ドッグトレーナーへの転職・未経験からなるには

ドッグトレーナーへの転職状況は?

他業種から転職してドッグトレーナーになることは可能であり、実際に、多くの転職事例があります。

むしろ、ほかのしつけ教室の方針に染まっていない真っさらな状態の「未経験者」を好む企業も多いようです。

ドッグトレーナーの求人を出す企業のなかでも「ペットホテル」「犬と泊まれる宿」「ドッグラン」「ドッグカフェ」などは、社会人経験や接客経験を生かすことができるため、未経験の求人も見られます。

ただし、そもそもドッグトレーナーの求人数はさほど多くなく、とくに正社員として未経験が採用されるのは簡単ではありません。

加えて、そこまで高収入が得られる仕事とはいえず、職場によっては労働時間が長い、手当がつかないなど、厳しい環境に不満を抱える人もいます。

独立して成功すれば大きな収入を得られる可能性はありますが、それまでには下積み期間が必要です。

ドッグトレーナーへの転職を考えるのならば、しばらくは転職前よりも不安定な生活を送ることになる覚悟をしたうえで、決断していく必要があるでしょう。

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ドッグトレーナーへの転職の志望動機で多いものは?

ドッグトレーナーへの転職の志望動機で多いものは、新卒者と同じく「犬が好き」ということです。

さらに下記の内容も、志望動機に多く挙げられます。

・犬を飼っていてしつけの重要性を感じ、多くの人に伝えたい
・困っている飼い主を助けることで社会貢献をしたい
・飼育放棄から犬を救いたい

「犬が好き」なことは大前提といえるため、さらに深掘りした理由が必要です。

具体的な経験やエピソードを加えることで、オリジナリティあふれる志望動機になります。

また「なぜこの企業・しつけ教室を選んだのか」「将来ドッグトレーナーとして実現したいこと」も大切なポイントとなるので、志望動機に組み込むとよいでしょう。

たとえば「御社の細かなレッスンメニューに魅力を感じ、志望しました。どんなトレーニングにも対応できるスキルを身につけて、1日も早く即戦力として活躍できることを目指しています。」など志望企業の研究や、独自のビジョンもアピールポイントになります。

ドッグトレーナーの志望動機と例文・面接で気をつけるべきことは?

未経験・社会人からドッグトレーナーになるには

異業種からドッグトレーナーへの転職を目指す場合、まずは動物の専門学校やスクールに通う人が多いようです。

ドッグトレーナーは特別な資格がなくても働けます。

しかし、犬の生態や行動に関する知識は必須となるため、学校などで一度はきちんと学んでおくべきでしょう。

また、空いた時間を使ってペットショップや動物病院などでアルバイトをし、実際に犬と触れ合う時間をつくるのもおすすめです。

企業への就職試験においても、学校で確かな基礎力を身につけていたり、動物関連の仕事を経験したことのある人が優遇されやすいようです。

さらにドッグトレーナーを目指す前に、情報収集することも大切です。

ドッグトレーナーという職業に憧れを抱いていても、自分の想像する姿と、仕事の実態が同じとは限りません。

多くの人が抱く「犬とコミュニケーションがとれて楽しそう」というイメージは、たしかにドッグトレーナーの仕事の一部分ではありますが、多種多様な犬のしつけをするのは想像以上に大変です。

