【2021年版】ドッグトレーナーの仕事内容・なり方・年収・資格などを解説

「ドッグトレーナー」とは

ペットの犬をしつける専門家。犬が人間と一緒に暮らせるよう、専門的な訓練を実施する。

ドッグトレーナーとは、飼い犬を預かってしつけ、トレーニングを行う職業です。

犬と人間が家庭で一緒に暮らしていけるように、トイレや散歩などのマナーを教えたり、無駄吠えや噛み癖などを改善させたりします。

また、飼い主には犬のしつけ方の相談のアドバイスなども行います。

ドッグトレーナーを目指す場合、専門学校やスクールでドッグトレーナー養成講座を受講してスキルを身につけるのが一般的なルートです。

いくつかの民間資格があり、それらを取得して犬のしつけ教室やペットショップなどへ就職する人が多くなっています。

ペットの飼育数は年々増えており、安定した需要がある職業ですが、待遇のよい場で働けるとは限らず、不安定な生活をおくる人もいます。

「ドッグトレーナー」の仕事紹介

ドッグトレーナーの仕事内容

家庭で飼われるペット犬のしつけをする

ドッグトレーナーとは、飼い犬のしつけやトレーニングを専門的に行う人のことです。

「どうしても散歩に行きたがらない」「無駄吠えが多くて困っている」など、飼い主が抱える悩みはさまざまです。

ドッグトレーナーは、お客さまである飼い主から依頼を受けて、トイレ・散歩・留守番などのマナーを教えます。

また、無駄吠えや噛み癖など問題行動をする犬へのトレーニングを通して、人と犬が一緒に楽しく暮らしていけるよう指導します。

さらにドッグトレーナーは飼い主に対してのアドバイスも積極的に行い、飼い主がペットと上手にコミュニケーションがとれるようになるためにサポートします。

犬の訓練士やペットシッターとの違いは?

ドッグトレーナーとよく似た職業に「犬の訓練士」があります。

一般的に、犬の訓練士は警察犬や盲導犬といったいわゆる「使役犬」に対して特殊な訓練をする職業であり、ペット犬を扱うことはあまり多くありません。

また「ペットシッター」は留守にする飼い主の代わりに、ペット犬などのお世話をする仕事で、しつけに重きを置いたドッグトレーナーとは役割が多少異なります。

ただ、ドッグトレーナーのスキルを生かしてペットシッターとして活躍する人もいます。

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ドッグトレーナーになるには

専門性を高めるために資格を取得するのが一般的

ドッグトレーナーを目指す人の多くが、ドッグトレーナーの専門学校に通ったり、個人で通信教育を受けたりして、知識や技術を身につけています。

まったく未経験で現場に入ることも不可能ではありませんが、先に基礎的なスキルを習得しておくほうが有利です。

また、資格は必須ではありませんが、民間団体が認定するドッグトレーナーの資格がいくつもあります。

たとえば「日本ドッグトレーナー協会(JDTA)」が認定する「ドッグトレーナーラインセンス」や、「日本ペットドッグトレーナーズ協会」が認定する「CPDT」などが有名です。

