官僚の1日・生活スタイル

官僚の業務スケジュール

どの職種もそうですがキャリアを積めば日々の苦労も少なくなりますが、若手の時期は忙しい日々を過ごすことでしょう。

官僚は国家公務員ですので、国家公務員法に定められた規則に基づいた働き方をします。

しかし官僚の場合、特に1~2年目は激務といわれており、どの機関になっても苦労するでしょうし、学ぶことも多いと思います。

国会会期中はどの府省庁も目も当てられない忙しさのようで、議員が答える答弁内容を考えたり、資料作成したり、他部署とのコンセンサスに右往左往したり、とにかく忙しく時間が過ぎていきます。

退庁が0時を過ぎることも当たり前のようにありますが、日本の舵取りを任されているといっても過言ではない官僚ですので相当な覚悟と責任感を持って働いている人も多いことでしょう。

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官僚の1日

官僚の日々は働く府省庁や時期によって大きく変わりますし、組織としても巨大なので配属部署によっても変わってくるでしょう。

ここでは一例として若手官僚のある1日をいくつか紹介します。

平常時の若手官僚の1日

9:00 登庁
登庁後は メールチェックと1日のスケジュール確認し、報道情報のチェックを行う。

報道機関に聞かれそうな記事をピックアップし、聞かれた際の応答例を幹部に提出。

11:00 資料作成
在籍する省が管轄する機関の予算案について、対外説明用の資料を作成。
12:00 昼休憩
同僚と一緒にランチ休憩。
13:00 資料作成と打ち合わせ
再び資料作成。

上司からの指示で在籍する省の予算案について、財務省を説得するための資料を作成し、その資料を持って上司とともに財務省担当者と打ち合わせ。

16:00 打ち合わせ
成立した議員立法の状況を担当局と打ち合わせ。

予算の変更が生じそうなため上司を交え、自部門の担当者とも打ち合わせ。

19:00 明日の準備
午後に行った財務省担当者との打ち合わせで指摘された箇所を見直す。

修正は他部門に依頼する必要があるため指示の準備を行う。

21:00 退庁
区切りがついたので退庁。

国会会期中の若手官僚の1日

8:00 登庁
登庁直後から関係各所から電話が鳴り続く。

電話をさばきつつ、新聞もチェックし記者に聞かれそうな記事は切り抜きとともに応答例も添えて上司に提出する。

9:00 定時
業務開始の定時を迎えるとさらに依頼が増える。

協議内容のチェック依頼や資料作成依頼、関係議員への対応依頼など電話やメールがひっきりなしにくるため対処に追われる。

14:00 小休憩
やっとデスクを離れられそうな時間ができたため、近くのコンビニエンスストアでおにぎりを食べてすぐに戻る。
14:30 事務処理
再び部署に戻り、メールや電話対応をしつつ国会の動きも確認する。

今日の国会の様子から、明日の答弁の事前準備をはじめる。

19:00 国会答弁作成
明日、国会で質問される問いに対しての答弁を考える。
21:00 国会答弁作成
引き続き答弁作成。

上司の力も借りるが、まだ自分でさばく答弁が山ほど残っている状態。

時間は限られているため、力をふり絞って答弁内容を考える。

22:00 国会答弁作成完了
なんとか本日分の答弁作成が完了。

帰宅は深夜近くになるが、夕食・家族との団らんなどでくつろぎ、就寝。

官僚の勤務時間・休日・仕事は激務?