保育士に向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

保育士に向いている性格・適性

子どもが大好きな人

保育士の適性として最も大事といえるのが、やはり「子どもが大好き」と心から思える人です。

保育士は、毎日たくさんの子どもと接しますが、子どもは思い通りに動かないことのほうが当たり前です。

そんな子どもたちにも辛抱強く接し、一緒に笑ったりときには叱ったりもしながら成長を支えていけることにやりがいを感じられる人が、保育士に向いているといえます。

責任感が強い人

保育士は、預かる子どもたちをしっかりと守るという重要な役割を担います。

子どもが危険な目に遭うことのないよう、細心の注意を払って仕事をしなくてはなりませんし、もし子どもが体調を崩したりケガをしたりしたときには、すぐに適切な対処をします。

小さな命を守る仕事なだけに、責任感が強い人でなければ務まらない仕事だといえるでしょう。

自分の仕事にきちんと取り組むことができる人は、保護者の信頼を集めることにもつながります。

前向き・ポジティブな人

人とたくさん関わる保育士の仕事をしていると、どうしてもうまくいかないことや、悩みに直面することもあるでしょう。

そのようなとき、「うまくいかなかった原因は何か」と考えて反省することは大事ですが、保育士の場合、いつまでも失敗を引きずってクヨクヨしてしまう人よりは、気持ちをすぐに切り替えて前向きに次の行動に移せるような人に向いているといえます。

子どもは、思っている以上に保育士の様子を見ています。

子どもに余計な心配をかけないためにも、子どもの前ではいつも笑顔で、前向きにいる姿勢が大事になってきます。

保育士になるには

保育士に必要なスキル・能力

人と上手に人間関係を築くスキル

保育士は、周囲の人たちと良好な人間関係を築くことがとても重要です。

子どもと接するときは子どもの気持ちを理解し、保護者と接するときは保護者の気持ちを理解することで、少しずつ相手から信頼され、打ち解け合うことができるでしょう。

また、一緒に働く保育士といい人間関係を築くことで、仕事がしやすくなり、より楽しんで働けるようになるでしょう。

人間関係は難しいテーマですが、まずは人が好きであり、いつでも笑顔で明るく人に接することができるかどうかが大事だといえます。

広い視野を持てること

保育士は、広い視野が必要な仕事といえます。

一人ひとり違う個性を持ち、異なる動きをする子どものお世話をするのは、とても大変なことです。

また、子どもの様子以外にも気を配らなくてはならないことはたくさんあるため、同時にいろいろなことをこなせる能力は少なからず求められます。

一つのことに集中し過ぎて、他のことが目に入らなくなってしまわないように気を付ける必要があります。

健康管理能力

保育士は、健康状態に人一倍敏感である必要がある仕事だといえるでしょう。

もし子どもが「食欲がない」「いつまでも泣いている」など様子がおかしければ、何が原因なのかをすぐに考えて、適切に行動する必要があります。

また、自分自身の健康管理にも気を付けなくてはなりません。

自分の体調が悪い状態で仕事をし、免疫力の弱い子どもたちに病気を移してしまったら大変です。

日頃から風邪をひかないように心がける必要がありますが、もし体調がおかしいと感じたら、すぐに薬を飲んだり休んだりするなどの対処をすることが大事です。

保育士に向いていないのはどんな人?

保育士は、臨機応変さと協調性が求められる仕事です。

子どもは、大人が予測できない行動をすることが多々あるため、計画通りに物事が進まなかったときには、即座に適切な判断をして動く必要があります。

そのため、事前に決めた通りでないと嫌だと考えるタイプの人よりは、その場に合わせて柔軟に行動していこうと考えられるタイプの人に向いているといえます。

また、保育士は自分一人だけで仕事をするわけではなく、他の保育士と協力しながら子どものお世話にあたります。

一人だけで仕事をしたいという人にとっては、ストレスを多く感じてしまうかもしれません。

仲間と協力して物事を成し遂げていくことに喜びを感じられる人が、保育士には向いているといえます。