女性の通関士のキャリアパス・結婚後の生活

女性の通関士の現状

通関士が勤務するのは通関業者や倉庫業、運送業などが多く、そのイメージもあってか長く男性が中心となっていた職業です。

仕事に対する価値観も柔軟になっているからか、通関士の女性合格者も増えており、女性通関士は増加傾向にあります。

通関士試験の対策を行っているスクールなどでは受講者の大半が女性というクラスもあるようです。

加えて通関士の仕事は男女の差がなく、第一線で誰もが活躍できるのも増加の理由かもしれません。

女性の通関士の強み・弱み

仕事そのものは男女の差なく働けるのが通関士の魅力ですが、人それぞれ特性があるため、男性であっても、女性であっても強み・弱みは存在します。

それを前提として、あくまでも一般的な例として女性の強みを挙げるなら、細かな事務業務が多く、女性ならではの気配りが役立つ点です。

また、取り扱う品物が多様化している昨今において、女性の知識が役立つ場面も多くなっているようです。

例えば化粧品など、男性の通関士になじみのない品物を取り扱う際、女性通関士が担当する方が明らかにスムーズでしょうし、男性からしても質問できる女性がいた方が安心できます。

逆に機械系や電気部品などの品物は女性になじみがないため、苦労することが多いようですが、何回か経験すれば慣れてくるため、あまり心配する必要はないでしょう。

女性通関士の結婚後の働き方・雇用形態

結婚後も出産後も通関士として働けるでしょう。

通関士は通常、税関の開庁時間に合わせて勤務するため、8時台~17時台が勤務時間となりますし、休日も税関に合わせ土・日・祝日が多いです。

極端に変則的な勤務とはなりませんので、安定した働き方が続けることができます。

ただし、勤務する会社や部署しだいで状況が変わることに注意が必要です。

たとえば航空貨物を取り扱う会社の場合は24時間対応のシフト勤務などもあるため、特に産休明けで勤務するのは難しいかもしれません。

通関士は子育てしながら働ける?

子育てしながら通関士として働くことは可能です。

ただし、通関士は民間企業で働くケースが多いため、在籍している会社の制度しだいでもあります。

一般的には産前産後休暇、育休制度、時短勤務などは整備されていますので、将来的に子育てをしながら働きたいという場合は必ず勤務先の就業規則を確認しておきましょう。

通関士は女性が一生働ける仕事?

通関士はデスクワークが基本で、年齢を重ねても業務に男女の差が出ないため、女性も一生働ける職種といえます。

日本通関業連合会は定期的に全国女性通関士会議を開いており、政府が推進している働き方改革に対し通関士はどのように取り組むべきか、通関業務全体の課題の解決策は何かなど、女性の視点から議論を行っています。

少子高齢化が進む日本において女性の活躍が欠かせない時代になっており、通関業界も同様、積極的な女性進出が期待されています。