自衛隊の海外派遣での仕事内容は? どんな部隊が派遣されやすい?

自衛隊の海外派遣での仕事内容

海外派遣される自衛隊員は限られている

近年、自衛隊の海外派遣に関するニュースをよく見かけるようになりました。

しかし、自衛隊は巨大な組織であり、すべての職種や隊員が海外に派遣されるわけではありません。

自衛隊では、職種が決まった後で他の職種に変えることは難しいため、もし自衛隊の海外派遣に興味があるのであれば自分の希望職種は事前にしっかりと選ぶ必要があります。

支援系の職種が海外派遣されやすい

自衛隊で海外派遣されやすいのは、大きく見ると「支援系」の職種です。

たとえば、陸上自衛隊だと「施設科」「需品科」「衛生科」「輸送科」などが挙げられます。

海外派遣の基本は、発展途上国の支援となっています。

そういった国々ではインフラの整備がまだまだですので、学校や道路の建設ができる施設科の出番は多くなります。

需品科は、給食や給水、入浴支援など、生活に密着した支援を行います。

また、衛生科は自衛隊内の医療部隊なので、海外でも同じように活躍することができます。

そして物資の輸送を担当する輸送科は、海外派遣ではなくてはならない存在です。

海外派遣された自衛隊員は、地雷等の処理や仮設住宅や施設の設置、道路や橋の構築・修理など、さまざまな活動を行っています。

戦闘職種で海外派遣を目指す方法

歩兵である「普通科」や、ミサイルなどを扱う「特科」といった戦闘職種は、海外派遣での出番はあまり多くありません。

しかし、戦闘職種は海外派遣されにくいとはいえ、まったく活躍の場がないというわけではありません。

戦闘職種ならではの海外派遣の内容として見られるのが、自衛隊自体の護衛の任務です。

たとえば戦闘地域に施設科などが派遣された場合の護衛として付いていきます。

施設科の隊員なども自衛隊として基本的な戦闘行動はできますが、あくまで基本だけです。

ですので、ある程度危険が予測される地域には普通科の隊員も派遣されることになります。

しかし、このときに派遣される普通科の隊員はかなり限定されます。

まず、入隊してわずか数年の隊員では行けません。

「曹」以上の階級で、なおかつ「レンジャー資格」を持ってる隊員が派遣されます。

レンジャー資格は取得するのが難しいため、並の隊員では取ることができません。

つまり、普通科で派遣される隊員は一部の選ばれた隊員といえます。

国内の災害派遣などの場では一番活躍する普通科ですが、海外派遣になると活躍の場がかなり限定されてしまいます。

将来、海外派遣で活躍したいのであれば、自衛隊の採用担当の人によく相談してみるとよいでしょう。