自衛官はオタクが多い?(体験談)

アニメ・ゲーム好きは意外と多い

自衛官は体育会系でいかにも男らしい人たちの集まりのようなイメージがあります。

ですのでオタクが多いと思う人はほとんどいないと思います。では実際はどうかというと、かなりの人がオタクだったりします。

アニメだったりゲームが好きな人が本当に多いです。かなり多くの隊員が映画のDVDだけでなく、アニメのDVDを持っていたりします。

最初から自衛隊に入る人がオタクばかりかというとそうではなく、職業柄オタクになる必要があるといったほうが近いかも知れません。

自衛隊は始め、営内(駐屯地内)で暮らさなければいけません。

もちろん先輩数人と相部屋で暮らすので、自分のプライベートスペースはベッドとその周り2畳ほどしかありません。

とても多くの荷物は置けず、置ける物は限られてきます。しかもゴチャゴチャとすることは許されないので、あまり大きい物も置けません。

そして自衛隊には残留という制度もあり、休日でも部屋からあまり動けない日があります。

そうなると自然と、部屋の狭いスペースで楽しむことができる趣味が必要になってきます。

そしてそれに一番適してるのがアニメや漫画になってくるのです。

オタクになりやすい環境!?

アニメであればDVDのケースに小さく収まるし、長時間部屋で楽しむこともできます。

そして漫画もある程度のスペースがあれば集めることができます。これらDVDや漫画の利点は、ベッドの下に収納ケースがあればまとめてしまえることです。

ただでさえ狭いスペースですので、ベッド下が有効に使えるのは想像以上に大事になります。

こうした理由から自衛隊では映画のDVDだけでなく、アニメや漫画が好きになる人が多くいます。

もちろん仲間や先輩などから貸し借りもしますので、映画やアニメのDVDは身の回りに相当あります。

ですので、自然とアニメなどに詳しくなるのです。

そしてなぜオタクといってもいいくらいになるかというと、営内で暮らしている限り普段の生活費はゼロです。

衣はともかく、食と住は無料ですので給料のほとんどがお小遣いのようなものです。

ですので一度ハマると、使えるお金が多いだけにオタクになるのです。

自衛隊員の趣味は多様

もちろん、アニメなどをまったく見ない隊員もたくさんいます。いろいろな人間が集まるのが自衛隊の特徴でもあります。

登山やクライミング、スキーやスノーボード等のアウトドアが好きな隊員もたくさんいます。

残留のときのためにオタクになるのもいいですが、せっかくいろいろな趣味を持った隊員がいますので、多くの人と触れ合うことでさまざまなことを学ぶことができるでしょう。