コンサルタントの需要・現状と将来性

コンサルタントの需要と現状

もともとは海外で始まった職業

「コンサルタント」という職業は、もともとは海外で始まった文化であり、昔の日本にはそういった名称の職業はありませんでした。

「社内で起きている問題は社内の人間で解決する」という考え方が基本で、経営戦略や企画立案など、今後の企業の方向性を決める問題を「外部の人間に託す」という発想そのものがなかったのです。

しかし、1980年代に入るとバブルの影響で日本が経済的に成熟してきたこともあり、国内においても少しずつコンサルタント企業が増えてきました。

そして現在では外資系企業から日本の企業まで、実にさまざまな企業がコンサルタント業をおこなっています。

就職活動をおこなう学生にとっても憧れの職業の一つとなっており、毎年優秀な学生が内定争いを繰り広げている業界です。

現在はあらゆる分野にコンサルタントが存在

現在、あらゆる分野にコンサルタントが存在しています。

代表的なものでは「経営コンサルタント」や「ITコンサルタント」が挙げられますが、それ以外にも「建設コンサルタント」「PRコンサルタント」「イベントコンサルタント」など、さまざまな専門領域を持ったコンサルタントが現れています。

なかには「ホテル・旅館に特化したコンサルティング会社」など、ある分野に特化して専門性を発揮するコンサルタント企業もあるほどです。

このように、一つの分野に専門性を特化させることでより深い悩みや問題に対処していくことが可能となるため、クライアントにとっては非常に心強い存在だといえるでしょう。

コンサルタントの将来性

近年ではインターネットの著しい発展や「AI(人工知能)」の登場などにより、単純作業を人間がやる必要がどんどんなくなってきています。

たとえば、コンサルタントの仕事のなかでも財務分析などの「各種データ分析」については、今後長い目で見ればAIに取って代わられる可能性も考えられます。

そのため、こういったIT技術を「自分たちのツールの一つ」として活用し、クライアントに対してさらに高度な提案ができるコンサルタントが今後は求められるといえるでしょう。

専門とする分野の知識・経験はもちろん、新しい技術を使いこなすスキルも同時に身につけていくことで、コンサルタントとしての価値をさらに高めていくことが可能です。

コンサルタントの今後の活躍の場

グローバル化が加速する現代社会においては、「海外進出」に踏み出す企業も多くなっています。

しかしながら、海外進出を果たすうえで企業が解決しなければならない課題は山積みとなっており、コンサルタントの使命もたくさん残っている状況です。

たとえば、「海外企業との合併や買収」「海外をターゲットにした新商品や新事業の開発」「現地法人の設立」「海外人材の起用」など、海外参入を実現させるためには数々のハードルをクリアしなければいけません。

競争力に欠ける中小企業の場合であれば、海外進出の前に「雇用システムの見直し」や「経営の立て直し」など、根本的な部分から取り組まなければいけない場合もあります。

コンサルタントの持つ専門的な知識やスキルを生かすことで、グローバル展開へのノウハウが乏しい国内企業を支えていく役割が今後さらに求められるようになるでしょう。