自分のペットとして飼うのとは異なり、ただ可愛がるだけでは済まない部分がたくさんあります。

また、この仕事は飼い主とのコミュニケーションも不可欠であるため、人間関係を構築することが苦手な人には少々難しい仕事です。

まずはドッグトレーナーの仕事内容と役割についてしっかりと調べたうえで、本当に犬が好きなのか、犬と関わる仕事がしたいのか、今一度考えるところからはじめましょう。

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ドッグトレーナーへの転職に必要な資格・有利な資格

ドッグトレーナーになるのに必要な資格はありません。

しかし、資格を持っていれば必要な知識を勉強してきた証拠にもなり、就職で優遇されるだけでなく、お客さまからの信頼にもつながることがあります。

ここでは、ドッグトレーナー業務に関連する民間資格の一例を紹介します。

ドッグトレーナーラインセンス

「日本ドッグトレーナー協会(JDTA)」認定の「ドッグトレーナーラインセンス」は、ペットのしつけができるスキルを証明するものです。

オンライン講座を受講した上で、スクーリングを受け、認定試験を受けることができます。

期間は最短3ヵ月かかり、受講料は145,000円(税抜)です。

日本ドッグトレーナー協会 ドッグトレーナーライセンス

愛玩動物飼養管理士

「日本愛玩動物協会」認定の「愛玩動物飼養管理士」は、動物取扱責任者の資格要件の一つとして国が認めているほど、ペット業界でも信頼性の高いといわれています。

ペットのしつけや管理方法を学ぶのに6ヶ月以上の期間が必要で、スクーリングと課題提出後に認定試験があります。

費用は2級は35,000円(受講受験料30,000円+認定登録料5,000円)、1級は52,000円(受講受験料32,000円+認定登録料20,000円)です。

日本愛玩動物協会 愛玩動物飼養管理士
ドッグトレーナーを目指す人におすすめの資格は?

ドッグトレーナーへの転職に役立つ職務経験は?

ドッグトレーナーへの転職に役立つ職務経験は、「社会人経験」や「接客経験」です。

犬と関わるだけでなく、飼い主とのコミュニケーションが何よりも必要な仕事なので、一般的なマナーや常識も求められます。

飼い主から困っていることをヒアリングしたり、どこまでをしつけのゴールにするかをすり合わせたることもドッグトレーナーが行うため、コミュニケーション能力が高い人ほどよい仕事ができるでしょう。

これまでの職務経験のなかでも、とくにコミュニケーション力をアピールできるエピソードを考えてみるとよいでしょう。

もちろんペット業界での勤務経験があれば、そちらも大きな強みになります。

また、「犬を飼ったことがある」という経験も、お客さまの視点がわかるという点で強みになります。

ドッグトレーナーへの転職面接で気をつけるべきことは?

転職面接で気をつけることは、ただ「犬が好き」な気持ちだけではなく、その会社に入ってどのようなドッグトレーナーになりたいのかを具体的に伝えることです。

その会社だからこそできることや、トレーナーとして成長した先のビジョンなどを、簡潔に伝えるとよいでしょう。

オリジナリティのある志望動機であればあるほど、ほかの応募者と差別化でき、大きなアピールにつながります。

またドッグトレーナーという仕事柄、飼い主との対応能力はあるのか、ほかのスタッフとうまくやっていけるのかなどの「コミュニケーション力」も重要です。

面接中のマナーや言葉遣い、表情などもよく見られているため、入室から退室まで姿勢や所作などにも配慮できるとよいでしょう。

受け答えのときは相手の目を見て、笑顔で好印象に答えられるように練習しておくと安心です。

服装も清潔感のある身だしなみを心がけ、第一印象をよくしておきましょう。

ドッグトレーナーに転職可能な年齢は何歳くらいまで?

ドッグトレーナーは何歳からでも目指すことができます。

子どもの頃から犬が好きで「絶対にドッグトレーナーになるんだ!」という一心で、学校を出てすぐにこの仕事に就く人がいる一方、別の職業から転職をする人もいます。

ドッグトレーナーはそこまで年齢が問われる仕事ではないため、スクールや専門学校でも学校によって年齢層は異なりますが、20~60代まで幅広い年代の方が通っている学校もあります。

応募する職場によっては「60歳まで」など年齢の制限が設けられていることもありますが、「不問」の会社も多いです。

体力が必要な仕事ではありますが、情熱さえ持てれば、何歳からでも目指すのは遅くないといえます。

未経験からドッグトレーナーの転職での志望動機

未経験からドッグトレーナーの転職での志望動機は、「コミュニケーション力」に注力して考えるとよいでしょう。

これまでの社会人経験などを通じて、お客さまに働きかけたことで評価されたことや、チームワークを生かして達成できたことなど、何かしらのエピソードがあるはずです。

「コミュニケーション力+企業独自の特色+自分が実現したいこと」を書くと、未経験でも強い意思が伝わる志望動機になります。