建築士になるためにはどんな学校に行けばいい?(大学・専門学校・通信)

建築士になるための学校の種類

建築士には、構造力学や地学などの理系知識、設計図を描くためのCADソフトを使いこなす技術、優れた設計を生み出す美的センスまで、幅広い分野の能力が必要になります。

これらのスキルを磨ける学校としては、大学や短大、高専の建築・設備・インテリアデザイン学科、高校の建築科・土木科、民間の予備校など、さまざまな種類があります。

建築士になるために、必ずしもこれらの学校に進学しないといけないわけではありません。

一定年数の実務経験を積みさえすれば、どんな人でも建築士の受験資格を得ることはできます。

しかし、学歴によって受験に必要な実務経験年数が異なるため、できる限り早くキャリアをスタートさせるためにも、建築士としてのスキルを学べる学校に進むことが望ましいでしょう。

建築士になるには

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

建築士になるための大学・学部

建築士になるための大学の学部・学科としては、建築学部・理工学部の建築学科や、芸術学部のデザイン学科・インテリア学科などが代表的です。

大学のなかには、建築に関する大学院を併設しているところも多くみられ、腰を据えてじっくりと研究に打ち込むことが可能です。

また、大学のこれらの学部・学科に通えば、実務経験なしで二級建築士・木造建築士の受験資格が得られるという点は、他の学歴にはない非常に大きなメリットといえるでしょう。

さらに建設会社や設計事務所などに就職する際も、大卒という学歴があったほうが有利なのは間違いありません。

大手企業では、採用を大学院卒に限定しているケースもあるため、希望する特定の就職先がある場合などは、進路を決める前に採用情報を確認したほうがよいでしょう。

建築士になるための専門学校

建築士を目指せる専門学校も多数あり、建築学科や建築CGデザイン科、インテリア科、設備環境デザイン科など、多数の学科が開講されています。

大学と比べると専門分野に特化した学校が多く、CADの実践的技術を身につけられたり、舞台美術を学べたり、造園を取り扱っていたりと、特色を打ち出している学校が目立ちます。

自身の手掛けたい分野がはっきりと定まっているなら、専門学校に進学するという選択肢も非常に有効です。

ただ、学費は各学校によってかなりばらつきが大きく、長い歴史をもつ伝統校ほど学費が安くなる傾向にあるようですが、事前に調べたほうがよいでしょう。

学校によっては、高校の学業成績や出席日数などに応じた「学費軽減制度」が利用できるケースもあります。

20代で正社員への就職・転職

20代で正社員への就職を目指す

「Re就活エージェント」は、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービス。20代未経験OKの求人が多数。

20代登録比率No.1

建築士になるためのスクール・通信講座

大学などの教育機関とは別に、民間の資格専門学校・予備校や、在宅で勉強できる通信大学・通信制大学院も多数あります。

建築士を目指す人のなかには、昼間は大学の建築学部などに通い、夜は予備校に通うという「ダブルスクール」で、試験合格のために勉強に励んでいる人も珍しくありません。

通信講座などについては、学費が安いことに加えて、場所や時間が縛られないというメリットもあり、とくに仕事をもっている社会人は利用しやすいでしょう。

なお、通信大学や通信制専門学校などでも、所定の単位を取得すれば、二級建築士・木造建築士の受験資格を実務経験なしに得ることが可能です。

自身の学歴次第では、独学で勉強するよりもかなり近道になるでしょう。