保育士のやりがい・楽しさ・魅力
保育士のやりがい・楽しさ
子どもの成長を感じられること
保育士として最もやりがいを感じられることのひとつが、日々、子どもの成長を感じられることです。
「それまで食べられなかったものをちゃんと食べるようになったとき」「運動が苦手な子が運動会で一生懸命走っているのを見たとき」「おとなしかった子が、お友達に積極的に声をかけているとき」など、これまでできなかったことができるようになったときの喜びは、言葉に表せないほどうれしいものです。
いつも子どもと触れ合っていく保育士だからこそ、子どものちょっとした成長を日々見つけることができます。
子どもが大好きな人にとって、これは大きなやりがいにつながります。
協力して行事・イベントを盛り上げていくこと
保育園では、運動会や発表会のほか、毎月のように行事・イベントごとが行われます。
そこでは保育士たちは協力して、イベントを盛り上げるために準備に明け暮れます。
結果的に、当日プログラム通りにうまく進行することができたときや、子どもたちを大喜びさせることができたときには、「やった!」という気持ちになり、それまでの苦労が吹き飛びます。
また、そんなときは保護者の方からも感謝の言葉をいただくことができます。
「先生、今回のクリスマス会は本当に良くて感動しました」とか「うちの子があんなに張り切っているの見たことなかったです」のような言葉をいただけると、うれしさや喜びは数段とアップします。
子どもから必要とされること
子どもが自分を必要としてくれたり、「ありがとう」といわれたときも、保育士をしててよかったと思える瞬間です。
年少くらいだとまだできないところも多々ありますが、5、6歳ころになると、なんでも一人ですることができます。
そんな子どもたちが「先生、これどうするの?」などと聞きに来て、説明し、納得すると、「先生ありがとう」ときちんとお礼を言ってくれます。
子どもの素直さに触れ、自分も心が表れたり救われたりする気持ちになることもあるでしょう。
保育士の魅力
保育士は、どのような時代にも社会から必要とされている職業です。
保育の専門的な知識・技術を持つ人は、保育園を中心にたくさん求められていますし、保育士は人材不足の状態が続いていることから、就職・転職もしやすいのは魅力といえます。
とくに少子化が進む一方、最近では待機児童の問題などを背景に保育サービスが多様化し、保育士の資格・スキルを持つ人の需要が増え、保育園以外での活躍の場も広がっています。
自分がなりたい保育士に近づいていけるチャンスは多々あります。
また、保育士として身につけた知識は、もし自分が育児に関わっていくことになってからも大いに役立つでしょう。
逆に、自分の人生経験で感じたこと・体験してきたことを子どもや保護者と接する際に生かすこともでき、一生の仕事としてやりがいをもって続ける保育士もたくさんいます。