目指す資格によって受講が必要な講座が異なるため、事前に調べて内容を比較してみるとよいでしょう。

しつけ教室やペットショップなどへ就職する

ドッグトレーナーの就職先にはさまざまありますが、犬のしつけ教室やペットショップでの需要が比較的多めです。

このほか、ペットホテルやペットサロンで求人が出ることもあります。

入社後は、基本的には見習いからキャリアをスタートし、先輩の下で実務を経験してステップアップを目指します。

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ドッグトレーナーの学校・学費

実践的なスキルを学べる専門学校に通う人が多い

ドッグトレーナーになるには、ドッグトレーナーや犬の訓練士を目指す人を対象とした専門学校に通っておくと有利です。

専門的なスキルが必要とされる仕事のため、先に基礎を身につけておけば就職試験でアピールしやすく、実務にもスムーズに入りやすくなります。

「ドッグトレーナー専攻」「ドッグトレーナーコース」などがある、動物関連の専門学校を調べてみるとよいでしょう。

専門学校は実践的な科目が多く、プロのドッグトレーナーの指導のもと、しつけや訓練のやり方を学べる実習が用意されている学校もあります。

在学期間はたいていが2~3年制で、学費は年間80万円~140万円ほどです。

大学で動物の勉強をしてドッグトレーナーを目指す人も

大学で動物に関する学部・学科を卒業し、そこからドッグトレーナーを目指す方法もあります。

大学では動物に関する生物学や心理学、福祉、看護など総合的な知識を身につけることができるのがメリットです。

ただし、ドッグトレーナーの実践的な勉強でいうと専門学校にやや劣る場合があるため、民間の資格を取得してからドッグトレーナーを目指す人が多いようです。

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ドッグトレーナーの資格・試験の難易度

民間団体が認定する資格が複数ある

2020年現在、動物やペットに関わる資格で国家資格制度があるのは「獣医師」のみとなっています。

ドッグトレーナーは資格が必要な職業ではなく、誰でもやろうと思えばドッグトレーナーとして働けます。

ただし、ドッグトレーナーには犬のトレーニングに関する専門的なスキルが求められることもあり、いくつかの民間団体が、独自の資格認定制度を用意しています。

有名なのは「日本ドッグトレーナー協会(JDTA)」の「ドッグトレーナーライセンス」です。

種類は「A級」「B級」「C級」と3種類で、最も易しいC級は、同協会が認定する講座を受講すれば受験可能です。

このほか、日本で唯一の世界基準のドッグトレーナー資格である「日本ペットドッグトレーナーズ協会(CCPDT)」の「CPDT」という資格も有名です。

資格を取得して信用度を高める

ドッグトレーナー関連の資格はあくまでも民間のものであり、この資格がなければドッグトレーナーとして働けないとわけではありません。

ただ、資格を取得すれば実力をアピールしやすくなり、就職時に優遇されたり、お客さまからの信頼につながることもあります。

このため、ドッグトレーナーとして働き始めてから、より上位の資格取得を目指す人も少なくありません。

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ドッグトレーナーの給料・年収

待遇面はあまり恵まれていない職場が目立つ

ドッグトレーナーは勤務先や雇用形態によって給料・年収の差が出やすい職業です。

アルバイト・パートなど非正規で働く人が多いこともあり、平均年収は250万円ほどとされ、民間会社員の平均年収よりは低めの水準です。

ドッグトレーナーの主要な勤務先である犬のしつけ教室やペットショップなどは、大手企業もありますが、個人経営の施設も目立ちます。

とくに個人経営の職場は給与が低めなことに加え、福利厚生が整っていない場合もあるため、事前によく確認して納得してから就職したほうがよいでしょう。

ドッグトレーナーが収入アップを目指すには?

