CADオペレーターが独立してフリーランスになるには?
本記事では、フリーランスのCADオペレーターのメリット・デメリット、フリーランスとして活動するために必要なことなどを紹介します。
フリーランスのCADオペレーターの働き方・仕事内容
フリーランスのCADオペレーターの大半は、在宅で仕事をしています。
クライアントから直接仕事を請け負い、案件をこなして納品し、報酬を得るというのが大まかな仕事の流れです。
仕事自体はパソコンを使った作業がほとんどで、クライアントとのコンタクト方法はメールや電話、チャットが中心になるでしょう。
仕事は自分で獲得しなければならないため、フリーランスになる前にある程度の人脈を構築しておくほか、信頼と実績を積み上げておくほうがよいでしょう。
近年では、フリーランスが手軽に仕事を探せるクラウドソーシングサイトも増えていますが、基本的に、フリーランスは仕事や案件を獲得するために自ら営業活動を行う必要があります。
フリーランスは良くも悪くも個人の力量がはっきりと出やすく、それによって仕事で成功できるかどうかも変わってきます。
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フリーランスのCADオペレーターになるまでのキャリアパス
建築業界を中心に活躍するCADオペレーターは、建築会社や設計事務所などの企業に勤務する人がいる一方で、フリーランスとして仕事をする人もいます。
フリーランスのCADオペレーターとして活躍する人は、たいていの場合、会社勤務を経て資格を取得したのちに独立を果たしています。
なかにははじめからフリーランスで活動している人もいるようです。
CADオペレーターとして独立してフリーランスになるために、必ずたどらなければならないルートはなく、どのような人でも独立することは可能です。
とはいえ、CADオペレーターはCADに関する知識やスキルが必要になるため、やはり専門学校やスクールに通って専門知識や技術を身につけ、実務経験を積んでからフリーランスになるのが一般的といえます。
フリーランスのCADオペレーターのメリット・デメリット
フリーランスで働く大きなメリットは、納期さえ守れば時間に拘束されることなく自分のペースで仕事ができることです。
また、個人の名前で仕事をすることになるため、クライアントから評価されることで大きな達成感を得ることができます。
一つひとつの案件を確実に仕上げることで信頼や人望を得ることができますし、継続した案件を獲得することもできます。
一方、フリーランスはCADオペレーターとしての製図業務のほか、営業や事務、経理、その他の雑務もすべてひとりでこなさなくてはなりません。
会社が守ってくれるわけではなく、たとえば病気や怪我で仕事ができなくなれば収入もなくなってしまうという不安が常につきまとうことになります。
仕事量によって収入が変動しやすく、生活は不安定なものになるかもしれません。
CADオペレーターはフリーランスとしても働きやすい職種ですが、こうしたデメリットも頭に入れたうえで、フリーランスになることを計画したほうがよいでしょう。
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フリーランスのCADオペレーターの給料・年収
フリーランスで働くCADオペレーターの平均年収は300万円~400万円程度、月収は25万円~35万円程度といわれています。
ただし、フリーランスの場合は完全歩合制であり、
- 契約しているクライアントの数
- クライアントから獲得する案件数
- 自身の技量
これらによって月収や年収には大きな差が生じます。
建築業界や設計事務所に会社員として勤めるCADオペレーターに比べると、フリーランスの収入は少ないといわれています。
クラウドソーシングサイトを活用すれば人脈がなくても収入を得ることは可能かもしれません。
しかし、生活を安定させてフリーランスを続けていくためには、第一線で活躍できるだけのスキルと実績が必要です。
CADオペレーターの独立のまとめ
フリーランスになることは簡単ですが、生活していくだけの仕事を請けるにはそれなりの準備が必要です。
自由な働き方を謳歌するためにも、まずは専門学校などで基礎的なスキルを身につけ、企業に入社して経験・スキル・人脈を培うところからはじめるのがよいでしょう。