グランドスタッフの仕事で大切にしていること(体験談)

お客さまとは一期一会

グランドスタッフは毎日数えきれないほどのお客さまと接しますが、一人と接する時間は非常に短いことが大半です。

チェックイン業務を例に挙げると、国内線のチェックインを行う場合、グランドスタッフがお客さまと接する時間はわずか3分ほどです。

国際線の場合はパスポートのチェックがあるため少し時間が増えます。観光なのか、滞在なのか、さらにはビザの確認などで5分〜10分くらいとなるでしょう。

この短い時間の中でも、お客さまにどれだけ満足いただけるサービスが提供できるかが、グランドスタッフの腕の見せどころ。

お客さまを快適な気分で空の旅に送り出すために、お客さまの必要としているものを短時間で見極めることが必要です。

私たちは一日に多くのお客さまのチェックインをしますが、お客さまにとってはたった一度のフライト。ずっと前からその日を楽しみにしている方もいます。

お客さまの旅がこれから始まる。その気持ちを受け止めて、一言一句気持ちをこめて、迅速かつ丁寧な接客をさせていただいています。

人と人とのつながり

私が気を付けているのは、あらゆる質問にも的確に応対し、お客さまの時間を大切にするということ。これを念頭に置きつつ、いつでもどこでも笑顔は絶やしません。

体調がすぐれない、忙しい。しかし、お客さまの前ではその態度はみじんにも出しません。これから出発されるお客さまのわくわく感を一緒に感じるようにしています。

そして到着先の不安をできるだけ取り除いて差し上げるようにしています。飛行機をご利用いただいて感謝するのはもちろん、クレームをいただいたお客さまにも「伝えてくれてありがとうございます」と感謝の気持ちを常に持つようにしています。

また、空港で一緒に仕事をする人たちとのコミュニケーション、チームワークも大事です。人と人のつながりで、飛行機は飛ばしているものだと私は思っています。