日本国内のペット産業は、欧米ほど一般化されていなかったこともあり、この業界で働く人の待遇があまりよくないのが実情です。

ただし、近年のペットブームによって、これから市場規模がさらに大きくなれば、ドッグトレーナーの待遇も向上するかもしれません。

現状では不安定な労働環境で働く人も多いことを理解したうえで、勤務先を探す必要があります。

なお、ドッグトレーナーの仕事は独立して働くことが可能です。

事業を成功させるのは簡単ではありませんが、経営の仕方によっては、ドッグトレーナーのスキルを生かしつつ、収入を大きく伸ばせるチャンスのある職業といえます。

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ドッグトレーナーの現状と将来性・今後の見通し

スキルやアイデア次第で活躍の場を見つけられる

一時に比べると、ペット犬のブームは落ち着きを見せているといわれますが、その一方、大切なペットにお金をかける飼い主が増えています。

個性のあるトリミングサロンやペットホテル、ドッグカフェなども続々とオープンし、顧客の多様なニーズに合う、質の高いサービスを提供する店舗が増えています。

現状、ドッグトレーナーの正社員の求人はあまり多くありませんが、犬と人間がともに過ごす場所が拡大しているのは確かです。

ドッグトレーナーの熱意やアイデア次第で、自らのスキルを生かせる機会を見つけられるでしょう。

スキルありきの仕事であるため、腕があれば独立する選択肢はもちろんのこと、犬の学校や犬のデイサービスなどでも歓迎されやすくなります。

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ドッグトレーナーの就職先・活躍の場

しつけ教室などへ勤めるか、フリーランスか

ドッグトレーナーの主要な勤務先としては、犬のしつけ教室やペットショップ、ペットホテルが挙げられます。

しつけ教室は、ドッグスクールや犬の幼稚園・保育園などと呼ばれることもあり、施設によってはペットサロンを併設しているところもあります。

ペットショップでは、基本的にはペットそのものやペット用品の販売を中心に行いますが、一部の店舗ではしつけ教室を展開しており、そういったところでドッグトレーナーの需要があります。

ペットホテルは飼い主が旅行などで不在にする際に、犬を預かって世話する場所ですが、飼い主の要望に応じてトイレトレーニングなどを行うことがあります。

このほか、企業には所属せず、フリーランスとして自らしつけ教室やドッグトレーニングスクールを立ち上げる人もいます。

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ドッグトレーナーの1日

職場によって朝早いものの定時上がりも可能

ドッグトレーナーの1日は、企業に勤務する場合とフリーランスで働く場合で異なります。

犬のしつけ教室やペットショップに勤務する場合は、朝早くに出勤して散歩などの業務をすることがありますが、繁忙期でなければ定時で上がることが可能です。

フリーランスの場合は、昼から午後に仕事が集中するケースが多くなります。

ここでは、犬のしつけ教室に勤務するドッグトレーナーの1日を紹介します。

8:00 出勤・ミーティング
8:45 預かっている犬の世話
9:30 しつけ教室に来るお客さまの対応
10:00 トレーニング
14:00 電話・問い合わせ対応
16:00 飼い主へのしつけ教室
17:00 事務作業
18:00 勤務終了

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ドッグトレーナーのやりがい、楽しさ

犬と信頼関係を築き、成長した様子を見られること

大好きな犬と多くの時間を過ごし、一緒に仕事ができることは、ドッグトレーナーという職業の大きな魅力です。

犬がなかなか言うことを聞かなかったり、トレーナーの思い通りにならなかったりすることはたくさんあります。

しかし、諦めずに犬とコミュニケーションをとってトレーニングを続けていれば、徐々に信頼関係を築くことができ、犬と心が通じ合ったと感じた瞬間は、とてもうれしくなります。

