CADオペレーターの1日のスケジュール・勤務時間や休日も紹介
CADオペレーターになりたいと考えたとき、自分が望むライフスタイルに合った働き方ができるのか、1日の流れはどのようになるのか、気になる人は多いでしょう。
本記事では、CADオペレーターの業務スケジュールや勤務時間、休日の取り方などを紹介します。
CADオペレーターの業務スケジュール
CADオペレーターの1日の業務スケジュールは、雇用形態や職場の就業時間などによって変わってきます。
さまざまな雇用形態があり、フルタイム勤務から週3~4日ほど短時間のみなど、働き方も多様です。
会社勤務の正社員であっても、建築や機械メーカー、インテリア、アパレルなど、働く業界によって1日の業務スケジュールは異なります。
また、会社に所属するCADオペレーターのなかには在宅勤務をしている人もいます。
CADオペレーターの1日のスケジュールや生活スタイルは、どのような業界でどのような働き方をするかによって大きく変わってくるといえるでしょう。
職場によっては、CADオペレーターが電話応対や事務処理、雑務などを行う場合もありますが、「設計者との打ち合わせ→CAD操作→修正の繰り返し」の流れが1日の大半を占めます。
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CADオペレーターの1日
正社員で働くCADオペレーターの1日
正社員で働くCADオペレーターは、知識と経験を培うことでより高度な仕事を任されるチャンスが巡ってきやすいのが特徴です。
ここで紹介するのは、正社員として勤務するとあるCADオペレーターの1日のスケジュールです。
派遣で働くCADオペレーターの1日
CADオペレーターのなかで最も多い雇用形態が派遣社員です。
契約更新を重ねて長期雇用されるのが一般的ですが、繁忙期のみ期間限定で雇用する短期派遣もあります。
ここで紹介するのは、派遣社員として働くとあるCADオペレーターの1日のスケジュールです。
フリーランスで働くCADオペレーターの1日
フリーランスで働くCADオペレーターの特徴は、場所や時間に縛られず、納期に合わせた調整ができることです。
ここで紹介するのは、独立して2年目の在宅CADオペレーターのスケジュールです。
CADオペレーターの勤務時間・休日
CADオペレーターの雇用形態の種類
CADオペレーターの雇用形態は、おもに
- 派遣社員
- 正社員
- 契約社員
- アルバイト・パート
- 在宅勤務
などがあります。
CADオペレーターの求人情報を見ていくと、雇用形態はとくに「派遣社員」が多いことがわかります。
安定した企業で長く働きたいのならば、正社員として就職する道がよいかもしれません。
ただし、正社員の求人数はそこまで多くないため、スキルが不足している場合などは、まずは派遣社員として経験を積むのもひとつの働き方です。
「紹介予定派遣制度」で働き、CADオペレーターの正社員を目指す方法もあります。
また、CADソフトを自宅のパソコンにインストールできれば、在宅勤務を行うことも可能です。
テレワークが普及している昨今、完全在宅でなくとも、自宅で仕事をするCADオペレーターは少しずつ増えているようです。
CADオペレーターの勤務時間
CADオペレーターの勤務時間は、8時から18時の間の実働時間7~8時間程度が一般的です。
アルバイトや派遣社員の場合は、4~6時間などの短時間勤務で働くこともあります。
残業や休日出勤の有無は、勤務先の業種や時期、抱えている業務量によっても変わってきます。
たとえば建築・土木業の企業では、年末や年末度に納品が集中するため、12月~3月にかけては繁忙時となり残業が発生しやすくなる傾向が見られます。
派遣社員の募集要項を見ると、「残業なし」「残業月10時間以内」など、残業が少ない社風を掲げている企業も多いようです。
派遣社員の場合は、基本的に事前に交わした契約時間に従うため、派遣社員が残した業務を、定時後は正社員が残業して終わらせるといった場合もあります。
CADオペレーターの休日
CADオペレーターは正社員でも、派遣社員の場合でも、土日祝日が必ず休日になるとは限りません。
たとえば住宅メーカーの場合は、業界の性質上、火・水曜日が休みというケースが多くなっています。
ただし、同じ業界でも休日は「社内カレンダーに準ずる」という企業もあり、休日の曜日設定は企業によって異なります。
フルタイムで働く人は、基本的に土日祝休みで週休二日制が一般的ですが、派遣社員やアルバイトの場合は、契約内容によって週3~4日勤務ということも可能です。
CADオペレーター全体としては、休日を返上して働かなければならないということは、さほど多くはないようです。
ただし、繁忙期などは複数の案件を抱えながら作業を同時に進めることもあるため、休日出勤を余儀なくされることもあります。
CADオペレーターの残業
CADオペレーターは、クライアントから新たな要望が発生したり、製図に不備などがあったりした際には該当箇所を含め、全体図を見直して修正しなければなりません。
変更点や不備などが、たとえ1ヵ所でもあれば、納期を守るために残業が発生するのは当然といえるでしょう。
順調に進んでいたとしても、途中で予期せぬ変更点が発生する場合もあります。
そのような場合、製図をはじめから作りなおすケースなどもあり得ますし、最悪の場合、徹夜をして何とか仕上げなくてはならないことも出てくるかもしれません。
CADオペレーターは忙しい?激務?
CADオペレーターの仕事は、設計士の図案を基にCADを使って製図を行うため、設計士の図案ができあがらないうちはCADオペレーターの仕事はほとんどありません。
ですが、CADオペレーターとしてスキルを重ね、設計士などキャリアアップを目指す場合には、業務の範囲が広がることから繁忙時などは複数の案件を抱える場合もあります。
激務になるかどうかは、CADオペレーターの技量によって変わってきます。
製図作業を抱える案件が多ければ常に納期に追われるケースもあります。
CADオペレーターの休日の過ごし方
CADオペレーターとして活躍している人の休日の過ごし方は人それぞれです。
20代で独身の人であれば、学生時代の友人や恋人と過ごすこともありますし、既婚者で子育て中の女性であれば、子どもと公園で過ごしたり買い物にでかける時間もあります。
人によっては、資格取得の目標に向けてセミナーやスクールに通ったり、通信講座や独学で勉強を進めたりするなど、空いた時間を有効に活用する人もいるようです。
日ごろ運動不足になりがちなため、仕事帰りや休日はスポーツジムで汗を流したり、趣味の時間に費やす人もいます。
仕事のオンオフを上手に切り替えて、休日は大いにリフレッシュし、休み明けの仕事に備えることもCADオペレーターにとってはとても大切です。
CADオペレーターの勤務時間・休日のまとめ
基本的に、CADオペレーターの勤務時間は雇用されている企業の就業規則によります。
正社員なら1日に8時間程度の勤務が一般的です。
普段はきちんと休めますが、繁忙期は休日出勤を余儀なくされたり、納期に間に合わせるために残業したりすることもあるでしょう。
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CADオペレーターの一日・生活スタイルのまとめ
CADオペレーターはさまざまな業界で活躍できる仕事であるため、その生活スタイルは人それぞれです。
基本的には設計者との打ち合わせ後にCADで図面を起こし、その後、必要に応じて修正を繰り返す、という流れが1日の大半を占めることになります。