通関士になるには

通関士の資格が必要

通関士になるためには、国家試験である通関士試験に合格することが必要となります。

受験資格に年齢や学歴などの制限はとくにありません。

試験に合格したのち、通関業者に就職し、通関士として登録されると通関士として働くことができるようになります。

実務経験がある方が試験の内容を理解しやすいことに加えて、経験年数が5年以上ある場合には科目の免除があるため、通関業者に就職してから、通関士の資格を取るケースも多くあります。

通関士試験の難易度、合格率

通関士のスクール・大学

かつては、通関士の受験者の大半は、通関業・貿易業に携わっているプロでした。しかし、最近では業務経験のない素人の受験者も増えています。

通関士試験では、実際に業務で使う通関に関する法律・知識などが要求されます。そのため多くの資格スクールが、通関士試験の対策講座を設けています。これを利用するのが、一番の近道でしょう。

また、ビジネス系の専門学校でも、通関士試験を念頭においた授業が実施されています。

法学部・経済学部での勉強は、試験勉強の際に多少有利になります。しかし、出題されるのはかなり具体的で細かい知識なので、別途学習が必要です。

通関士の資格を取得していると、通関業者や貿易関係の企業の就職するときに若干有利になることがあります。

ですが、働きながら取得する人が多い資格であり、資格を持っていれば就職できるというわけではありません。

通関士の就職先

通関士として働くためには、通関業者に就職しなければなりません。

もちろん、通関士として働く以外の道もあります。試験合格という実績を活かして、商社・貿易会社などに就職することもできるのです。その他、輸入品を扱う商店などでも、貿易に関する知識が高く評価される傾向にあります。

女性の通関士は?

かつては、男性が多かった通関士ですが、最近では女性の受験者もかなり増えているといわれています。

港湾関係の仕事は伝統的に男性が中心の業界ではありますが、徐々に女性の活躍も増えてきているようです。

通関業従業者数(通関士)

通関業の従業者数は貿易量の増加とともに年々増えてきています。2014年4月時点における通関業従業者数は全体で15,938人。そのうち7,803人が通関士として働いています。
通関業従業者数(通関士)の推移_2014

税関別通関業従業者数(通関士)

全国の税関においての通関士の従業者数は下記のグラフのようになっています。東京、大阪、神戸、横浜で多くの通関士が働いています。
税関別通関業従業者数(通関士)_2014