CADオペレーターは副業・在宅でも働ける?
本記事では、CADオペレーターとして在宅で働く方法やそのメリット・デメリットなどを紹介します。
CADオペレーターの副業・在宅での働き方・仕事内容
副業とは、広い意味でいえば、本業を持っている人が何らかの方法で収入を得るために働くことです。
法的には「副業」の明確な定義はありませんが、会社員などが本業の給料を補填するために収入を得る、という「ダブルワーク」も副業に含まれます。
たとえば平日は会社員として勤務し、週末や空き時間に在宅でCADオペレーターとして仕事を請け負うといった働き方も含まれます。
最近では副業をする人が増えていますが、公務員の場合は、国家公務員法および地方公務員法によって副業は禁止されているため注意しましょう。
さらに、民間企業でも副業を禁止しているケースがあります。
とくにCADオペレーターの場合は、ものづくりの現場に関わることも多いため、新商品を開発する同業種での副業は認められないケースがあります。
会社の就業規則をよく確認してから副業を検討したほうがよいでしょう。
とはいえ、近年は働き方改革が推進され、会社員の副業・ダブルワークを容認する企業も増えているようです。
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副業・在宅のCADオペレーターとして働くには?
CADオペレーターを副業とするには、CADの技術と実務経験を積んでいることが前提となります。
副業向けの求人を探すには、おもにに2つのルートがあります。
クラウドソーシングサイトを活用する
在宅ワーカーの新しい働き方として注目されているのがクラウドソーシングです。
クラウドソーシングとは、発注者がWeb上で不特定多数の人に募集をかけ、採用者に業務を依頼するサービスです。
発注者(クライアント)と受注者(ワーカー)のマッチングサービスを行うクラウドソーシングサイトは、国内には現在20サイトほど存在しています。
とくに建築設計、CAD、パース作成などの求人は、設計経験のある人を求める傾向にあるようです。
CADのスキルと実績を持ち、在宅で案件をこなしながらスキルアップを目指したい人におすすめです。
ただし、クラウドソーシングでCADオペレーターの求人は、多くはないのが現状です。
求人サイトを活用する
CADオペレーターを募集する求人サイトには、「在宅勤務で週3日以内OK」「在宅でできる分だけお願いします」などといった副業・在宅ワーカー向けの求人もあります。
または、「週2~3日」「時短でのお仕事」など、派遣社員で時短勤務、さらに在宅ワークも相談可能な案件が掲載されていることもあります。
また、一定のスキルや経験を示すことで在宅勤務を認める企業もあるようです。
CADやエンジニアに強い求人サイトで検索すれば、こうした副業向けの求人はクラウドソーシングより数が多いことがわかります。
副業のCADオペレーターのメリット・デメリット
副業のメリットとは?
副業でCADオペレーターとして働く大きな魅力は、1日の業務スケジュールを自分で調整できることでしょう。
また、通勤する必要もなく、始業・終業時間に拘束されることもないため、自分の都合やプライベートと両立しやすい点などが大きなメリットといえます。
パソコンとマウス、CADソフト、インターネットに接続できる環境さえあれば、自宅に限らずどこでも作業ができることも魅力です。
最近では図書館でもパソコンが使用できるワークスペースがありますし、電源と無料Wi-Fiが設置されるカフェも豊富にあります。
仕事帰りにカフェでお茶を飲みながら作業を進めることができるのも、副業ワーカーの醍醐味といえます。
副業のデメリットとは?
CADオペレーターを副業とするには、CADのスキルと実務経験が求められます。
しかし、スキルや経験があっても、働けるとは限りません。副業向けのCADオペレーターの求人はそう多くはないのです。
実際に求人情報を見てみると、社内の制度のひとつとして在宅勤務を認めているケースが多いようです。
また、企業が求めるCADソフトと、自分が経験したCADソフトが一致するかどうか、副業の仕事が見つかったとしても、継続していけるかどうかが問題です。
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副業のCADオペレーターの給料・年収
在宅で働くCADオペレーターの平均収入は、300万円~400万円程度だといわれています。
ただし、この金額はCADオペレーターを本業にし、フリーランスとして働く人の年収相場です。
副業のCADオペレーターの収入は、時給制で1,000円~1,200円程度が目安です。
いくつかの求人情報を見てみると、CAD利用技術者試験有資格者を求める求人や、AutoCAD作図経験必須とされる求人もあります。
これらの条件を満たせば、週2~3日×時短勤務、在宅か出社の選択ができ、時給2,000円以上という高待遇の仕事に応募することも可能です。
このように、副業で働くには、スキルを証明するための実績と、資格があるほうが有利です。
CADオペレーターの副業のまとめ
CADオペレーターを副業とする場合、自分の都合に合わせて働くことができるのが利点です。
一方で、そもそも副業向けの求人が少ないことは大きなデメリットです。
副業のCADオペレーターは、本業の収入を補填するためのものというよりは、もともと独立を目指している人が、ステップアップの一環として本腰を入れて取り組む働き方といえるでしょう。