哲学者に向いている人、適性

当たり前を当たり前と思わない

たとえば「私はなぜここにいるのか」といったような誰も気に留めないような事象に疑問を持ち、深く思考できることは哲学者として大切な資質であるといえます。

このような事象は「当たり前だ」「考えても意味がない」と切り捨ててしまえばそれまでです。

しかし、それを良しとせず、探究し続けることで新たな概念が生まれ、それが後世には常識と言われることもあります。

その偉業を成し遂げうることが哲学者の醍醐味の一つです。

周囲に流されず孤独を愛する

前述のように他者とは異なるものの見方ができるかどうかが哲学者にとって大切になってきますが、これは時として周囲からの孤立を招きます。

また、あるものごとについて自分以外の全員がAであると考える中、たった一人でBであると主張しなければならない場面も出てきます。

このような状況でも自分の哲学を貫こうとする強い信念のある人こそ哲学者たりうるといえるでしょう。

あらゆる角度から物事を見る

新たな世界観を構築するには新たなものの見方が必要不可欠です。

一つの物事に対して何通りもの見方ができることは哲学者のみならず研究者に共通する適性であるといえます。

とくに研究対象を深く探究する学問分野である哲学においては多角的な視点があって初めて研究が成り立つといっても過言ではありません。

人間に対して妥協できない思いを持っている

哲学者の思考の先に広がる新しいものの見方は人間として生きていく上で指標となったり、助けとなったりしうるものです。

したがって、哲学者は常に人間についての理想を思い描いていることが大切です。

その理想と現実との矛盾に悩み、自己内部との矛盾にも悩みながら思考を止めない強さを持ち合わせていることが肝要であるといえるでしょう。