教師の転職理由・転職先で多い業界は?

教師が今の職場を辞める理由で多いものは?

長時間労働や休日出勤の多さ

教師は授業やその準備、テストの準備、成績処理、生活指導や進路指導、保護者への対応などさまざまな業務を抱えています。

また校内行事の準備・運営、その他学校運営に関わる事務作業などの雑務も多いため、勤務時間内に仕事が終わらず、本来重視すべき教材研究や授業の準備を家に持ち帰ったり、休日に出勤して行ったりすることもあります。

さらに部活動の顧問になれば朝や放課後に練習の指導をし、大会の引率で土日に休みがとれない場合もあります。

経済協力開発機構(OECD)の調査では、日本の教師の1週間あたりの平均勤務時間は小学校で54.4時間、中学校で56.0時間と、世界で一番勤務時間が長いという結果になりました。

過労死ラインとされる月80時間以上の残業を行うことも珍しくなく、このような長時間労働に体力的・精神的に限界を感じ、退職を検討する教師が多くいます。

理不尽な保護者への対応

近年、理不尽な要求をしたり、常軌を逸したクレームをつけたりする「モンスターペアレント」と呼ばれる保護者の存在が社会問題になっています。

こうした保護者の話をじっくり聞き、学校側の対応への理解や協力を得られるようわかってもらうには多くの労力と時間が必要となります。

過度なストレスから精神的に疲弊し、辞めることを考える教師も多数います。

指導の難しさ

子どもたちは一人ひとり性格や感じ方が違い、学習に対する理解度も個人差があります。

またケンカやいじめ、暴力、不登校などあらゆることに対応が求められ、ときには児童・生徒が授業を聞かないなどの「学級崩壊」に陥ることもあり得ます。

このようななかで、子どもたちとの信頼関係がうまく築けず、授業が思うように進められないと、教師としての自信を失う人もいます。

教職員同士の人間関係

同じ教師とはいえ、指導方法や考え方は人それぞれで、ときには意見が食い違い、衝突することがあります。

校長や教頭などの管理職や先輩教師との関係がうまく築けていない場合は、良いサポートやアドバイスが受けられず、状況が悪化してしまうこともあります。

最近では教職員同士のいじめも社会問題になっており、こうした人間関係に悩み、退職を考えるケースも多いです。

教師のつらいこと・大変なこと・苦労

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教師の転職先で多いものは?

塾講師・予備校講師

「授業をする」「勉強を教える」ことが中心の仕事なので、教師の経験やスキルがそのまま生かせる職種です。

学習塾や予備校は受験合格などハッキリとした目的をもった子どもたちに教えるので、教えたことに対して反応がダイレクトに伝わりやすく、モチベーションも上がるでしょう。

さらに人気講師になり実績を出せば、高い報酬が見込めます。

部活動や校務がなく授業研究に集中できるため、教師は辞めても子どもたちには関わりたいと思う人には適した仕事です。

教材開発・教育系出版社

教科書や問題集、参考書などの企画・作成・編集を行う仕事です。

学校という教育現場で、いかに相手にわかりやすく伝えるか、力を伸ばすためにどう工夫するかを常々考えてきた教師ならではの経験・スキルを生かすことができます。

最近ではe-ラーニングなどのインターネットを介した学習教材の需要も高まってきています。

学童保育指導員

忙しい保護者に代わって、放課後の子どもたちを預かり、子どもたちの遊びや勉強をサポートする仕事です。

学童保育指導員になるために必要な資格はとくにありませんが、教員免許をもっていると採用が有利になります。

今後さらに共働きの夫婦が増えると、学童保育の需要は高まっていくと考えられます。

一般企業

教師は日常的にたくさんの子どもたちの前で話すことが多く、いろんなタイプの保護者や同僚と会話する機会も多い仕事です。

営業職や接客業であれば、教師時代に培ったその高いコミュニケーション能力を生かすことができます。

また事務処理能力を生かして事務職を選択する人もいます。