また、多種多様な犬と出会うことができるのも、犬好きな人にとっては魅力的でしょう。

一頭ごとに特徴の異なる犬と接するのは難しくもありますが、試行錯誤を繰り返す毎日を楽しめます。

犬の成長を間近で見ながら、飼い主にも喜んでもらえる仕事に、やりがいを感じながら働いている人が多いです。

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ドッグトレーナーのつらいこと、大変なこと

言葉が通じない犬と向き合う苦労

ドッグトレーナーはどのような犬種・個性の犬に対しても、平等に愛情を注いでトレーニングを行っていく必要があります。

しかし、きちんとしたマナーが身についていない犬をトレーニングするのは、一筋縄ではいきません。

犬は人間と同じように言葉が通じるわけではありませんし、何度犬に同じことを教えても正しく動いてくれず、うまく結果が出ないと実力不足を痛感させられます。

それでも地道にしつけを続けなければならず、犬以上に、まずトレーナー自身が根気強さを持っていなければならないことは、この仕事の大変な一面です。

元気な大型犬や、やんちゃで暴れまわる犬と接するのは、体力的にもハードです。

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ドッグトレーナーに向いている人・適性

犬とも人間ともしっかりと向き合える人

ドッグトレーナーは1日の大半を犬と一緒に過ごすため、まず犬が好きなことは大前提となる条件とえいます。

ただ犬を可愛がるだけではなく、使命感と責任感を持って犬に愛情を注ぎ、深く向き合っていける人が、ドッグトレーナーの適性があるといえます。

一方、ドッグトレーナーは「人とのコミュニケーション」もしなくてはなりません。

飼い主の悩みをきちんとヒアリングし、犬のしつけに関してアドバイスをすることも、ドッグトレーナーの大事な役割だからです。

根気強く、おおらかな態度で犬や人と接することができる人は、ドッグトレーナーに向いているでしょう。

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ドッグトレーナー志望動機・目指すきっかけ

自分が目指すドッグトレーナー像を明確に

ドッグトレーナーを目指す人は、もともと「犬が大好き」な人ばかりです。

自分でペットの犬を飼ったことがあり、しつけをした経験がきっかけになることもあれば、動物と関われる職業を探すなかで、ドッグトレーナーに興味をもつ人もいます。

ただし「犬が好きだから」だけでは、面接時の志望動機としては少々弱いため、ドッグトレーナーの具体的な仕事内容についてよく調べてみましょう。

ドッグトレーナーが必要とされる背景には、正しい犬の飼い方ができていないがために他者にケガをさせてしまったり、保健所へ送られて処分されてしまったりするなどの社会問題もあります。

こうしたことを理解したうえで、自分がドッグトレーナーとして何をしたいのか、どんなドッグトレーナーを目指していきたいのかを考えてみるとよいでしょう。

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ドッグトレーナーの雇用形態・働き方

正社員やアルバイトのほか、フリーランスで活躍する人も

犬のしつけ教室やペットショップなどに勤務するドッグトレーナーの雇用形態は、正社員もしくはアルバイト・パートが中心です。

犬の訓練をしている企業が少ないため、正社員の求人はそこまで多いわけではありません。

とくに正社員は実務経験が求められることもあるため、まずはアルバイトやパートでドッグトレーナーとしての経験を積み、その間にドッグトレーナーの民間資格をとって就職活動をする人もいます。

