自衛隊の1日とは? 若手自衛官の業務スケジュールを具体的に紹介

自衛隊の1日のスケジュールは、配属先や職種によって多種多様です。

ただし多くの場合、日常はきっちりとしたタイムスケジュールが組まれており、規則正しい生活を送ることになります。

ここでは若手自衛官の業務スケジュールを例に挙げながら、自衛隊の1日を紹介します。

自衛隊の業務スケジュール

自衛隊の1日の過ごし方は、配属先や職種によって異なります。

日常的には朝8時15分から17時まで訓練や任務にあたり、自衛官としての知識や技術の向上、体力アップに努めて有事の際に備えています。

なお、自衛隊ではこうした勤務のことを「課業」と呼びます。

駐屯地で過ごす自衛官は、とくに規則正しい生活を送ることになり、起床時間から消灯時間まで基本的なタイムスケジュールが決まっています。

体力を使う訓練はきついと感じることもありますが、課業を終えた夜は自由時間をとることもでき、比較的のんびりとした時間を過ごすことができます。

自衛隊に入ると、メリハリのついた毎日を送ることになるでしょう。

陸上自衛隊で働く若手自衛官の1日

6:00 起床
起床ラッパが鳴ると、すぐにベッドから起きて着替えます。

着替えたら廊下に並び、同室で一番階級が上の先輩が同室(3~4人)の健康状態を当直に報告して朝の点呼が終わります。

6:15 掃除
隊舎や部屋の掃除を15分ほどします。

先輩後輩関係なくみんなで行うので、入隊直後の隊員のみが掃除をさせられるというわけではありません。

6:30 朝食
掃除が終わると食堂に朝食を食べに行きます。

学校時代の給食のように並んでもらうスタイルです。

ただ、朝食の場合は他にも部屋への持ち帰り用のパンや牛乳などが用意されており、朝は部屋でのんびり食べたい人向けの準備もしてあります。

とはいえ、持ち帰り用は数に限りがあるので早めに行かないと残っていないこともあります。

8:00 課業準備
課業の開始時間に遅れないよう、訓練で使う道具などの準備を整えます。
8:15 朝礼・課業
中隊の所定位置に集まって体操をしてから当日の訓練内容を確認し、その日の課業がスタートします。

訓練は全員が同じ内容の時もありますが、いくつかの班に分かれてそれぞれ違った内容の訓練をすることが多いです。

この日は体力錬成を中心に、格闘訓練を行いました。

12:00 昼食
バランスのとれた食事をしっかりと食べ、午後に備えます。
13:00 課業(射撃訓練)
演習場で射撃訓練を行います。

定期的に検定も行われるため、集中して訓練に取り組みます。

15:30 武器の手入れ
訓練で使った小銃を丁寧に手入れします。
16:00 体育訓練
ランニングをして体力トレーニングに励みます。
17:00 課業終了
訓練内容によっては夜までかかることもありますが、基本的にはこの時間に終了します。
18:00 夕食・入浴
夕食をとって風呂に入り、読書やテレビ鑑賞などをしてつかの間の自由時間を過ごします。

特別用事がなければ外出はできません。

21:30 洗濯・アイロンがけ
制服にアイロンをかけるのは日課です。

いつでもすがすがしい気持ちで訓練に取り組めるよう、準備は万全に整えます。

23:00 就寝
消灯前に廊下で点呼を受け、1日の報告をしてその日が終わります。

毎日よく体を動かすので、夜はぐっすりと眠れます。

自衛隊の勤務時間・休日・休みの日や連休の過ごし方は?

特殊な勤務形態をする隊員も

自衛官のなかには、上記のような規則正しい業務スケジュールで動くのではなく、24時間体制で、隊員が交替しながら働く特殊な勤務形態をとる人もいます。

一例として、レーダー監視、航空管制、気象観測、無線通信などの業務に就いている場合は、朝昼夜関係なく働きます。

また、職種は関係なく「当直勤務」といって、勤務時間外に営内の見回りや火災予防、状況確認、緊急時の対応などにあたる役割を任されることがあります。

こうした業務は自衛官たちが持ち回りで担当するため、自衛官になったら、不定期でも夜勤をする可能性はあると考えておくとよいでしょう。

自衛隊の1日のまとめ

自衛隊の1日のスケジュールは分刻で決められていることも多く、はじめのうちはついていくのがやっとという人も少なくありません。

しっかりと時間を守り規律ある生活を送ることも、自衛官としての訓練のうちといえます。

生活は大変厳しいですが、これを乗り越えてこそ一人前の自衛官になれるといえるでしょう。