自衛隊の勤務時間・休日・休みの日や連休の過ごし方は?

自衛隊の勤務時間

自衛官の通常の日課は、基本的には以下のようなスケジュールが組まれています。

6:00 起床
6:15 点呼
8:15 課業開始
12:00 課業終了
12:00~13:00 休憩時間
13:00 課業開始
17:00 課業終了

1日の勤務時間は基本的に「7時間45分」と定められており、決められたタイムスケジュールで動きます。

8時15分に業務を開始し、12時から13時まで昼食休憩を取り、17時には業務終了するという流れです。

訓練などで団体生活をしている場合は、22時には消灯することになっています。

世の中には、個人の裁量で比較的自由な時間で働ける職業や仕事もありますが、自衛隊の場合はそうもいきません。

集団行動をすることが多く、また訓練などが多い職務の性質上、決まった時間できちんと動くことが求められます。

自衛隊の休日

自衛隊では、基本的には土曜日と日曜日を休日とする「週休2日制」になっています。

しかし、自衛隊の仕事の性質上、どうしても予定通りに働くことができるとは限りません。

災害が起きたときや緊急事態のときなど、いざというときには休日も関係なく、任務が遂行できるまで働く必要があります。

ただし、もし定められた日時以外に働く場合には、可能な限りはのちに代休を取得できるようになっています。

また、自衛官は年間を通して比較的しっかりと休暇を取ることができます。

たとえば年次休暇や病気休暇以外にも、自分の結婚式のための休暇や、出産や子育てのための特別休暇をとることが可能です。

男性隊員の場合でも、妻が出産をするときに立ち会うために休暇を取ることも可能です。

さらに、自分の父母や子、あるいは配偶者の父母の介護をするための介護休暇の制度もあります。

自衛官は特殊な職業である一方で「公務員」でもあるため、休暇の取得に関しては恵まれた環境にあるといえます。

自衛隊の残業時間

自衛隊では、平常時は残業はほとんどありません。

ただし、有事の際には朝晩関係なく動き続けなくてはならないこともありますし、所属によっては残業をして対応するケースもあります。

ひとくちに自衛隊といっても、さまざまな職務がありますので、自分が身を置く場所によって労働環境は多少変わってくるといえそうです。

また、幹部になると業務量が増え、デスクワークも含めて残業をする時間が多くなる人もいるようです。

自衛隊に夜勤はある?

自衛隊の職種のなかには、夜勤が含まれるものもあります。

たとえば陸上自衛隊であれば、駐屯地内の管理や監視・警備を行う「宿直・当直勤務」があります。

これは隊員が交代で行うので、毎日夜勤続きというわけではありません。

「警衛業務」といい、駐屯地の付近を常駐警備して不審な事柄、人間、車両などがないかを監視する仕事もあります。

また、駐屯地内の防火・消火活動を行う「消防勤務」に就くこともあります。

このほか、「電話交換」や「無線通信」「気象観測」など、夜勤が発生する仕事はいろいろとあります。

自衛隊は忙しい? 激務?

自衛隊は心身ともにタフさが求められる仕事ですが、とくに忙しいとされるのは幹部自衛官です。

エリートともいえる幹部を目指す人も多くいますが、幹部になると業務量が圧倒的に増え、さらに職責も重くなることから、それなりのプレッシャーはかかってくるでしょう。

昇任試験のための勉強も厳しく、休みも仕事のことを考えていたり、泊まり込みで働く幹部自衛官もいるようです。

一般の自衛官がどの程度の忙しさになるかは、所属の部隊や職種によっても変わってきます。

また、災害派遣に出向くようなことがあれば、一気に忙しさが増してハードな生活になることもあります。

自衛隊の休日の過ごし方

自衛官も休日は楽しむ

自衛隊の隊員がどういう風に休日を過ごしているか、なかなか知ることはないかもしれません。しかし実際は普通の人たちを同じ様に休日を楽しんでいます。

街に出かけたい人は街に遊びに行き、登山などのアウトドアが好きな人は登山などに行ったりして自由に休みを楽しんでいます。

もちろん駐屯地に残留の日は休日であっても外出はできませんが、そうでなければ自由行動です。

自衛隊ならではの制約もある

しかし、そうはいってもやはり自衛官なのである程度の規則があります。

まず一番重要なのが時間です。

早朝から夜中まで好きに出掛けていいわけではなく、休みを取る前は、いつどこに出かけるかを事前に提出しなければいけません。

遠出しない場合であれば「自宅周辺」などと書いておけば大丈夫ですが、連休の際には細かく記載する必要があります。

たとえば実家に帰省する時は何時のバスで駐屯地を出発し、何時の何線の電車に乗り、何駅で乗り換えして実家の最寄り駅に着き、そこからは迎えに来てもらうかバスなのかまで記入します。

他の日も同様で、どこか遠出する日は同じように細かく記入して、自分がその日にどこにいるかを明らかにしておかなければなりません。

大変面倒かもしれませんが、これは職業柄仕方がない部分でしょう。

そして、外出する前には「外出証」を当直からもらう必要があります。

外出証を営門(駐屯地の入り口)で警衛(一日交代の駐屯地の警備勤務)に見せることで、ようやく外出が可能となります。

通常は自衛官の身分証入れに紐で外出証を縛っておき、警衛に身分証と外出証を見せて駐屯地の出入りをします。

なお、身分証は外出中は常に携行してなければなりません。

そして次の日が勤務(通常は月曜日)や残留日である場合は、夜の点呼に間に合うよう、だいたい夜の9時~10時までには戻らなければなりません。

ただし帰ってくる時間が交通状況で遅れるときは、連絡を入れておけば通常は問題ありません。

新隊員は外泊できない

自衛隊に入隊したばかりで新隊員教育隊に所属しているときは、最低二人一組で移動しなければなりません。

また、19時頃には戻ってこなければならず、泊まりは許可されません。

ですので、新隊員のころは休日といっても遠くに出掛けることはできず、ほとんど全員が近場の街で遊ぶことになります。

また、部隊に配属になっても車やバイクの購入には申請が必要で、自由に乗り回すわけにはいきません。

自衛官の休日は実際は普通の人より何かと制約が多いですが、それさえ守れば比較的自由に過ごすことができます。

連休はどう過ごす?

自衛隊は公務員なので大型連休はしっかりあります。

基本的に通常のカレンダー通りの休みですが、夏のお盆休みと年末年始の大型連休はある程度の日数が休みになります。

ただし、お盆と年末年始の連休はすべての隊員が同時に休むことはありません。

その理由は、もし隊員が全員いなければ災害や戦争などが発生した際に自衛隊が機能しなくなるからです。

こうした事態を避けるために、大型連休の時は休みを「前段」と「後段」の2つのグループに分かれて取得します。

まず前段の隊員が休みをとり、前段が戻ってきた後に後段が休みになります。

日数は隊員によって若干違い、代休(休日に仕事をした場合の振り替え休日)をつける隊員もいますので、大体10日前後から2週間くらいの連休になります。

自衛隊の1日のスケジュール・生活スタイル