ピアニストの給料・年収

ピアニストの平均年収・給料

ピアニストの収入はどれくらい?

世界規模で活躍する一流ピアニストであれば、年収が2,000万円を超える人もいます。

ただし、中には100万円を下回る年収で生活を余儀なくされている人も多くいます。

大学を卒業してピアニストとして独り立ちした直後は、なかなかピアニストとしての仕事もスムーズに見つけられないこともあります。

駆け出しの頃はピアニストとしての収入はほとんどなく、アルバイトで生計を立てていたという人もたくさんいます。

ピアニストの収入の種類

ピアニストとして収入を得るためには、いくつかの方法があります。

たとえばコンサートや演奏会の出演料、レストランやラウンジ、結婚式場で演奏した場合の演奏料、ピアノ講師としてのレッスン料などが一般的です。

コンサートの出演料

コンサートでの演奏に対しどの程度受け取ることができるのかは、ピアニスト個人の資質や、コンサートの種類によって大きく異なります。

一般的なピアニストでは、一回につき約10万円程度というケースが多いようです。

単独でリサイタルを開いたり、協奏曲のソリストをつとめるような名の知れたピアニストでは、一回の出演料が100万円を越えることもあります。

しかし、これらは本当にごく一部の人たちです。

まして、コンサートの出演だけで1000万を越える年収を得ることができるのは、世界的にも一握りと言わざるを得ません。

ピアノ講師としての収入

多くのピアニストは、講師としての副業からも収入を得ています。

生徒一人あたりの一般的な月謝は、5,000円〜15,000円くらいで、先生によってまちまちです。

音大受験の生徒を指導できるような講師なら、1時間に10,000円以上となることが一般的です。

有名な講師であれば、レッスン料は1時間に20,000円を越えることもあります。

個人宅でピアノ教室を開いたり、楽器店のスクールで教える場合なども、給与はそれぞれです。

スクールに登録して教える場合にも、指導技能や教えるクラスにより収入額は変動します。

一般的には、フルタイムの出勤で月給10万円〜25万円ほどとなることが多いようです。

その他の仕事

結婚式の披露宴などでピアノを演奏する仕事では、一回の出演につき10,000円〜30,000円程度のギャラが多いようです。

派遣会社に登録している場合などは、そこからマージンを差し引かれた金額を受け取ることになります。

ラウンジやレストランなどでの演奏は、一晩3回ほどのステージで、約10,000円くらいが相場ですが、お店や演奏者によってはこの限りではありません。

スタジオミュージシャンの場合、実力によって収入は大きく変わります。

フリーランスの場合の多くが時給制で、8,000円〜20,000円くらいが一般的です。

もちろん、腕の良いミュージシャンの場合は、さらに時給が高くなります。

レコード会社や芸能プロダクションに所属している場合は、月額の固定給というケースもあります。

ピアニストの給料・年収の特徴

基本は個人事業主

一部のケースを除き、基本的にはピアニストは個人事業主として働くことになります。

会社員であれば会社から与えられる仕事をしっかりとこなすことで毎月決まった給料を得ることができますが、ピアニストの場合はそうではありません。

収入源となる仕事は、自分で見つける必要があります。

ピアニストとしてデビュー後しばらくは、定期的な仕事もなかなかなく、大変な時期が続くかもしれません。

しかし、経験や実績を積み重ねていくことで、人とのつながりができたり、仕事の見つけ方がわかってきたりと、少しずつ軌道に乗っていくことでしょう。

月によって収入に変動があることも多い

ピアニストの仕事は、定期的なものばかりとは限りません。

むしろ、不定期で変動するものの方が多いということすらできます。

例えば、ある月は演奏会の仕事やレストランでの演奏の依頼をたくさん受けることができ収入が多かったけれど、次の月はたまたま依頼がほとんどなく、収入も少なかった、ということもあります。

ピアノ講師の場合も、担当していた生徒さんが突然辞めてしまい、翌月から収入が大幅に減ってしまうということもあります。

良い月もそうでない月もあるという前提において、長い目で見た生活計画を立てることが大切です。

ピアニストに福利厚生はある?

一部のケースを除き、ピアニストとして活躍している人材は、企業雇用ではなく個人事業主として活躍している人がほとんどです。

そのため、一般的なサラリーマンにあるような福利厚生は望めないケースがほとんどでしょう。

大手音楽教室の一部では、登録しているピアノ講師が利用できる共済組合や福利厚生が存在している会社もあるようです。

その場合、条件を満たせば各種給付金や保養施設の利用などが可能となることがあります。

ピアニストが収入を上げるためには?

ピアニストとしての収入を上げるためには、(1)仕事の量を増やす(2)単価を上げるという二通りの考え方があります。

仕事の量を増やすためには、できるだけ多くの依頼を受けることができるよう、たくさんの派遣会社に登録したり、個人的な人脈を広げることが必要です。

一度演奏した店舗にまた呼んでもらえるよう営業を続けたり、知り合いを紹介してもらうなどの努力をしている人も多いようです。

一方単価を上げるためには、たくさんの演奏を行い、実績を積み上げることが大切です。

実際の演奏での実績や高い評価を得ることができれば、それをもとに少しずつ希望の単価に近づけることが可能になります。

いずれの場合にも、それだけの価値があると判断されるような演奏ができることが大前提です。

そのため、ピアニストになった後も練習を欠かさず、技術を磨き続けることが大切と言えます。