ルートセールスのつらいこと、大変なこと、苦労
信頼関係を守り続けること
ルートセールスの場合、何よりも既存顧客との取引関係を失わないように努めていかなくてはなりません。
そのためには、顧客の元へ足しげく通い続けたり、こまめな連絡を続けながら、相手のニーズや状況をいち早く察知していくことが大切です。
そうした行動によって、顧客のニーズに合った新しい商品の提案ができますし、もし相手が何か不満に思っていることがあれば大きなトラブルになる前に解決することにもつながります。
どれだけ長い取引関係であっても、「最近、あの人はあまり顔を見せないし、頼んだこともすぐに返してくれない」などと思われてしまえば、信頼を徐々に失うことになります。
ルートセールスは顧客のことをつねに考え、人間としても信頼されうる存在を目指していく必要があります。
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合わない顧客とも付き合いが必要
ルートセールスは、顧客と長い付き合いをすることが前提となるため、もし相性が合わない相手であると、苦痛を感じてしまうことがあるかもしれません。
顧客は穏やかで付き合いやすい人ばかりでなく、なかにはつねに厳しいことを言ってくる人や、頑固で話づらいような人もいます。
そういった顧客ともつねに誠実に、公平に対応していなくてはならないことは、ルートセールスの大変なところといえるでしょう。
営業以外の仕事が多いことも
勤務先によっては、ルートセールスは外回り以外の仕事をたくさん任されて、なかなか営業に集中できなかったり、どうしても残業時間が増えてしまうこともあるようです。
たとえば、見積書や請求書、新商品のプレゼン用資料、報告書などの作成まで、すべて営業担当者が行うこともあります。
また、日中に顧客のところを回るなかで、「この情報を調べておいてほしい」「新しい商品の情報を教えてほしい」といった、さまざまな依頼を受けることもあります。
帰社した夕方以降に、そうした仕事をこなし、デスクワークや雑務を行っていると、会社を出るのがかなり遅くなってしまうこともあります。