土木作業員の求人状況・就職先選びのポイント

土木作業員の就職先にはどんなところがある?

土木作業員の就職先は、工務店やゼネコンなどの建設会社や、土木施工会社です。

土木工事を手掛ける企業の事業規模は幅広く、親方が個人で経営している小さなところから、資本金100億円を超える大企業まであります。

また、その事業内容も各社ごとに異なる特徴があり、地方自治体から委託を受け、護岸整備工事を専門とするところもあれば、高速道路事業団からの依頼で、アスファルト舗装工事ばかりを手掛けるところもあります。

一口に土木作業員といっても、どんな現場で働き、どんなスキルが身につくかは、就職先次第といえるでしょう。

なお、土木業界の企業のなかには、いまだに労働基準法を遵守していないなど、いわゆるブラック企業も一部残っていますので、就職先は慎重に吟味することが大切です。

土木作業員の求人の状況

建設業界は、社会全体の景気の波による影響を受けやすいものの、土木工事については、官公庁が発注元となる公共関係の案件が多いため、その需要はかなり底堅いことが特徴です。

その一方で、土木作業員の仕事は、危険、きつい、汚いという「3K」のイメージが強いこともあって、若い世代からの人気があまりないうえ、職人全体の高齢化もあって、業界全体で人材は枯渇気味です。

これらの結果、どこの企業も求人活動にはきわめて積極的であり、近年はずっと「売り手市場」が続いています。

まったくの未経験でも、なんの資格もなくても、やる気さえあれば採用するという企業は数多くありますし、年齢制限もかなり緩めです。

給料などの待遇面も、以前に比べれば格段に改善されていますし、各種保険も整備されています。

これから土木作業に従事したいという人にとっては、非常に恵まれた環境にあるといえるでしょう。

土木作業員の就職先の選び方

手掛けたい工事内容で選ぶ

土木工事にはさまざまな種類がありますので、上述したように、企業ごとに請け負う工事内容はある程度の傾向があります。

このため、道路工事やダム建設工事、トンネル掘削工事、橋梁工事、宅地造成工事など、まずはどのような工事を手掛けたいかという観点から就職先を選ぶという方法が考えられます。

一般的な業界の場合、就職先の規模と手掛ける案件の規模は、ある程度比例しますが、建設業界では、ひとつの現場に元請け業者や下請け業者、孫請け業者などが混在するため、あまり比例しません。

たとえば中小企業や零細企業であっても、大規模インフラ工事の現場に携わることも十分に可能ですので、企業規模や知名度にとらわれることなく、事業内容自体に着目してみるとよいでしょう。

勤務体系で選ぶ

土木作業員の就職先は、日勤の職場が大半ですが、高速道路や線路の修繕・補修工事、除雪作業などを手掛ける企業の場合、作業効率などの関係で、夜勤が発生することもあります。

工事が長期間におよぶと、当面は昼夜逆転の生活になるケースもありますので、就職先を選ぶ際には、勤務体系にも留意する必要があるでしょう。

ただし、深夜帯の勤務は、日中よりも時間給が高いことが多いため、体力的にはきつくなるものの、お金を稼ぎやすくなるというメリットもあります。

健康面に自信があり、なおかつ私生活にも支障が生じないなら、収入面を期待して、あえて夜勤の多い職場を選ぶという選択も有効です。

資格取得の支援体制で選ぶ

土木作業員の仕事のなかには、重機の操縦や玉掛けのように、免許や資格が必要になるものも数多くあります。

資格があればあるほど、資格手当や勤務手当がついて、給料アップにつながりますし、また管理職などに昇格するためには、資格取得が必須となることも多々あります。

働きながら資格取得に励むのはなかなか大変ですので、後々キャリアアップすることを考えているなら、就職する時点で、従業員の資格取得をサポートしてくれる職場を選ぶことも大切です。

職場によっては、希望者向けに社内研修を実施しているところや、取得にかかる費用を企業で負担してくれるところもあります。

就職を希望している先が人材育成に熱心かどうか、一度チェックしてみるとよいでしょう。

土木作業員の志望動機・面接

土木作業員を目指すきっかけは人それぞれで、体を動かすのが好きで、屋外で働きたいという人もいれば、インフラのように規模が大きく、社会への影響力が強いモノづくりに携わりたいという人もいます。

家庭の事情や将来のことを考えて、シンプルにお金を稼ぎたいという人も少なくありません。

土木作業員の志望動機については、あまり深く思い悩んだり、変に飾ったりせず、ストレートにそうした「自分のなかの理由」を書いてみましょう。

どこかで借りてきたような崇高な理念を掲げるよりは、多少拙くても、自分の言葉で真実を述べたほうが、土木作業員になりたいという熱意が伝わります。

面接においては、元気よく挨拶し、面接官の目を見て、明るくハキハキとした受け答えを心掛けましょう。

礼儀作法に気をつけてさえいれば、十分に採用されるチャンスはありますが、過去の経歴などを踏まえて、土木作業員に必要な注意力や集中力、体力などをアピールできれば、尚よいでしょう。

土木作業員の志望動機・面接で気をつけるべきことは?

就職先はどのように探したらいい?

上述したとおり、土木業界は慢性的な人手不足に陥っていますので、就職先は全国どこでも、かなり簡単に見つけることができます。

一般の求人サイトや建設業界専門の求人サイト、街中の求人情報誌などに、広く求人情報が掲載されていますし、ハローワークなど公的機関を利用してもいいでしょう。

ただし、中小以下の企業では、労災などの保険に未加入だったり、掲載されている雇用条件と違うというケースも一部見受けられますので、就職先の情報は、できる限り多角的に収集してみるべきです。

学校の学生課や就職課に相談したり、先生や卒業生などを頼って、実際に働いている人の声を聞いてみると、「思っていた職場と違った」という事態を防ぐのに役立ちます。

なお、ゼネコンなどの大手企業を志望する場合は、定められた期間内に、各企業のホームページから個別にエントリーすることが必要になるケースもありますので、注意が必要です。