コンサルタントに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

コンサルタントに向いている性格・適性

成長意欲の高い人

コンサルタントは、案件ごとにさまざまな業界・企業と深く関わることのできる仕事です。

これまでまったく触れてこなかった分野に関わったり、ときには「国」という枠組みを越えて問題解決にあたっていくような大きなプロジェクトに携わることもあります。

仕事を通して成長できる場面は多く、成長意欲や向上心の高い人にとっては非常にやりがいのある仕事です。

相手の気持ちに寄り添える人

コンサルタントの存在はクライアントにとって、将来を大きく左右するような大切な経営方針を決める、唯一無二のパートナーです。

そのため、相手の気持ちに寄り添って顧客と強い信頼関係を築けるコンサルタントでなければ、クライアントも安心して仕事を任せることができないでしょう。

一方的に改善案を伝えるのではなく、「クライアントが今どんな不安を感じているのか」「どのような未来を描いているのか」などを丁寧に聞き出し、課題を共有したうえで改善策を提案することが大切です。

ストレス耐性がある人

コンサルタントの仕事は時間的な制約があったり、ときにはクライアントとの摩擦があったりと、ストレスを感じる場面も多い仕事だといえます。

思いどおりに仕事が進まないことも多く、帰りが終電間近になってしまう日々が続いてしまうこともあります。

ある程度の「ストレス耐性」を持っていなければ、コンサルタントの仕事をこなしていくことは難しいといえるでしょう。

コンサルタントになるには? 必要な学歴は?

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コンサルタントに必要なスキル・能力

問題分析力

コンサルタントがクライアントの経営状態を分析する際には、財務状況や企業体質を細かくチェックし、「クライアントが今どんなリスクを抱えているのか」を洗い出さなければいけません。

そのため、さまざまなデータのなかからクライアントの抱える課題を見つけ出す「問題分析力」が必須です。

数字を扱う場面も多いため、こういった細かい分析が苦手な人には向いていないかもしれません。

論理的思考力

コンサルタントはクライアントの課題に対する解決策について、筋道を立てて考えていくことが大切です。

たくさんのデータをもとに情報を整理したうえで、その解決策を「直感」ではなく、客観的かつ論理的に提示する必要があります。

日頃から「物事を論理的にとらえることができる人」が能力を発揮しやすい業界です。

コミュニケーション能力

コンサルタントは「問題分析力」や「論理的思考力」に加えて、「コミュニケーション能力」も必要な仕事となります。

まずは相手の悩みをしっかりと聞き出すことができなければ、クライアントの抱える課題を明確に特定することができません。

そして最終的には、課題に対する解決策をクライアントが納得する形でわかりやすく伝える必要があり、その際にも高いコミュニケーション能力が求められます。

コンサルタントに向いていないのはどんな人?

コンサルタントは、クライアントからの依頼に応じて財務分析や業界の動向調査などをおこなう仕事ですが、「データ分析が得意」ということだけでは務まらない職業です。

クライアントのもとへ足を運び、丁寧なヒアリングやコミュニケーションができなければクライアントからの信頼を得られず、その後の仕事がスムーズに進まないこともあるでしょう。

「問題解決のためのデータ分析だけをやっていたい」という人には向いていない職業です。

また、クライアントとなる企業や団体は案件ごとで大きく異なり、自分が詳しくない分野を担当することになれば一から勉強していく姿勢が求められます。

「新しいことを学ぶのが苦手」という人も、コンサルタントとして働き続けるのは難しいかもしれません。