通関士になるには? 必要な資格は?

通関士になるまでの道のり

通関士として働くには、通関士試験に合格し国家資格を取得しなければいけません。

通関士試験に学歴、年齢、経歴、国籍などの受験資格は一切ありませんので、取得を目指すにのはいつでも可能です。

あくまでも一例ですが何らかの志望理由があり、最初から通関士を目指すのであれば高校や大学在学中に取得しておけば就職活動を有利に進められるでしょう。

また就職後に通関士資格を取得するケースもあるようです。

通関業者であれば人手不足解消を目的に、商社であればスキルアップや貿易部門設置するためなど、個々の事情により通関士を目指すことになります。

試験対策は参考書や通信講座などを利用するのが効率的でしょう。

通関士になるまでのルート

通関士の資格・難易度

冒頭で記したように、通関士として働くには通関士の国家資格取得が必須条件です。

資格取得のためには通関士試験を受験しなければいけませんが、難易度が高いため簡単には合格できないようで、平均すると13~15%程度の合格率です。

参考までに過去数年間の合格者数と合格率を記載します。

■第53回(2019年実施)
受験者数:6388人
合格者数:878人
合格率:13.7%

■第52回(2018年実施)
受験者数:6218人
合格者数:905人
合格率:14.6%

■第51回(2017年実施)
受験者数:6535人
合格者数:1392人
合格率:21.3%

■第50回(2016年実施)
受験者数:6997人
合格者数:688人
合格率:9.8%

■第49回(2015年実施)
受験者数:7578人
合格者数:764人
合格率:10.1%

参考:税関 通関士試験受験者数及び合格率等の推移(第1回~第53回)

なお試験科目は以下の3つです。

・通関業法
・関税法、関税定率法その他関税に関する法律、および外国為替、外国貿易管理法
・通関書類の作成要領、その他通関手続の実務

3科目ともマークシート形式で回答を行い、全科目満点の60%以上が合格基準となっています。

通関士に向いている人・適性・必要なスキル

通関士になるための学校の種類

通関士試験の受験資格に学歴や学部などは一切関係ありませんので、高校でも大学でもどの学部に通っていても問題ありません。

学校ではありませんが、通関士試験のための通学講座や通信講座はあります。

効率よく合格するための学習をするため、各講座を利用するのもひとつの方法かもしれません。

通学タイプの受講料は10万円~20万円前後が目安のようで、メリットとしては不明点はその場で質問できますし、受講生同士で情報共有などもできるでしょう。

通信講座の場合は5万円代から受講でき、メリットは自分の都合の良い時間や場所で学習できる点でしょう。

メールなどで質問も可能で、通学講座に比べればタイムラグはありますが疑問解決に役立てられるでしょう。

通関士試験のための学校・通信講座と費用

通関士に向いている人

緻密なデスクワークが好きな人

通関士の仕事はデスクワークが基本となります。

申告書類作成や取引書類のチェック、NACCS(ナックス)入力など、通関士としての知識を生かした事務処理能力が求められます。

どの業務もミスが許されず、緻密な確認や作業の繰り返しになるため、そうした業務が苦にならない人は向いているでしょう。

分析や計算が好きな人

通関士は輸出入するモノに対し統計品目番号を振り分けますが、分類によって関税率も変わってくるため通関士の責任も重大です。

関税率表解説・分類例規に照らし合わせたり、過去の事例や法律書に照らし合わせたりして分類を決めますが、依頼品の情報分析を行わなければ正しい判断ができません。

依頼者にとっても不利益を与えてしまうので、物事を分析するのが好きな人にも向いているでしょう。

また、関税計算も必ずセットで行わなければいけないため、計算が得意な人も向いているといえます。

あらゆるモノに興味を持てる人

貿易する品は多種多様であるため通関士は毎回違うモノを対象に通関申告しなければいけません。

扱うモノに興味が持てなければ素材や目的など、正しい分析ができず統計品目番号も振り間違えてしまいます。

そうした間違いを起こさぬよう、扱うモノに対しては常に興味を持つ必要がありますし、蓄積された商品知識は通関士として仕事を続ける以上、永続的に役立てられるでしょう。

通関士に向いている人・適性・必要なスキル

通関士のキャリアプラン・キャリアパス

いくら資格を保有していても実務経験がなければ戦力にはなりませんので、とにかく経験を積むのが一番の近道といえます。

会社によって教育制度は違いますが、制度が整備されている場合はしっかり併用しましょう。

経験がない場合、輸出業務を行うのが一般的なようで、ある程度経験を積んだ後に複雑な関税手続きのある輸入業務を行うようです。

そうした実務をおおむね3~4年繰り返し行うことで、一人前の通関士として業務を任せられるといわれています。

通関士のキャリアパスとして考えられるのは、実績と能力が認められ管理職への昇進でしょう。

ほかには通関士の経験を生かし他業種への転職等が考えられます。

通関士としてメーカーや商社に勤められますし、貿易業務の要として重宝されるかもしれません

また、通関のプロとして営業や経営企画などでもその経験や知識は生かせるため、異業種でも活躍できる場は広がるでしょう。

通関士を目指せる年齢は?

繰り返しになりますが通関士資格の受験資格に年齢制限はありません。

そのため通関関連の仕事に就いた後に通関士を目指す人も珍しくなく、通関業務に携わっている社会人の方が理解度が高く、勉強もスムーズに進むかもしれません。

そうした背景もあり、通関業者で通関業務や通関事務を行った実務経験が5年以上ある人は一部の科目免除があります。

通関士は女性でもなれる?

学歴、年齢、性別、国籍に関係なく通関士資格は取得できるため、当然女性でもなれます。

近年は女性の通関士も多く活躍しているようで、第53回(2019年実施)の通信士試験合格者878人の内訳は男性496人、女性382人という結果になっており、女性比率も決して低いものではありません。

通関業者以外にも商社やメーカーなど、貿易を行う会社も職場となり得るため女性通関士が活躍する機会も多いでしょう。

参考:通関士に関するデータ

通関業従業者数(通関士)

通関業の従業者数は貿易量の増加とともに年々増えてきています。2019年4月時点における通関業従業者数は全体で15,971人。そのうち8,216人が通関士として働いています。

通関業従業者数(通関士)の推移_令1

出所:財務省 2019年4月

税関別通関業従業者数

税関別通関業従業者数(通関士)_令1

出所:財務省 2019年4月

通関士を目指すなら転職エージェントに相談してみよう

未経験や中途で通関士を目指す場合には、転職エージェントに登録しておくのもおすすめです。

転職アドバイザーから、業界情報を聞くことができたり、通関士の「非公開求人」の情報を得ることができます。

まだ転職するか迷っている、そもそも通関士が自分に合っているか不安という段階でも、専門家のアドバイスを聞くことでキャリア選択の幅を広げることができます。

リクルートエージェントは、転職エージェントの中で最も求人数が多く、転職実績もNo.1となっているので、まず登録しておきたいエージェントです。

また、20代の方や第二新卒の方は「マイナビジョブ20s」に登録してみるとよいでしょう。

20代を積極採用している企業の案件が多く、専任キャリアアドバイザーによる個別キャリアカウンセリングを受けることができます。

なお、対応エリアは「一都三県・愛知・岐阜・三重・大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀」となります。

どちらも登録・利用はすべて無料なので、ぜひ両方とも登録して気軽に相談してみてください。

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