キャビンアテンダントの採用倍率はどれくらい?
キャビンアテンダント(CA・客室乗務員)は、スチュワーデスと呼ばれていた時代から現在に至るまで、非常に人気の高い職業です。採用倍率が気になる人も多いでしょう。
この記事では、キャビンアテンダントの採用倍率や試験のポイントなどを紹介します。
倍率は100倍を超えることも
キャビンアテンダントは人気の高い職業です。
採用倍率は数十倍以上、ときには数百倍を超えることもあります。
大手の航空会社の採用試験には、募集人数が500名程度のところに1万人以上の受験生が集まることも珍しくはありません。
小さな航空会社では応募者が少なくなりますが、その分採用人数も少ないため倍率は大手とほぼ変わりません。
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一時期に比べ倍率は下がる傾向に
航空業界は学生に依然人気が高く、ある調査では文系女子の就職人気企業ランキングでANA(全日空)は1位、JAL(日本航空)は2位という結果が出ています。
しかし近年、キャビンアテンダントの採用の状況は少しずつ変わり始めています。
LCCの就航により、業界全体のキャビンアテンダントの採用人数が増加したため、各社が学生の確保に必死になり始めています。
近年は航空会社が自ら大学に出向き学生との接点を増やしたり、キャビンアテンダントの職業体験を実施したりしています。
企業によっては1,000人単位で採用するところもあり、キャビンアテンダントを目指す人にとってはこれまでにないチャンスが到来しているといえます。
高倍率でもあきらめない
しかし、依然としてキャビンアテンダントを目指す人が多いことに変わりはありません。
「倍率が高い=難しい」と考えるのはもったいないことです。
キャビンアテンダントという仕事は昔から憧れの的でもあるため、記念受験をしたり、他の職業と併願したりする人も多いのが実情です。
必然的に倍率は上がりますが、もちろんそのような人はさほど対策をしていないため、早い段階で振るいにかけられます。
本当に情熱があり、しっかりと試験対策をしていれば、どれだけ倍率が高い試験でも合格できる可能性は高まります。
目先の数字だけに惑わされず、自分の意志を貫き通すことが何よりも大切です。
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試験のポイントをしっかり押さえよう
キャビンアテンダントの採用試験では、英語力などいくつもの応募資格があります。
まずはそれらの情報をしっかりとチェックし、基準から外れていないか確認しましょう。
また、人柄も重視されるため、面接試験では絶対に失敗できません。
幸い、キャビンアテンダントは試験に関する対策本やスクールが多数ありますので、それらを上手に活用して試験に臨むとよいでしょう。
自分に合った航空会社を選ぶ
キャビンアテンダントを目指す場合、とにかく航空業界に入りたいがために、大手から小さな航空会社までさまざまな企業を受ける人がいます。
しかし、採用されるには、企業が求める人物像と自分がマッチしていなければなりません。
大手・地方の航空会社、また外資系エアラインでは、同じキャビンアテンダントでも求められるものが大きく異なります。
各企業の特徴や理念などをしっかりと踏まえたうえで、自分がどのようなキャビンアテンダントになりたいのか、どの航空会社で働きたいのかをじっくり考えましょう。
キャビンアテンダントの採用倍率のまとめ
キャビンアテンダントの採用倍率は業界全体の採用枠の拡大によって以前よりは下がっていますが、依然としていまだ数十倍から数百倍です。
倍率だけを見て諦める必要はありません。適切な試験対策や業界研究、そして強い意志をもって狭き門を突破しましょう。