ピアニストに向いている人・適性

ピアニストとして活動するには、毎日何時間でも弾いていられるほど、ピアノが好きであることは大前提です。加えて、手の大きさなどの身体的な適性もあります。

何よりもピアノが好きであること

プロのピアニストの仕事は、その多くが練習であるといっても過言ではありません。暇さえあればピアノを弾いている、というピアニストもいます。

そうでなければ、まず音大受験の過酷なレッスンの時点で、挫折してしまうでしょう。

また、ピアノで食べていくのは、一部の成功者を除いて、楽ではないのが現実です。それでもピアノに携わっていたい、と思える強い気持ちこそが、何よりの適性といえます。

もちろん、長時間の練習に耐えられる忍耐力や、集中力も求められるでしょう。

手の大きさ・指の開き

クラシックのピアノ曲の中には、リストやラフマニノフの作品など、手が大きくないと演奏が困難なものがあります。

正確には、「指の開き」が重要です。親指と小指を広げた状態で、どれくらいの音程を押せるかが問われます。

肩や腕にかかってくる負担や、曲のレパートリーなどを考えると、手が大きいほうが有利なのは確かです。

しかし実際は、技術でカバーできることも多く、手の小さいピアニストも活躍しています。

また、毎日のストレッチによって、指の開きもある程度は柔軟になるようです。

環境的なもの

ピアノに限らず、楽器(おもにクラシック)は、小さいころから慣れ親しんでいることが重要です。そこが、ほかの多くの職業と異なる部分でもあります。

そのためには、周囲のバックアップや、気兼ねなく練習できる環境が必須といえます。

家にグランドピアノを置けることや、レッスンを継続できる経済的な状況など、本人の才能とは別にさまざまな条件が関わってきます。

適性ではありませんが、大舞台で活躍するピアニストを目指すなら、こういった要素も関係してくるのは事実です。