また、一部のドッグトレーナーは特定の企業に所属せず、フリーランスで活躍しています。

フリーランスのドッグトレーナーは「出張トレーナー」として、お客さま(飼い主)の自宅へ出かけ、お客さまが飼っている犬のしつけを行うのが一般的です。

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ドッグトレーナーの勤務時間・休日・生活

規則正しい生活が送りやすい

ドッグトレーナーは、基本的に勤務先の営業時間に合わせて働きますが、残業は少なめで働きやすいといえるでしょう。

相手にする犬も夜は休むため、夜にしつけをお願いする飼い主はほとんどいないからです。

また、しつけ教室は事前に決めた時間単位でしつけを実施することがほとんどで、結果が出ても出なくても、時間が来ればそこで仕事をいったん切り上げて終了します。

ペットホテルなど、一部の店舗では夜勤が入る可能性もありますが、基本的には規則正しい生活が送れます。

ただし、飼い主がドッグランやしつけ教室に連れてきやすい土日は混み合うことが多いため、休日は平日になることが多いと考えておいたほうがよいでしょう。

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ドッグトレーナーの求人・就職状況・需要

未経験者を対象とした正社員の求人は少なめ

ドッグトレーナーの就職先には、しつけ教室やペットショップ、ペットホテルなどがあります。

あるいはトリミングサロンや動物病院でも、ドッグトレーナーを募集する場合があります。

ただし、犬の訓練をしている企業の数自体がさほど多くないため、正社員の求人量は少なめです。

アルバイト・パートの募集が目立つため、まずは雇用形態にこだわらず、現場に入ることから考えたほうがよいかもしれません。

この仕事は実務経験が評価されやすいため、経験を積めば正社員として転職もしやすくなります。

社会全体として犬を必要とされる場所が多くなっていることから、この先ペットビジネスの拡大にともなって、ドッグトレーナーの採用状況も変化していくかもしれません。

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ドッグトレーナーの転職状況・未経験採用

何歳からでも目指せるが、一人前になるには時間がかかる

ドッグトレーナーは、年齢や経歴が問われる仕事ではありません。

体力が必要な仕事ではありますが、何歳からでも目指すのは遅くないといえます。

ただし、ドッグトレーナーは通常、いきなり高収入が得られる仕事ではありませんし、一定期間の下積み生活が必要です。

また、ドッグトレーナーの求人はさほど多くなく、とくに正社員として未経験者が採用されるのは簡単なことではありません。

「犬が好きだから」という理由だけで転職すると、理想と現実のギャップを感じる可能性があります。

もし転職を考えるのならば、しばらくは転職前よりも厳しい生活を送ることになる覚悟したほうがよいでしょう。

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警察犬訓練士になるには

警察官になるか、民間の警察官訓練所に入所するか

警察犬訓練士とは、警察犬の候補になる犬に対して、必要な能力を訓練する人のことを指しています。

警察犬は、活躍の場によって、麻薬探知犬、跡追求犬、気選別犬、威嚇犬などと呼ばれ、人間の4000~6000倍もある嗅覚を使って犯罪捜査や警備、災害現場などで活躍しています。

警察犬訓練士は、このような犬を訓練する専門職として、マンツーマンで犬と向き合い、犬の性格に合わせた能力開発を行います。

警察犬訓練士になる方法は、以下の2種類です。

(1)警察官採用試験を受けて、直轄警察犬訓練士になる
(2)民間の警察犬訓練所に入所して「公認訓練士」の資格を取る

1の場合、身分は警察官となり、「鑑識課」など警察犬がいる部署に配属されることで警察犬訓練士の仕事ができます。

必ずしも警察犬訓練士を目指せるとは限らず、また異動で配属先が変更になれば、別の仕事をしなくてはなりません。

2の場合は、基本的にずっと訓練士として働けますが、入所後には見習いとして3~6年の修業期間が必要であり、一人前になるのは厳しい道のりです。

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盲導犬訓練士になるには

まずは盲導犬育成施設の職員を目指す

盲導犬訓練士とは、視覚障害者が使用する犬を訓練する人のことです。

盲導犬訓練士を目指すには、全国に14ある盲導犬育成施設の職員となり、研修を受け、審査を受けて認定される必要があります。

学歴や性別は不問とされる場合が多いですが、不定期採用で希望者も多いため、入所自体簡単なことではありません。

研修は約3年間で、この間に盲導犬の訓練技術や歩行指導などの学びを深め、人格や能力がふさわしいと判断された人だけが訓練士になれます。

また、訓練士として認定されてからもさらに訓練を重ねて、視覚障害者と盲導犬が一緒に歩く訓練をサポートする「盲導犬歩行指導員」を目指します。

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ドッグトレーナーと犬の訓練士の違い

ペットを対象とするか、使役犬を対象とするか

「ドッグトレーナー」と「犬の訓練士」は、どちらも犬と深く関わっていく職業です。

最もわかりやすい違いは、一般に、ドッグトレーナーが家庭で飼われる「ペットの犬」を対象とするのに対し、犬の訓練士は、警察犬や災害救助犬、盲導犬、麻薬探知犬などの「使役犬」を対象とすることです。

ペットの犬は、お客さまとなる飼い主の希望や要望を聞きながら、その犬が人と一緒に快適に暮らせるよう、ルールやマナーを教えます。

飼い主に、正しいしつけの方法をアドバイスすることもあります。

一方、使役犬は人命に関わる仕事も行うため、命令に行動が身につくまで厳しい訓練を行わなくてなりません。

ドッグトレーナーは、犬のしつけ教室やペットショップなど、ペットビジネスを手掛ける企業を中心に勤務しますが、犬の訓練士は訓練所を中心に勤務します。

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