中学教師の1日のスケジュール・生活・帰宅時間は遅い?
夜遅くまで残業をしたり、朝早く出て仕事を片付けている中学校教師も少なくありません。
ここでは、中学校教師の1日のスケジュールや生活スタイルを詳しく解説します。
中学校教師の業務スケジュール
中学校教師の勤務時間は明確に定められていますが、実際にはその時間を超えて、さまざまな業務を行わなくてはならない場面が多々出てきます。
授業と生徒たちとのコミュニケーション以外にも、中学校教師は事務的な作業に追われます。
たとえば提出物のチェック、テストの採点、プリントなど配布物の作成、授業準備などは、中学校教師が日常的に行っていく大事な業務の一部です。
このほか、職員会議への出席や、校務分掌(校内の役割分担)に従って行事の準備をしたり、部活動の練習試合の手配をしたりもしなくてはなりません
このようなたくさんの業務が積み重なり、夜遅くまで残業をしたり、朝早く出て仕事を片付けている中学校教師もいるのが実情です。
丁寧に、かつテキパキと業務を進めていくことが求められますが、生徒対応などイレギュラーな事態も起きやすく、どうしてもスケジュールを読みづらいところもあります。
20代で正社員への就職・転職
公立中学校で働く中学校教師の1日
ここでは、公立中学校に勤務する中学校教師のある1日の過ごし方を紹介します。
中学校教諭の帰宅時間は遅い?
文部科学省が公表した「教員勤務実態調査(令和4年度)集計【速報値】」によると、中学校教師(教諭)の平日の1日あたりの在校等時間は、11時間1分となっています。
朝7時半に出勤したとすると、退勤する時間は18時半頃と考えることができます。
なお、先の数字は、平成28年度の調査時からは「31分減少」しています。とくに40歳以下の比較的若い世代の減少幅が増えているようです。
近年は教員の過酷な労働実態が社会問題となり、労働環境の改善に力を入れる動きが徐々に進んできています。
それでも多忙である職種であることは確かですが、少し前に比べると、数字上では多少働きやすい状況になってきているといえるでしょう。
20代で正社員への就職・転職
「中学校教師の1日のスケジュール」まとめ
中学校教師は授業をすること以外にも、さまざまな業務を抱えています。
採点や授業準備といった事務的な業務から、生徒・保護者とのコミュニケーションなどまで、多様な業務を丁寧に、かつテキパキとこなしていかなくてはなりません。
どうしても業務量がかさみがちで、決まった勤務時間内だけでは仕事が終わらずに、残業や早朝出勤によって対応している人も少なくありません。