キャリアコンサルタントへの転職・未経験採用はある?
キャリアコンサルタントへの転職状況は?
現代社会では「仕事」や「幸せ」に対する価値観の多様化が進み、自分自身の生き方をしっかりと見つめなおすことの重要性が問われています。
こうしたなか、「キャリア」というものにあらためて興味関心をもつ人は増加中です。
また、職業としての「キャリアコンサルタント」にも注目が集まっており、それまで異業種で働いていた人がキャリアコンサルタントへの転職を希望するケースも増えているようです。
キャリアコンサルタントは活躍の場が広く、需要が拡大していることなどから、努力次第では大きな活躍が期待できます。
学歴や職歴問わず、資格取得を目指しやすいのも、転職を後押しするひとつの要因になっています。
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キャリアコンサルタントへの転職の志望動機で多いものは?
キャリアコンサルタントへ転職を考える人の多くが、人の人生に影響を与える就職や転職のお手伝いをしたいと考えているようです。
なかには、自分自身がかつてキャリアコンサルティングを受けて「非常に役に立った」「助けてもらった」という思いを持ち、今度は人を支援する立場になりたいと考える人もいます。
これまで進路や仕事のことで悩んだ経験があれば、人の相談にのるときにも相手の気持ちを想像しやすく、親身になれることでしょう。
ですが、キャリアに関する悩みや思いはもちろん、強みや価値観も、一人ひとりまったく異なるものです。
キャリアコンサルタントへの転職を目指すのであれば、広い視野を持って、人のキャリアを心から支援したいという考えを志望動機で伝えていくことが重要です。
キャリアコンサルタントの志望動機と例文・面接で気をつけること
未経験・社会人からキャリアコンサルタントになるには
キャリアコンサルタントとして働きたいのであれば、キャリアコンサルタント国家試験を受験し、合格する必要があります。
この資格は学歴が問われず、所定の養成講習を受けるなどの方法をとることで、誰でも取得を目指せます。
キャリアコンサルタント以外にも、キャリアカウンセリング系の民間資格はいくつもあります。
しかし、2016年にキャリアコンサルタント国家資格が誕生したのを機に、厚生労働省は民間資格も含めたキャリアコンサルタントのレベルを明確に定めました。
今後は、キャリアコンサルタント国家資格をもつ人が転職時に優遇されたり、資格を所持していることが必須要件になったりするケースが増えることが考えられます。
現状では、無資格や未経験でもアシスタントなどの形で現場に入れるケースはあるようです。
しかし社会人や未経験からキャリアコンサルタントを目指すのであれば、きちんと養成講習を受けて、確かな知識とスキルの習得を考えていくとよいでしょう。
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キャリアコンサルタントへの転職に役立つ職務経験は?
キャリアコンサルティングの場では、前職などで自分が経験してきたことを生かすことが可能です。
たとえばIT系企業で働いていたならば、IT業界で何が求められるのかがよくわかるはずです。
すると、そういった業界への就・転職を考える人に対して、より相手の気持ちを理解したうえでのサポートがしやすくなります。
企業のキャリアコンサルタントになりたいのであれば、みずからも会社員経験があるほうが、そこで働く人の悩みを理解しやすいです。
一方、教育業界で働いた経験があれば、学生の立場や気持ちを理解しやすく、学校などの教育機関で働く際に有利になるでしょう。
実際には、キャリアコンサルタントにはコンサルティングに関する専門性が求められるため、経験が浅いうちから特定の分野に絞って仕事をするのは難しいと考えられています。
しかし、どの業界、どの職種で働いたことがある人でも、キャリアコンサルティングに転職できる可能性は十分にありますし、経験を生かせます。
キャリアコンサルタントへの転職面接で気をつけるべきことは?
キャリアコンサルタントへの転職面接では、「キャリアコンサルタントとしての適性があるかどうか」が厳しく問われると考えておきましょう。
キャリアコンサルタントの仕事では相談者と1対1で対話をする時間が多いため、転職面接でも、そうした場面に遭遇したときにどんな対応をするのかがチェックされます。
もちろん相談者と面接官は立場が異なりますが、言葉遣いや社会人としての基本的なマナーなどには十分に気をつけましょう。
キャリアコンサルタントにとって必須スキルとなる「相手の話をきちんと聞けるかどうか」といったことも重視されます。
また、「親しみやすさ」「話しやすさ」「明るい笑顔」「清潔感」「前向きさ」なども大事なポイントになりますので、意識するとよいでしょう。
キャリアコンサルタントに転職可能な年齢は何歳くらいまで?
キャリアコンサルタント国家資格には、年齢制限がありません。
そのため、制度上は何歳でもキャリアコンサルタントを目指せます。
しかし実際に転職となると、年齢は若いほうが有利になるでしょう。
とくに実務未経験からスタートする場合は、一人前のコンサルタントになるために、紆余曲折しながら多数のコンサルティング経験を積む必要があります。
できるだけ早いうちに現場に入るほうが、その後のキャリアパスの可能性も広がります。
とはいえ、この仕事では豊富な社会人経験がムダにはなりませんから、本気で勉強をする気持ちがあれば、30代や40代からでもキャリアコンサルタントを目指すことは可能です。
未経験からキャリアコンサルタントの転職での志望動機
未経験からキャリアコンサルタントへの転職を希望する人は、社会人経験のなかでたくさんの人と関わるうちに、人のキャリアを支援したいと考えるケースが多いようです。
自身が転職時にキャリアコンサルティングを受けたのをきっかけに、この仕事に興味をもつ人もいます。
未経験からでも目指せる仕事ではあるものの、キャリアコンサルタントとして目指す姿を明確に伝えるとともに、継続的に勉強し続ける向上心があることをしっかりと伝えましょう。
キャリアコンサルタントは、たとえ国家資格を取得しても、そこがゴールにはなりません。
実際のコンサルティング業務では、さまざまなケースに遭遇しますし、なかには解決が難しいものもあります。
現職のキャリアコンサルタントも、日々働きながら専門的な勉強を続け、さらなる上位資格の取得を目指したり、セミナーに参加したりして自分をブラッシュアップさせています。
人の人生に関わる専門職だからこそ、その責任の重さをきちんと理解したうえで、努力をおしまない姿勢を見せることが大切です。