キャリアコンサルタントの志望動機と例文・面接で気をつけること
キャリアコンサルタントを目指すきっかけで多いものは?
キャリアコンサルタントを目指す人の多くが、「人の役に立ちたい」「人との関わりが深い仕事がしたい」と考えています。
また、自身がキャリア相談を受けた経験から、キャリアコンサルタントという職業に興味を持つ人もいます。
最近は、学校などでも専任のキャリア相談員を置くところが増えているため、キャリアコンサルティングの敷居がだいぶ低くなっています。
人の人生の転機となる進学や就職・転職などのキャリアを支援し、たくさんの人の役に立ちたいという思いから、キャリアコンサルタントを目指す人が多いようです。
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キャリアコンサルタントの志望動機の考え方
キャリコンサルタントの志望動機では、「どうしてもこの仕事がしたい」という熱心な気持ちに加えて、自身にキャリアコンサルタントの適性があることもアピールしましょう。
キャリアコンサルタントは、初対面の人のコンサルティングを行う機会も多くあります。
そのため、人が好きであり、どんな人にも温かく接することができるタイプの人に向いている仕事です。
相手に関心を寄せ、自分から心を開けるかどうかは、キャリアコンサルタントとして大事な適性のひとつです。
これまでの経験から、人と関わって何かを達成したエピソードがあれば、それを盛り込めるとよいでしょう。
キャリアコンサルタントの志望動機の例文
人材派遣会社を志望する場合の志望動機の例
「私が貴社のキャリアコンサルタントを志望するのは、人の可能性を見つけ出し、イキイキと働く人を増やしたい思いがあるからです。
私は以前、自分が何を得意にしているのかや、どんな仕事が向いているのかわからずに、迷ってしまったことがありました。
そんなとき、お世話になったのが、まさに貴社のキャリアコンサルタントの方でした。
キャリア形成で悩んだ際に、専門家の立場として最も身近で支援できるのが、キャリアコンサルタントの強みだと考えています。
私は相談者自身が気づいていない、その人の個性や価値観を見つけ出せるコンサルタントとなり、一人でも多くの人が前向きに働けるようサポートしていきたいと考えております。」
教育機関(大学)を志望する場合の志望動機の例
「私がこちらの大学でのキャリアコンサルタントを志望するのは、社会に出る前の学生たちと真摯に向き合い、希望を持って社会人の第一歩を踏み出してもらうお手伝いがしたいと考えているからです。
自分自身の大学時代を振り返ってみると、社会人として何を目指していきたいのかがハッキリしておらず、就職活動もなかなかうまくいきませんでした。
当時は、キャリアコンサルタントという存在が世の中にあまり知られていませんでしたが、もし当時キャリア相談をしていれば、もっと目標を持って、前向きに過ごせたようにも思っています。
だからこそ、私はこれからキャリア支援の専門家として、悩める学生の心を少しでも楽にし、夢に向かって進める若者を増やしたいと考えております。」
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キャリアコンサルタントの面接で聞かれること・注意点
キャリアコンサルタントの面接では、面接官との対話を通して、キャリアコンサルタントとしての適性があるかどうかが判断されます。
キャリアコンサルタントは、就職や転職といった人生の転機で相談者と関わることが多い仕事です。
どのような人に対しても真摯に向き合えるかどうかや、親しみやすさがあるかどうかなどをチェックされます。
まず、言葉遣いや清潔感、社会人としての基本的なマナーには十分に気をつけましょう。
そして、キャリアコンサルタントに最も必要とされる「相手の話をきちんと聞けるかどうか」というポイントにも意識して臨むことが大切です。
第一印象が重要視される職業でもありますから、明るく朗らかな雰囲気で、あまり緊張し過ぎずに自然体で臨むように心がけましょう。
キャリアコンサルタントの自己PRのポイント
人がイキイキと生きるための「キャリア形成」に関して、専門家として支援できることは、この仕事の醍醐味です。
ですが、コンサルタントも一人ひとり異なる人間で、その人自身に「魅力があるかどうか」も大事な要素となります。
型に自分をはめようとし過ぎずに、自分の価値観や強み、個性を伝えられるように意識するとよいでしょう。
とくに、キャリアコンサルタントとしてどうなりたいのか、目指す姿をアピールすると、前向きな姿勢が伝わりますし、好印象です。
また、これまでにキャリアコンサルティングについてどのような勉強をしてきたのかも、正しく伝えられるように話をまとめておきましょう。
キャリアコンサルタントの履歴書で気をつけるべきことは?
キャリアコンサルタントが就職活動をする際には、必ず履歴書の提出が求められると考えておきましょう。
この仕事では、ときに相談者に対して履歴書の書き方を指導することもありますから、まずは自分が正しく書くことが大事です。
求められている書式に沿う形で作成するのはもちろん、丁寧な字で、誤字脱字に気をつけながら仕上げましょう。
学校名や保有資格などは、必ず正式名称で記載するように気をつけることが大切です。