何か問題のある児童に出会ったときは、多くの視点から原因を考えてほしいと思います。そうすれば、どんな児童でも愛することができます。
以上の2点のことに気をつけて、小学校教師を目指して頑張ってほしいです。