通関士は世界中へ貨物を送り出す輸出通関の仕事
投稿者プロフィール
投稿者の仕事満足度
- 総合満足度
- 4.50
- 仕事内容
- 4.50
- やりがい
- 4.50
- 働きやすさ
- 4.50
- 給料・年収
- 4.00
- 休日・待遇
- 4.50
- 成長・将来性
- 4.50
- メッセージ
-
私は海外と何かしらのつながりがある仕事がしたいと思い、通関士を志しました。
実際の業務は細かいものや地道なものが多いので、そういう作業も根気良く続けられる力が必要です。
また法令を覚えたり法改正に合わせて常に勉強し続けなければいけません。
ですが、学び続けることで人間としてのレベルも上がり、専門家としての自負も生まれます。
国際的な仕事をしたい、英語が活かせる仕事がしたいという人に向いている仕事だと思います。
- 仕事内容
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名古屋港にある海運会社の中の通関部に在籍していました。
不定期に入れ替わりがあるものの、部の社員は常に12名ほどでした。
少数精鋭で、依頼を受ける通関量に比べて社員は少なかったように感じました。
仕事は輸出通関を担当していました。
社内の営業部から書類が回ってくるので(お客様からメールやファックスで来るケースも。)輸出申告に必要な項目を整理します。
それと並行して欠けている書類は無いか、法令違反の物品は無いか等確認をします。
準備が整ったらパソコンを使って社内システムに打ち込み、申告ボタンを押し、税関から許可が下りるのを待ちます。
申告に不備があったり問題があると税関から電話がかかってくるので適宜対応します。
他にも、税関が許可前に貨物の検査をしたいと言うことがあるので検査の立ち合いに行くこともありました。
- なるには
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新卒で海運会社に就職した後、通関士の資格を取り通関部に異動できました。
通関士試験は合格率がここのところとても低くなっている狭き門です。
通信講座に申し込みみっちり勉強しました。
通関士になった後も法改正などに合わせて勉強し続ける必要があります。
- やりがい
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貨物が世界に向けて出荷されていくというスケールの大きい仕事の一端を担っていると思うと、やりがいを感じます。
危険物の申告の仕方、ライセンスの書き方など様々な事例を経験し、それを次に活かすことが出来たときは自分でも成長を感じられとても楽しいです。
輸出通関は輸入通関に比べスピードが重視されるので、急な通関依頼が来ることもよくあるのですが、何とか時間内に許可が下りた際「ありがとう」「助かった」などお礼を言われるとやはりうれしいですね。
- 志望理由
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もともと英語が好きだったので、海外とつながっている仕事をしたいと漠然と考えていました。
実際に働いてみると様々な物が世界中に輸出されていくのを身近に感じることができ、とてもワクワクしながら業務に臨むことが多かったです。
- 給料・年収
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残業は月10~20時間ほどで土日の出勤はありません。
新卒で入社し30歳で月収23~25万くらい、年収は450万くらいでした。
通関士の資格手当は月8,000円ですが、会社によってもっと多かったり少なかったりします。
- 休日・待遇
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残業はあまり無く、土日出勤は無いので仕事で疲れ果てて休日はぐったり…というようなことはありません。
業務内容が縦割りな部分が多いので長期の有給は若干取りづらいです。(担当がしっかり決まっていて「その人しか分からない仕事」が多い)。
前もって申請すれば1日の有給はちゃんと取れます。
福利厚生は水族館や美術館の優待があるので若い人や家族持ちの人は活用しています。