教師の志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

教師を目指すきっかけで多いものは?

「教師になりたい」と考えるきっかけは、人によって違います。

ですが、最も多いのは、やはり「子どもが好きで、子どもと深く触れ合う仕事がしたい」といったものです。

子どもたちの成長を近くで見守りながら、子どもによい影響を与えられる存在になりたいという思いで、教師を目指す人が多くいます。

また、なかには「昔、教わった先生に憧れて」というケースや、「両親や親戚が教師なので」というケースもあります。

身近に憧れの存在がいることで、自分もそのようになりたいと思う人もいるようです。

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教師の志望動機の考え方

教師の志望動機を考えるときに大事にしたいのは、「子どもが好き」という思いから、もう少し踏み込んだ思いを言葉にしていくことです。

教師は子どもたちの未来をつくる「教育」に携わる責任ある仕事で、ただ子どもが好きなだけでは務まらない、大変な面や厳しさも多々あります。

教師の役割の本質をきちんと理解し、自分が教師としてどうなりたいのか、どのように子どもと接していきたいのかを言えるようにしましょう。

子どもと接する仕事がたくさんあるなかで、あえて「教師」を選ぶ理由を明確にすることも重要です。

なお、教員採用試験を行う各自治体では、「どのような教員を採用したいのか」という指針を出しているところもあります。

受験前には、そういった情報を事前に調べてみることをおすすめします。

自分の経験とも照らし合わせ、どのように子どもを教え導くことのできる教師を目指しているのかを考えてみましょう。

教師の志望動機の例文

目標とする教師像についての内容を含む例文

「私は大学時代の4年間、塾講師家庭教師のアルバイトを続けてきました。

この経験から「教える」ことにやりがいと面白さを感じるようになり、教師を目指すことを決めました。

自分の指導によって、子どもの可能性を広げることができたり、成績が上がって子どもたちが笑顔を見せてくれたりすることは、私にとって大きな喜びです。

同時に、わかりやすく教えることの難しさや奥深さも実感していますが、これから教育を一生の仕事とし、私自身も成長を続けたいと考えています。

実際に指導をするときには、常に子どもの目線を忘れることなく、「あの先生がいれば大丈夫」と信頼される教師を目指していきます。」

自分自身の体験を基にした例文

「私が教師を目指したきっかけは、中学2年生のときの担任の先生との出会いです。

私は当時、親との関係や友人関係があまりうまくいっておらず、勉強にもなかなか身が入らない日々を過ごしていました。

どちらかというと消極的なタイプだったこともあり、自分に自信を持てず、人生はつまらないと感じていました。

ある日の放課後、その担任の先生は私のところにやってきて、優しい口調で「何か悩んでることはないか」と問いかけてくれました。

最初は苦しんでいることをうまく言葉にできなかったのですが、それでも先生は徹底的に向き合って、何時間も話につきあってくれました。

この日を境に私の気持ちは少しずつ前向きになり、以前よりも毎日を前向きに過ごせるようになりました。

いまの私があるのは、あの担任の先生のおかげだと思っています。

私も、思春期で悩む子どもたちと本気で向き合える教師になりたいと思い、教師になることを決意しました。」

志望する科目についての内容を含む例文

「私は学生時代、考古学を専門に学んでまいりました。

子どもたちにとっては「歴史は難しい、古臭い」と感じることもあるようですが、自分たちが生きる日本という国の歴史や文化を理解することは、豊かな人生を送るために大切なことのひとつだと考えています。

教職課程の教育実習では、自分の問いかけ方や口調ひとつで、子どもたちの授業に対する関心度合いや反応が大きく変わることを実感しました。

こういった経験を生かし、教師になった日には「どうすれば子どもがもっと楽しく学べるのか」という視点を持ち続け、創意工夫を続けてまいります。

そして、豊かな人間性を育み、歴史分野に興味を持てる子どもを一人でも多く育てたいと考えています。」

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教師の面接で聞かれること・注意点

教師になるための面接は、教員採用試験の一部として行われています。

自治体によって異なりますが、個人面接と集団面接の両方が実施されることが多いようです。

個人面接

個人面接では志望動機、自己PR、学生時代に取り組んだこと、理想とする教師像など、受験生の人柄・性格・思考傾向などを知るための質問が中心となります。

もうひとつ、教師の面接に特有といえるものとして、教育論に関する質問がなされることがあります。

たとえば、「クラスでいじめが起こったらどのように対処するか」や「あなたの専門教科に興味を持たせるにはどのような工夫をするか」など、教育現場で日常的に起こりうる具体的な場面を想定した質問です。

いじめや不登校、学力低下、英語やプログラミング教育など、現在の学校を取り巻く問題に対して、自分の考えをもっておくことが大切です。

集団面接

集団面接では、他の受験者と議論や話し合いをする姿から、間接的に受験者の人柄や個性を判断されます。

話の方向性を指し示すリーダータイプなのか、リーダーをサポートする役割が得意なのか、それとも場をフォローしながら雰囲気を和ませるムードメーカーなのかなど、他者との関わりのなかで、「この受験者はこういうタイプ」ということをチェックされます。

特定のタイプでなければ合格できないというわけではないので、あまり飾ろうとせず、自分の魅力や良さが出るように落ち着いてふるまうことを心がけるとよいでしょう。

教師の自己PRのポイント

自己PRは「願書などの用紙に記入する場合」と「面接など口頭で伝える場合」があります。

つい難しく構えてしまいがちですが、「自分の個性を伝えるもの」だととらえて、初めて読んだり聞いたりする人にも、わかりやすい内容のものをつくり上げていきましょう。

もし用紙に記入する場合は、記入欄や記入用紙の形式によってはレイアウトを工夫し、適切に余白をとりながら丁寧に仕上げることが重要です。

口頭で伝える場合は、要点がわかるように話を簡潔にまとめ、自信を持ってハキハキと話すことで印象がよくなります。

自己PRに正解はありません。

自分が自信を持って語れることを真剣に考えることが大事です。

学校の勉強や部活動だけではなく、委員会活動、アルバイト、ボランティア活動、趣味の活動でも何でもいいので、その経験によって感じたことや、自分が成長できたと思うことなどを挙げていきましょう。

教師の履歴書で気をつけるべきことは?

公立学校の教員採用試験を受けるときには、一般的な履歴書の提出は求められない場合が多いです。

ただし、出願に必要な「願書」には、たいていの自治体で、志望動機や自己PRなどを書く欄が設けられています。

記入欄が小さく、限られた内容しか書けない場合もありますが、そのスペースで自分の考えが伝わるように下書きをしてから丁寧に記入しましょう。

教師は子どもの前で板書をする機会が多いので、字を書くことが得意でない人は、早いうちから丁寧に字を書く訓練をしておく必要があります。

なお、面接試験の際には、願書の内容が質問材料になることもあります。

自分がどんなことを書いたのかは確実に把握し、話を広げられるようにしておくことも重要です。