自衛隊に転勤はある?

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自衛官には異動・転勤がつきもの

自衛隊はわが国のなかでも非常に大規模な組織であり、全国にはおよそ260カ所もの勤務地があり、多岐にわたる職種の自衛官が活躍しています。

このため、自衛隊に勤める人は異動がつきものとなります。

陸上自衛隊・海上自衛隊・航空自衛隊のいずれの隊員の場合も、異動先は全国各地に及び、転勤をともなう場合もあります。

「出身地にしてほしい」「暖かい九州地方がいい」「東京の近くに住み続けたい」など個人の希望はいろいろとあるでしょうが、人数が多いこともあり、決して希望通りに異動できるわけではありません。

一方で、自衛隊に所属する全員が各地へ転勤するわけでもありません。

転勤に関する取り決めは、基本的には次のようになっています。

陸上自衛隊

陸士の間は、新隊員教育終了時に配属された部隊から異動することはほとんどありませんが、同じ部隊で駐屯地等が異なる場所への異動等についてはあります。

海上自衛隊

隊員の母勤務地が指定され、幹部に昇任する等の重要な変化がない限り基本的には、その勤務地で定年まで勤務します。

航空自衛隊

空士の間は、基本的には転勤はありません。

ただし、親の面倒を見る等特別な事情がある場合は、本人の希望により異動することもあります。

転勤族の家族にはこんな苦労も

全般的には、自衛隊では昇進して幹部になるほど転勤も多くなるといわれています。

しかし2年ごとに異動する人もいれば10年近く同じ基地に勤める人もおり、一概に「転勤スパンはこれくらい」とはいえないようです。

転勤があるたびに大変なのが、引越しの荷造りです。

自衛官の奥さんのなかには、日頃から「いつでも引越しができるように部屋の中を片づけている」という人も少なくないようです。

また、家の間取りが変わるたびに「家具がうまく配置できない」「荷物が押し入れに入りきらない」ということがあるため、できるだけ持ち物を少なくして生活しているという人もいます。

しかし、転勤が多いせいで何よりも大変なのは、家族の仕事や学校をどうするのかということでしょう。

頻繁に転勤があれば配偶者が定職に就くことは難しいですし、子どもがいれば、幼稚園や学校を何度も変わらなければいけなくなります。

そのため、自衛官の家族は、転勤の内示が出るたびに単身赴任をするのか、みんなで引越すのかについて話し合うことになります。

転勤に関する手厚い待遇もある

このように見ていくと、転勤に対してネガティブなイメージを持ってしまう人もいるかもしれません。

しかし、自衛隊では転勤が多い分、それに関する福利厚生は非常に充実しています。

たとえば基地の近くには自衛隊の家族専用の官舎があるため、見知らぬ土地で何もわからないまま住む家を探さないといけないようなことはありません。

官舎の家賃は非常に安く、職場からも近いため、生活するにはたいへん便利です。

このほか、引っ越しにかかる費用が一部手当としてもらえたり、もし家庭の都合で単身赴任になる場合には「単身赴任手当」の支給もあります。

また、旧勤務地と新勤務地が60kmを超える異動となる場合には、転属後3年間「広域異動手当」が支給されます(ただし、地域手当の支給状況によっては、広域異動手当の支給はない場合もあります)。